ふわり綴り

不安定なアッチの続き。気ままに気に止まったコトをメモメモ。

21世紀平成の金の卵たち

2008-10-02 14:50:50 | 後チェック記事メモ
中学生を派遣労働 警視庁、容疑の会社捜索(朝日新聞) - goo ニュース
公立高校での授業料が支払えずに、自主退学が増えている話や、
平成の大合併の後、公立校の統廃合で、
地方の方では、公共交通が早朝にはなくあまりの遠距離通学に、
仕方なく通信制の高校へ進学したりと、学びたくても学べない物理的な状況下、
これを事件と呼ぶのは、
僅かな理不尽さをおぼえた。

彼等をどのくらいの賃金で、労働対価を支払ったのか知りたくなった。

学校公認のバイトは、
学生だからという理不尽な理由により、平気で最低賃金を下回る不当な対価で、
若い彼等の労働力を搾取して行く。
(弟は新聞配達、自分は郵便局での賀状の仕分けと中学時代に許されたバイトをしたが、お互いにあの賃金は屈辱的だったね。と今でも、その口惜しさを思う)

単純な作業の集中力や、
肉体を行使する労働に関しては、
一般的に若い肉体や頭脳の方が、
飲み込みも早く労働量に対する疲れの回復も早く、
教える期間が少なくて、雇う側からすれば効率が良い。

しかし、中学生の労働が極限られた中でしか法で許されない故に起きるのは、
合法な労働対価のダンピング。

家庭や保護者世帯の困窮故に、
やりたいクラブ活動へ参加する時に必要な自己費用(馬鹿高い)を、
捻出するのは、並大抵の努力では貯まらない。
まして、世帯の可処分所得の急激な落ち込みや、
静かに静かに進んでいるリストラに巻き込まれた家庭では、
生きて行く為に、
自主的に働かざるを得ない子供たちが、増えているだろうなと思う。
それなのに、学生だからという理由で低賃金でしか働ける場所がなく、
労働出来る時間帯も短い中で、
もう少し稼ごうとしたら、違法な労働形態か、
ヘタすれば闇の世界へ無防備に飛び込む状態になる。

後悔だけで済む・・・そういう選択であれば幸いだと思う。

各大手プロバイダーの児童たちのサンプル写真をザッとみたが、
(もう閉鎖になっていると思うが)
この児童たちの親ぐらいのレベルで終わってくれていると良いのだが・・・
という嫌悪感の湧くアングラな世界を想像してしまう。

そして、自分の生活圏での都道府県別で見る
義務教育中の不登校児率の多さに、
新たな社会層が生まれてきているのでは無いかと、危惧する。

民主党や社民党のように、
「国が子供たちを育てる・・・」という不気味な言葉が、
その新たな層と嫌な融合をしなければ良いが。と、
「チャウシェスクの子供たち」の変形させた、
歪な独裁国家への敷石に使われそうな白昼夢を見る。

まあ自公政権のままなら、アングラな世界での児童売買春が、
米国のトレーラハウスで問題化している状態や、
行政が見捨てた学区での地域問題へと拍車をかけて進展して行くだけだろうし、
その兆候は、もう進学形態の変化をみれば、
現れている。

モンスターを作り出しているのは、
政治や、それに過剰適応してしまった社会と、
無防備に浴び続けているノイズとの相乗効果だと考えている。

追記

最近、新聞社の拡張員がマジメに怖い。
不況期にあるので、お互い様と自分なりには丁寧な言葉でお断りしているのだが、
インターフォン越しに、乱暴な罵声に近い状態で一方的に大声で話し続ける。
普段、乱暴な言葉を耳にするのは、
映画やTVくらいな静かな日々を過ごしているので、
非日常がリアルに生活圏へと唐突に侵入される恐怖は、
なかなか馴れることが出来ない。

販売店は近所なので、ちょっと注意しようかと思ったのだが、
(あまりにも頻繁なので)
あっちこっち飛び回ってるこの地に縁もゆかりも無い人が、
はぐれ込んで来ただけだろうと思い直して電話する受話器を置いた。

だいたい全国紙だというのに、【MOTTAINAI】運動に社をあげて取り組むとか、
相反する欺瞞を、グッズまで作って読者に販売しようとするとか、
あまりにも読者を馬鹿にし過ぎだろうと怒りで、長年の購読を止めた。
(販売店の方には、大衆に広告する事で収益をあげているのが、マスメディアだというのに、それを自己否定するような矛盾について行けません。
【MOTTAINAI】運動を止めて、不況時に無駄遣い禁止の国家への清貧論を見直した時に、自分が没落してなかったら、また購読再開の連絡します。と伝えてある。)


確か訪問販売法とかの改正で、アポなしでの勧誘・営業行為は規制されたハズだった気がするのだが、また【社会の公器】として擦り抜けたのか。

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