今日は大人しくしていようと思ったけど、
昨晩の作業が進んでいたし、せっかくの休みがもったいなかったので、
今日はかねてから行ってみたいと思っていた北のアルプ美術館へ。
山の文芸雑誌「アルプ」が残してきたものを次の世までも伝えたい、という思いでオープンされた私設美術館です。
早く目が覚めて2度寝しようと思いつつ、
今日は何をしよう、と考えていた時に急に行くことに決めました。
それなのにウトウト眠ってしまっていつもより遅い時間に起きてしまいました。
昨日買ったドーナツとバナナとコーヒーをかっこんで、
目が覚めてから1時間もしないうちに出発しようとしたら、
いつもはしない無茶な朝食のメニューにお腹がびっくりしてお腹が壊れました。
ガソリン入れたりトイレに行ったりして予定より30分ほど遅れて出発。
北のアルプ美術館がある斜里町ははじめて行く場所で、
いろんな人に道順を尋ねていたのに、
あまりにも急に決めたもので、もう、ナビに任せちゃおうと勢いで出発しました。
わたしはもういいだろう、ってくらいに準備をするタイプなので、
こんな風に勢いで動くことは滅多にありません。
ナビによると76キロくらい、とのことで、1時間とちょっとで着くな、とだけ頭に入れて車を走らせていたら、
なぜかナビはマイナーな道ばかり走らせようとします。
そして、メジャーな道になったな、と思ったら今度は残雪がどんどん増えてきて、
これはもしかして峠越えをさせられるのか?とビクビクし始めました。
冬タイヤだったからよかったけど、残雪の多さにビビりました。
そしてようやく到着。
展示物を独り占めさせてもらい、更にはコーヒーまでご馳走になりました。
復元された串田孫一さんの仕事部屋と山にまつわる随筆が良かった。
畦地梅太郎さんや串田孫一さん大谷一良さんのポストカードを購入して美術館をあとにしました。
行きも帰りもコンくん(キツネ)や鶴に出くわしたし、雪解け水で増水して勢いよく流れていく川が清々しかった。
途中、巨大なアーチが左右に出現して、びっくりし、写真を撮ろうかと思いつつ、
なんとなく止まっちゃいけないんじゃないかという気になって素通りして帰ってきてから、
姉にそのことを話したら、あんたがそっちのルートで行くんだったら、
それはまずい場所だから写真は撮っちゃダメって話したのに、と言われました。
どうやらそんな訳はないのに汽笛が聞こえるとかいう話が昔からあるそうです。
だからそこで車を止めたことはないらしいです。
し、知らなかった。っていうか、なぜ家族の中で私だけ知らないんだろう。生まれてなかった?
とにかく、車を止めて写真を撮らなくて良かった。
でも、そのアーチ、巨大で異様な雰囲気を醸し出していました。
今日は美術館もそうだけど、
近づいていく山々とか、川の流れとか、残雪とかの自然がとても良かったです。
運転しているからよくは見られなかったけれど。