アイデンティティーあるけん

　こないだの記事の後、ＯＥＭってなんじゃいと質問を受けたけん。

ひとつの工業製品を別のメーカーでも販売するコトで、家電やＰＣなんかでようあるハナシじゃけん。

開発コストをかけんでいいとか、販売店をふやせるとか、企業としてのメリットは大きいけん。

ん～、そんなコトはわかっとるぅ？。

モンダイはそれがなんでいかんのかっちうコトじゃな！。

たとえばわしが使うてるマッキントッシュ。

’９０年代にはいろんなメーカーでライセンスされて、共通のマザーボードが出回ったけん。

おかげでそれまでコンピューターのフェラーリと呼ばれとったマックが～、ＶＷくらいまで大衆化したけん。

でも、それがブランドイメージを低下させてしもうたのも事実じゃけん。

ダイジなんはメーカーとしてのアイデンティティーじゃけん！。

そーゆーイミで、ＯＥＭ製品を扱うとる企業ちうのはそれを放棄しとるというワケじゃ。

でも、ＯＥＭを選ぶ消費者にもモンダイあるじゃろう。

それが分かりやすいんがクルマっちうワケじゃ。

Ｄ社のクルマにＴ社のバッジつけとるクルマに堂々と乗っとるひとは、どーゆー基準でクルマを選んどるのじゃろうか……。

Ｔのマークがついとれば中身はなんでもエライと思うとるようで、見とるだけで恥ずかしうなるけん……。