かりん暮らし

ヴィーガンでアニマルライツな起業家です。

見てて楽しい?動物の苦しみ

2008-02-06 14:35:35 | 地球のコト
久しぶりに地球のこと、更新します。

小さい頃の遠足と言えば動物園に行った思い出があると思います。
水族館という方もいらっしゃるでしょう。
今日は動物園や水族館の裏側をお話したいと思います。

元々動物園とは18世紀にウィーンやマドリッド、パリに
それぞれ自分たちの国の一番遠い植民地から珍しい動物を連れて帰ってみせる
お国自慢から生まれたものです。
子供たちの教育施設なんかではありません。

群れで行動する動物たちは、檻の中に1匹や2匹で入れられると
精神状態が悪くなったりします。
大きい動物、ぞうやきりん、カバ、サイなどは狭い運動場では満足できません。
少しの自由もなく、檻に閉じ込められ、動物たちは拘禁生活により
精神的におかしくなるのです。

だいたいの動物たちは、広いサバンナや海で生活をしていたのに
突然人間たちに捕まり、長い長い旅の果てに全く異なった気候の
狭い狭いコンクリートの檻の中に入れられるのです。

その間、ストレスや暑さで死んでしまう動物も少なくないのです。
近年は動物園の中で繁殖させ、全く自然を知らない“野生動物”が
生まれています。
でもその裏で、繁殖しすぎた動物たちを水に浸けて殺したり
実験動物として売ったりしているのです。

熊牧場では熊を見せて楽しませる他に、熊を食肉業者に卸したり
胆嚢を取って漢方薬にしたりしています。

サファリパークでは動物の隠れそうなところにわざと冷たい風を送る装置をおいて
みなさんの目に付くところにいさせます。


右に左に身体を揺らし、足をブラブラさせている象…
前後に動きながら、目もうつろなカバ…

あれは自然な姿なのでしょうか…


釣りという娯楽

2008-01-26 12:38:39 | 地球のコト
釣りは日本人にとっても、とても身近なものです。
水に囲まれた日本では、川や湖、沼、海、様々な場所で釣りが出来ます。
TV番組でも大きなマグロを釣り上げたり、何匹釣れるか競ったりしています。

“キャッチアンドリリース”
釣りをしない人でも聞いたことがあるはずです。
釣った魚を再び川や湖などに戻してあげる事です。
一見、魚には何の害も無く自然に優しい、マナーを守っている行為に思えます。

ですが、魚にとっては生死に係わる一大事なのです。
釣り上げられ、水の中に戻されても口の辺りに出来た傷に雑菌が入り、
結局は死んでしまったり、今や汚染された海や川の中を
ただでさえ住み続けるのは困難なのに、傷を負ってその厳しい中を
生きつづけていけるでしょうか?

魚類も哺乳類と同じように痛覚が発達していると言われています。
特に口の周りは神経が細かく通う、とても敏感な部分なのです。

魚たちは人間に釣り上げられる時、強烈な痛みを感じ暴れまわります。
それを私たちは“生きがいい”と言います。

解放されても魚たちは痛みに苦しんでいるのです。


想像してみてください…
口に刺さった釣り針。穴の開いた唇に全体重がかかるのです。
痛くは無いですか?

わたしの話は大げさだ。と思いますか?

あまりに残酷な娯楽

2008-01-23 10:39:09 | 地球のコト
今日はコメントでも言われていた、闘牛についてお話したいと思います。

命を賭けた人間と牛の格闘技“闘牛”の起源は
農作物の豊作を祝う儀式として始められたと言われています。
世界的に有名なのはスペインの“闘牛”ですが、
これにもやはりたくさんの問題があるようです…

“闘牛”は観客を呼べるエキサイティングなショーで、
より興奮させるために様々な事をします。

数日間暗い檻に閉じ込め、餌をあげず、ストレスをつのらせたり
薬品の投与などにより、視覚を奪い、不安にさせたりします。
そのように牛が自由になりたいという欲求を募らせたのち
いよいよショーが始まります

1人のマタドールと馬に乗り銛(もり)で牛を突いて怒らせる役目のピカドールが
2人出てきて、そしていよいよ牛が登場します
歓声が上がり、ピカドールが馬をあやつり、牛の肩に
何本もの銛を刺していきます。
銛が突き刺さったために牛の肩や首の筋肉が動かなくなり
牛は苦しさと痛みから逃れようとしますが、だんだんと弱っていくのです。

次に最期の仕上げをするマタドールが現れ
赤いケープを翻し、牛を挑発し、スタジアム内一杯に牛を走らせます。
牛は翻すケープに興奮して何度も突進するたびに急回転させられ
身体に突き刺さった銛は深く食い込み、体力を奪っていくのです。

銛の先の矢じりには逆鉤が付いているので一度突き刺せば
どんなに激しく動こうと外れません。
逆に暴れれば暴れるほど食い込んで出血が激しくなるのです。

そしていよいよクライマックスです
マタドールは弱りきった牛の心臓を狙うのですが一度で止めをさせないと
動かなくなるまでさらに何本もの銛が牛の身体に突き刺されます。

マタドールは倒した牛の耳と尻尾を切り取り
観客に投げ、得意げに会場を後にします。
ですが、この状態であってもまだ、牛は絶命していない事が多いそうです。

“闘牛”を見る人の90%は外国人観光客だといいます。
私たちが旅行会社などで何気なく予約する“オプション”のため
牛は無駄に戦い、殺されていくのです…

人間の娯楽のために

2008-01-20 14:04:17 | 地球のコト
今日からは人の娯楽のために動物がどんな目にあっているのか
お話したいと思います。

皆さんは旅行はお好きですか?
いろいろな国に行ってそこの土地の風景を楽しんだり
お料理を食べたり、文化を学んだりして、楽しみますよね.

アメリカのカウボーイたちの勇敢さを競うために始まった競技に
ロデオがあります.

暴れ馬に乗って振り落とされないように
必死にバランスをとっているカウボーイたち…
とてもエキサイティングなショーです
私もロデオは元来激しい気性を持った馬を使っているので
あのように暴れるのだと思っていました。

しかし、観客を楽しませるために様々なことが行われていると知り
愕然としました.


登場する事が予定されている馬は電流が流れている棒を
身体のあちこちに突き刺されたり
目やお尻の敏感な部分には皮膚が燃え上がるほどの痛い薬を
塗られたりするのです.
また、おなかや性器を革ひもできつく締める方法も使われ、
馬は革ひもを解こうとして暴れ始めます.
しかも暴れれば暴れるほど傷が深くなって苦しくなるように出来ているのです.

苦しさから逃れようと馬はますます狂ったように暴れつづけ
背骨が折れたり、肺に穴が開いたりして命を無くすこともあるといいます。

厩舎に繋がれた馬たちは、ロデオさえ無ければ味わう必要の無い苦しみを
人間達の手によって背負わされ、今か今かと震えながら
出番を待ちつづけてるだけなのです..


医学の発展?

2008-01-17 21:16:13 | 地球のコト
今日は前回に引き続き医学的動物実験のお話です

動物は種類によって、細胞から生理、遺伝、代謝、精神面まで
全てにおいて全く違う生き物です
動物実験から得られた結果がそのまま人間に当てはまる訳ではありません。

例えばエイズ研究の実験には主に猿が使われていますが
猿を使う理由には、エイズウイルスが、アフリカのミドリザルが
保有しているウイルスと良く似ているため、
猿からワクチンを作ることが出来るのではないか…と
考えられたためです。



けれども人間のエイズウイルスを注射しても
チンパンジーはエイズになりません。

人間が感染するのは、ヒト免疫不全ウイルスであり、
猿が感染するのは、サル免疫不全ウイルスだからです。

いろいろな実験で沢山の動物を使っても
全く成果の上がらない結果になることばかりです。
研究者たちは、たくさんの研究費用をもらうために
色々な実験をしているのです。

今は代替実験といって、ヒトの細胞や胎盤、皮膚などを使い
実験が出来るようになっています。
しかも、ラットや兎、サルを使うより
ずっと安く出来るのです。
早く全ての研究で動物を使わずに研究が出来ればいいと願ってやみません。

まだまだあるのですが、次回からは人間の楽しみによる動物の虐待を
お話したいと思います。

様々な実験

2008-01-12 16:14:04 | 地球のコト
前回に引き続き、医学的動物実験のお話です

脳に様々な実験(電気を通す、脳の一部を切り取るなど)を行う時には
実験対象となる動物を固定しなければなりません。
昔は木の棒を組み合わせたようなものに
ロープで縛り付けた簡単なもののようでしたが、
改良されるうちに素晴らしい装置が出来たようです

動物の眼球を取り出し、2本の金属の棒をその窪みに差し込み
口の中にも棒が入れられ、固定する事が出来る装置があります。

これは、猿の他に犬、猫、兎、ねずみなどにも使われ
動物が動かない(動けない)ので大変便利なもののようです。

他にも様々な実験に様々な動物たちが使われています。

例えば、ビーグル犬は個体差があまり無いので良く使われる犬種です

毛を剃り、毒物を塗ったり、足をハンマーやプレス機で潰したりして
ストレスの度合いを調べたりします。

火傷の研究にもビーグル犬はよく使われます。
まず全身の毛を剃り灯油を塗った皮膚に火を点けて燃やします
そして火傷部がケロイド状態になったら火を消し
傷の経過を観察したり、どれくらいの火傷状態で死に至るかと
いった事を調べるのです。


いかがですか?
人間の為なら仕方ないですか?
では次回も医学的動物実験についてお話したいと思います。

医学のためなら…

2008-01-10 19:52:30 | 地球のコト
今回からは医学的見地からの動物実験についてお話したいと思います。

一般的に医学の進歩のためには、動物実験が不可欠である。と言われています

本当にそうでしょうか?
でも、どんな実験が行われているか、具体的に知っている人は少ないと思われます

猿は人間に近いということで様々な実験が行われています。
心理的なテストも多く、“愛情”についてもたくさん行われているのですが
その中でアメリカのハロゥアンドスオミが開発した母猿のロボットを
使ったものがあります。

母猿のロボットといっても丸太の様な物に布が巻かれただけの粗末な物で
乳が出るように仕込まれています。
実験では生まれたばかりの子猿をロボットと一緒に檻に入れます。
子猿がロボットに抱きつくと突然ロボットの腹部から
空気が噴出し、それは檻の反対側まで吹き飛ぶほど高圧です
もちろん子猿は皮膚が剥けたり怪我をしたりしますが
それでも母猿のロボットの元へ戻ります。

次の段階では子猿が抱きつくとロボットは激しく振動し
しがみつく子猿を振り落としにかかります
それでも子猿はロボットの元へ戻ろうとします

こうして最後にロボットの腹部から勢いよく鋭利な凶器が飛び出し
抱きつく子猿を傷だらけにします。
母猿に傷つけられた子猿はそれでもなおロボットに戻っていくのです

“子猿は母猿を愛する”
という当たり前の結論を出すために、こんなくだらない実験が
何度も何度も繰り返されているのです

生まれたばかりの子猿のまぶたを縫いつけ、目が不自由な人たちの
心理状態を研究することも行われています。

志村動物園のパン君を見る限り、猿にも人間と同じように“心”と
いうものがあるように思いますが。

次回も“医学の進歩”についてお話しましょう

LD50という実験

2008-01-07 13:13:34 | 地球のコト
前回お話した毒性実験“ドレイズテスト”の他に
一般的な方法で使われるのに“LD50”というテストがあります

“LD50”は(Lethal dose 50%)の略で致死量の半分という意味です

このテストは普通14日の期間内に実験対象となっている動物の
半数が死ぬと、投与された毒の量がLD50の数値となります

もし、1週間でみんな死んでしまっても
2週間たって1匹も死ななくても実験は失敗、やり直しです

2週間目に半数の動物が死ぬ“毒の量”を求めるのが目的なので
達成されるまで“毒の量”を調節しながら何度でもやり直します

LD50では口紅をえんえんと食べさせたり歯磨き粉などの
一見毒性がないように思われるものもテストしたりします

他にも毛を剃ったマウスやウサギの皮膚に試験したい物質を塗って
紫外線を当てたり放射線を浴びせたり、時にはフライパンで焼いたりする実験もあります。

なんと無意味な実験でしょうか
こんな実験に毎日膨大な数の動物たちが使われ、殺されます
わたしには関係ない、とは言わないで下さい
あなたの使う化粧品や日用品は、動物たちの犠牲の上に作られているのですから
化粧品を買う時に“動物実験”をしていないメーカーから
お願いします。
そうすれば一日も早くこんな実験がなくなるのです




美しさの犠牲

2008-01-05 11:14:45 | 地球のコト
今日からは動物実験についてお話したいと思います

みなさんは動物実験というとどんなイメージが浮かびますか?

TVのニュースなどでよく“ラットの何何実験に”とか、
“マウスで実験したところ、~”とか、言われますね。
医学で使われるのもそうですが、私たちのもっと身近な商品のためにも
使われているのです。

今日はまずその中でも化粧品や日用品の毒性実験についてお話していきたいと
思います

あなたは今までどれだけの化粧品を買いましたか?
全部使い切ってますか?
普通は新製品が出るごとに飛びつき、今まで使っていたものは
そのまま。という感じでしょう
化粧水、乳液、クリーム、美容液、ファンデーション、アイシャドウ
口紅と、たくさんの種類があふれ、美しくなりたい。という女心をくすぐります

TVではきれいな女優さんやカリスマモデルを使って
新しいシャンプーや化粧品のコマーシャルを流し購買意欲を掻き立てます

ほとんどのメーカーでそれら新しいものを作る時
動物実験をしているのです

有名な実験の一つに“ドレイズテスト”というものがあります
アメリカのドレイズという人が考えたものです

うさぎを1匹ずつ固定された首だけ出る箱に入れます
そして目の中に検査したい液や、粉末を入れ、まぶたの変化をみます
うさぎは涙を流さないので、その特徴をいかして使われます
まぶたがどれくらい腫れるか、目の周りがどのように異常に変化するか
そして眼球がどのように溶けていくのか、
その反応によって毒性を計るのです

化粧品だけでなく住宅用洗剤(バスクリーナー、トイレ洗剤など)や
殺虫剤、シャンプー、ヘアケア製品など、沢山の商品の試験が行われているのです

うさぎの中にはあまりの痛さに暴れ、首の骨を折ってしまうものも少なくないです
この実験は3日~3週間くらい続けられますが、この間麻酔などは当然ありません

薬を少しずつ濃縮していき、テストは目が溶けるまで何回も繰り返し行われます。

もちろん、動物実験をしていないメーカーもたくさんあります
あなたの化粧品の選択肢に、そういう条件をつけてもいいのではないでしょうか?

次回はLD50という実験についてお話したいと思います

みんな生きていました

2008-01-03 15:20:54 | 地球のコト
昨日のウールの服つながりで今日は毛皮のことについてお話しましょう

デビ夫人、叶姉妹なんかのお家やらいくと
ウン千万の毛皮が出てきます。
「うわ~、すごい!ゴージャス!」
私もテレビを見ながらわーわー、言ってました

真実を知る時までは。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国などでたくさんの
野生動物が捕らえられ毛皮を剥ぎ取られています
主に使われているのは“トラバサミ”という昔からある罠です
日本でも使いますね
これを使えば毛皮にほとんど傷が付かない為
よく使われます

罠に掛かった動物のうち4匹に1匹は脱出に成功すると言われていますが
たとえトラバサミに挟まれた足を噛み切り逃げ出せても
元の自由な生活には戻れないのです

足を噛み切ったことにより、壊疽したり、あまりの痛みによるストレスに
生きていくのが困難になってしまうのです
1枚のコートの為にミンクは60匹犠牲になります

野生動物の中にアザラシもいます
特に生後3週間くらいの赤ちゃんの毛皮が珍重されています
コートやブーツ、ハイヒール、バックなどとして
たくさん流通しています

アザラシの捕獲は、長い柄の先に片側は金槌のように平らで
もう一方には鋭く尖った鉄の棒がはめ込まれた
“ハカピック”という道具が使われます

平たいほうは赤ちゃんの頭を殴って動けなくするために
もう一方の尖っている方は頭に突き刺して運ぶために使われます

赤ちゃんアザラシは泳ぐことが出来ないので
人間が近づいてきても逃げることも出来ません
母アザラシの目の前で赤ちゃんアザラシは殴り殺され
母アザラシは引きずられ運ばれる我が子を追いかけます

いつまでも泣き叫ぶ母アザラシの声の中
黙々と作業を進め、毛皮を剥ぎ取っていくのです

また、大量生産のため、毛皮動物は養殖されています

今、増え続けているのは、中国。
そして、輸入するのは日本です

小さく狭い汚い檻の中に詰め込まれ
餌は質の悪いゴミの様な物を少し、
水も毎日はもらえません
もちろん糞尿も片付けたりしないので地獄のような毎日です

その後に待っているのは、あまりにも残酷なことです

中国ではタヌキやキツネなど、尻尾を持って地面に叩きつけ、気絶させます
そして足をナタで切り、尻尾から生きたまま剥ぐのです

その間、意識が戻り、あまりの苦痛に暴れると
頭と首に両足を乗せ窒息させようとします

生きたまま剥いだほうがキレイに剥がしやすいんだそうです

革も大量に取られています
やわらかい革を作るために生まれたばかりの牛、羊、山羊の赤ちゃんや
流産させた胎児の皮を使うのもあります
胎児の革は“ハラコ”と呼ばれるものです

赤ちゃん山羊を生きたまま大きな釜の煮えたぎった湯の中に入れ
グツグツ煮込みます

とても軟らかい革がとれるので需要が高いです

最近ではラビットファーという名で
犬や猫の毛を使っているそうです

シェパードの毛はキツネなどに似ているので
それもキツネとして使われているそうです


あなたの家の犬や猫、うさぎ、ハムスター
毛皮が綺麗だといって剥がしますか?

出来なければもう、買うのをやめませんか?
今あるものを大事に使ってください

多くの動物たちの犠牲の上に立ったファッションなんて
何の魅力があるのでしょうか…