木炭譚 -Small is beautiful and useful-

環境文化の実践ブログです。大量生産大量消費大規模流通では得られない時間、空間、人間の3つの「間」を大切にした実践日記。

因縁果報

2014-06-30 15:43:10 | 環境文化
6月30日
昔の青森県の十二湖のそばで拾ってきた石(亀の形の石と四角錐の石の2つ)とその左は20年ほど前に天竜川の河口の海辺で拾ってきた石です。両方とも平面が綺麗にでていますが前者は山崩れの力で瞬間的にできた平面、後者は水の力を借りて摩擦でできた平面です。それぞれの石ができた「因縁」が判るとその造形も腑に落ちてきて美しく感じます。



「雲の上を歩く蜘蛛」ではなく「水面のアメンボウ」の写真に雲が映りこんでいます。「マネー資本主義」という巨象が描く明るい未来はこの写真のような虚像?


12月20日【因縁果報のメモ】
環境とは「without me」ではなく、「include me」だと感じます。社会環境は勿論、地球環境、庭の梅の樹等等を含めた自然環境についてもです。誰でも自分の中に環境に共鳴する何かがありそうです。例えば、内外を問わず今の地域の環境「空間」、未来の世代の環境「時間」、人との繋がり「人間」。どの「間」にも誰でも共鳴する何かを心に持っているのではないでしょうか。因縁果報の「縁がある」とはこれらの「空、時、人の間」が、何かをしようとする意思「因」に響くことなのかなと思います。また、人の心に響くのは、「良いこと」よりも、より普遍性のありそうな「美しいこと」ではないかとも。

12月5日【地産地消】
市街化が進む郊外都市で自然環境を保全しようとする意思「因」が農地であった環境「縁」を活かして地産地消「果」を目指す取り組みのようです。秋の彩「報」も楽しめます。


8月15日【スギ炭の消雪資材利用】
「炭de緑化」の木炭は青森県つがる市の「青い森國土保全協同組合」が製造する林地残材を炭材にした木炭を利用しています。この木炭は農地の土壌改良資材として水田、メロン畑などに施用されているほかにも春先にはリンゴ園の消雪資材として利用されているそうです。
ネギ畑への木炭施用


消雪効果については、ブックマーク「国土環境保全活動」の中の「土づくり」の項を見てください。

木炭は軽く嵩張ります。遠方まで運搬すると、たとえば東京まで20リットル袋を2つ宅急便で送ってもらう運搬費のほうが炭代より高くつきます。組合では降雪で山に入ることのできない冬場を中心に木炭づくりをしているそうです。春先のりんご園の消雪用の様に木炭の生産地の特産品づくりに木炭を使う(因縁)ことで消雪(果)になり、しかもリンゴの細かい根がますます育つ(報)ならヽ(^o^)丿。

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