福田元美のブログ

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おとーさんのいちごの分け方

2017年03月25日 | あの日のおとーさん
いちごを食べるたび、この話題が出てくる。
おとーさんは思いやりがあって、人にものをあげるのが好きで(私の机に置いておいた大事なお菓子も人にあげてしまう)、孫に巨峰の皮と種を取ってやるという優しいひとで(というか、お節介というか)、いちごを食べるときはちょっとルールが変わります。
いちごが7個あるとしたら、夢中になって4個食べます。
そして5個目の時に1個を私の前に、もう1つをお母さん前に置き(テーブルに直に)
お前たちは一個ずつな、といって残りの1個を自分で食べます。
食い意地がはってるわけでもなく、人のことを考えていないわけでもなく、
割り算が出来ないわけではありませんが(苦手だけど)
いちごの時は分配の計算が出来くなるようです。
これが例えば大量にあった場合は、3ぶんの2くらい食べた頃にはっとしたように残りはお前たちな、と言います。(いちごだけじゃなくさくらんぼとかもあります)
3個しかない時は、全部食べちゃいます。(全部食べるぞ、と宣言して)
おとーさんはごはんを食べるのが早いので、果物タイムの時にはまだ私たちがごはんを食べているから、1人で果物タイムに突入してしまうのだけど、食べ出すとどうしても我を忘れてしまうみたいです。
でも、リンゴを切り分ける時は器用に3等分できるのです。
(皮をむいた後のリンゴを触りまくって頑張って切り分けるんです(笑)うちのおねいちゃんは嫌だって言ってましたが、私と母は毎朝黙って食べてました)
いちごを食べる時、おとーさんの理不尽な分配ルールを思い出します。
(仏壇にお供えした果物がすぐ美味しくなくなるのはこのせいなのかなぁ。)