木浦鉱山は、半世紀上に渡って「鉱業」の街でした。
ついに、最後の砦であった木浦エメリー(株)が今年度中に解散する目処が立ったということで、社長から一席設けて頂きました。
メンツは諸事情あって、何故か社長、ジュン君、当方の3人です。
むしろ、今日まで「すみつけ祭り」を続けることができたのは鉱業を存続させてきてくれた同社のおかげだと思っていますので、本来当方が設けるべき席であったのかもしれません。
将来当方が解散して予算が余っていたならば、改めて「至高の国際交流の会」を盛大に開催したいと思います。
さて、社長とは山の話に花が咲きました。
ダイヤモンドの硬度10.0に対してエメリー鉱の硬度は9.5。
エメリーはこの世で2番目に固い鉱物なんだそうです。
しかも、日本で産出できるのは木浦鉱山のみ。
昭和36年から採掘が始まり、最盛期の平成5年頃は年間云億円を売り上げていたそうです。
しかしながら、需給バランスとか価格競争云々で、ついに晴れて閉山することとなりました。
木浦鉱山は江戸時代以降「栄枯盛衰」を繰り返して来たと云われていますが、ついに、本当に、晴れて、絶対に、間違いなく、終わりみたいです。