木炭譚 -Small is beautiful and useful-

環境文化の実践ブログです。大量生産大量消費大規模流通では得られない時間、空間、人間の3つの「間」を大切にした実践日記。

楽則能久

2013-12-05 15:05:10 | 環境文化
12月5日【楽則能久のメモ】
「楽(らく)」と「楽しい」とは同じ漢字ですが、今の日本の生活では何か違う感じです。「楽則能久」という言葉は昔の中国の春秋戦国時代の子産という人が「国を治めるに当たって住民が苦しめられずに楽ができればその国は長く続きますよ」という趣旨の手紙の内容だそうですが、今に当てはめれば「少しくらい苦しくても楽しいと思えるなら長続き」のように思えます。英語で言えば同じ「自由」でもフリーダムではなくてリバティ。「星の王子さま」でいえば、めんどうな赤いバラの世話が幸せだったのだとの後悔。西行の寂しさを友とする山里の暮らし。

8月14日【立ちねぶた】
青森県五所川原市の「立ちねぶた」を見てきました。高さは20mを越し、幅は電信柱すれすれを通っていました。凄い迫力でした。


大正時代の電化に伴い道路に電線が縦横に張りめぐらされた後は山車が小型化されたそうですが十数年前からまた大型化されたそうです。「立ちねぶた」が終わった次の日にコースを歩いてみました。期間中は道路標示の看板は取り外され、その日の朝に着けたそうです。普通は横に張り出している信号は縦に並んでいます。道路横断の電線は地中化されているそうです。

「文明は腹の足しになり、文化は心の足しになる」という言葉があるそうですが、文明が柔らかく対応すれば、文化はこれからもドンドン復活できるのかもしれませんね。