ふわり綴り

不安定なアッチの続き。気ままに気に止まったコトをメモメモ。

言葉の力・・・それは、希望

2008-11-05 17:57:30 | 海外ニュースメモ
「Yes We Can」の大合唱 オバマ次期大統領、勝利演説 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース
膨大な資本の自由放任主義を政治の目的にすることの無謀さが、
世界中を不安定にさせ続け、
人々が使い安い手段にしか過ぎない金融という信用(共通の価値認識)という手段を、
(これらは実体経済活動の中で共に共存するためにあり、第一次・第二次という産業で人々が困窮し、労働階層を奴隷のように扱い富を偏在させる道具にさせるための第三次産業では無い)
空虚な錬金術として放置している愚を、
変革してくれる考えを示し、行動してくれるであろうオバマ大統領が誕生したことに、安堵し、緊張しまくっていたこの数年間で、
初めて政治のニュースに、【希望】を抱けた。

Yes We Can - Barack Obama Music Video


日本の政治家は、もう言葉で人々の心に希望や感動を抱かせるという才能やブレインが枯渇してしまったのだと、
マケイン議員の敗戦の弁を聞きながら、
選挙戦ではゲンナリしてしまった下品な戦い方や文言を、
まるですっかり洗い流すような高潔で、素晴らしいスピーチに、
【stand up!】と激励されているように感じた。
一つのアメリカという文言には、口惜しさを覚えたくらいだが、
涙が出てきた。

それを、また受け継ぐカタチで、
オバマ大統領の希望を抱かさせる言葉に、
また、涙が出てきた。

日本、韓国・北朝鮮、中国の東アジアに限らず、
ロシア、北欧、西洋、中東、アフリカ・・・あらゆる国々が、
今日の選挙に注目していたであろう。

富の再分配機能の復活を表明したオバマ氏を、
大統領として選んだアメリカという大国が、70年代以降放置してきた(州に任せていた)湾岸やダム、道路と労働者を必要としているモノが多くある。

そして、オバマ氏が日本に望むアメリカ車の輸入増は、販売代理店を日本に作ることだけでは解決しない問題がある。
国際競争w市場原理主義wと財政再建清算原理狂に、未だ固執妄想している政治家たちと実は一番利権の権化となっているマスメディアが、健全な内需へ変革させる心理を阻害させているので、いつまで経っても内需が疲弊したままになっている。

アメ車好きな人が居たとしても、
購入出来る人たちの消費意欲は、抑えられ、
また生存するのがやっとという購買力の薄い層しかいない。
例え、無料(ただ)でアメ車を作っていたとしても、
維持する金銭的余力がないのだ。多くの場合。

また、米の自由化も日本に求めているが、
環境問題を優先して考えるオバマ氏なら、理解出来ると思うが、
乾燥し、本来なら水稲米の土地に向かないアメリカの大地に無理矢理育てている環境負担や貴重な水資源の誤った使い方に、気付くはずである。

アメリカの大地に米を作ろうなどというプロジェクトを考えた商社マンの成功物語を何かで大昔に読んだ気がするが、
塩害や、湖の水量減少、水脈の変動を後にレポートされたのを読んで、
なんと罪深いことをしたのだろか。。と、カリフォルニアという地名を聞く度に想い出すのだ。

日本は、自民党と民主党がお互いの財源叩きばかりで、
個人消費回復やセーフティネット対策には無関心で、
この緊急時に有効な対策を出さないばかりか、
消費者増税の話しか、アナウンスしない。

ただでさえ、悲観的な個人主義で目立たないように生きることが、
良き人と調教されてきた多くの日本人に甘えた政治家と財界人たちは、
個人消費を抑制することにしか、【力】を使っていない。

現時点に来ても!

オバマ氏のスピーチが羨ましく感じてしまう。

個人的には、アメリカの民主党政権の方が好ましく感じるのは、
統一教会や銃に対する取り締まりが、強くなることぐらいか。

それにしても、産業革命の後に起こった労働者たちの怒りや、
その後の経済の衰退に反省し、
円滑な社会にするために、修正資本主義である基本の富の再配分という政府の機能を、【社会主義】と呼ばれることの違和感を真面目に考えてしまった。

アメリカでは、子供達に政治や経済について、
どう学ばせているのか気になった。

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