悲劇のひとじゃけん

By 不明 - 東京大学史料編纂所, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=52127112

　歴史好きのひとも、そうでないひとも、清洲会議は知っとるじゃろう。

本能寺の変のあと、だれを織田の殿さまにするか家臣が争ったアレじゃ。

信長とともに嫡男信忠が亡くなったんで、次男信雄、三男信孝のどっちにするかーともめとるときに〜、


By 投稿者がファイル作成 - ブレイズマン (talk) 07:54, 4 October 2010 (UTC), パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11681011

うんにゃ、信忠さまの子の三法師さまがいいけん！、

と、３さいのちびっこを連れて秀吉が現れたけん。

とー、この三法師さまが歴史上で知られとるのはココだけじゃけん。

このちびっこのその後がなかなか語られるコトがなくて、ちょっとウィキペディアを開いてみたけん。

元服した名前は織田秀信、どーゆーワケか秀吉に使えるイチ大名となっとるけん。

そして、キリシタン大名として洗礼名ペトロを名乗るけん。

岐阜城主として関ヶ原じゃあ西軍につくんじゃが、ぼろ負け……。

高野山に送られるんじゃが……、

なにしろキリシタンなうえに、じーさんは仏敵信長じゃけん。

高野山からも追い出されて、わずか２６さいで亡くなったそうじゃ……。

戦国時代っちうと、イケメンの武将がカッコよう活躍するイメージが蔓延っとるんじゃが、こーゆー悲劇のひとも忘れたらいかんけん。