木炭譚 -Small is beautiful and useful-

環境文化の実践ブログです。大量生産大量消費大規模流通では得られない時間、空間、人間の3つの「間」を大切にした実践日記。

根くらべ:三根指帰

2013-07-09 20:36:18 | 炭de緑化
登場人物
根本居士:根性の居士
自ら水根君:生まれてまだ数日のヘデラの赤ちゃん根。(写真1)
土が培う根君:このポトス、園芸店で購入したの根。(写真2)
炭に住む根君:このポトス、木炭を住処にして1年経った根。(写真3)
写真1 水根

写真2 土根

写真3 炭根


「根本居士」:これから「自ら水根」君、「土が培う根」君、「炭に住む根」君にそれぞれ自分の根圏環境を語ってもらいます。君たちは根っからの兄弟なのだから喧嘩はせずにいい根性を示してくれたまえ。君達のような白い根は健康な証拠だよ。それにしても生まれたての「自ら水根」ちゃんは可愛いネ。
「土が培う根」:根本居士さん、依怙贔屓してる。では、僕から。ぼくはいい土に培ってもらっています。根は水分や養分を吸収しますが、呼吸もしているので空気がたくさん欲しいんだ。だから保水性も大切だけど排水性や通気性もある土が好きなんだ。少し専門的な言葉になるけど、重力水はすぐに排水されて毛管水はいっぱい残っていて欲しいんだ。こう言うとすごく繊細なんだな?と思われるかもしれないけれど、いざとなるとコンクリートだって岩だって割ってしまうチカラ持ちなんだゾ。
「自ら水根」:僕は「土が培う根」君のように、おミジュを探しに遠くまで行かなくてもおミジュがお隣にいつもいてくれるので楽をしているんだ。だからチョット太目?
「炭に住む根」:僕は炭の中に細い根を伸ばして入っていくんだ。ホースで水をかけられたくらいでは切っても切れない仲なんだ。「土が培う根」君が言っていたけど、炭の保水性、通気性、排水性は抜群なんだ。もっと農地にも木炭を入れてくれたら僕たち根っ子だけでなく農作物もモット健康になるよ。それに僕が住んでいる木炭の作り方ならカーボンマイナスになって地球温暖化防止にもなるんだけどこの話はいずれ根。
「根本居士」:「根の性質」略して「根性」。根圏環境に適合して逞しく生長するのが根性だ。みんないい根性をしているぞ。

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