午後のティータイム

こんにちは♪momoronです。
オバサンの自覚のないオバサンの日記です。

旅立つ朝

2006-03-29 10:28:34 | 鎌倉
ずっと母と私の間で寝ていたロン。夜中1時頃から息づかいが荒くなり呼び掛けにもモウロウとしている様子だった。時々フーッとため息のようなものをはく。涙がとまらなくなってくる。前足を握り頭をなでてやる。「ロン!ロン!」耳元で呼び掛ける。・・・

3時間あまり経った4時20分にロンは息を引きとった。とうとうお別れのときを迎えてしまった。悲しかった。あっけなかった。ロンが赤ちゃんでこの家に来たときからの色々な事、楽しかった事が走馬灯のように頭に浮かぶ。
「ありがとうロン!楽しかったね!いいこだったね!沢山歩いたね、好きな山もいっぱい行ったね。いたずらもいっぱいしたね。みんな思い出。ありがとうね」
夜まだ穏やかだった時、「ワォーン」と首をあげて何回か吠えた。もう暫く吠えていなかったのに。あれはみんなにサヨナラを言ったんだね。
そして、ロンが息を引き取る少し前からロンの大嫌いだった雷がゴロゴロと鳴りだして・・・。4回目に物凄い大きい音の雷が鳴った直後だった、小さくのびをして激しかった鼓動と息づかいがスーッと止まり、口を何回か開けて、山を登るように足を数回動かした。最期の瞬間だった。雷さんがロンを連れていってくれた。ロンは雷さんの子供になっちゃったのかな。

土曜日に逝ってもおかしくなかったのに私が来るまで待ってた、と母と義妹が言った。本当にそうだった。12時間一緒にいれてよかった。会えてよかった。

朝までずっと一緒に寝ていた。いつまでもロンの体は温かかった。今私の前で眠るように子犬の時のような顔でロンは横になっている。

今日はロンの旅立ちの日。
このブログで励ましのお言葉たくさんもらってロンにも伝わってました。私も心強かったです。みなさん、ありがとう。本当にありがとう。