内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

勉強とは

2019-12-02 22:50:07 | ビジネス境界線
新しい知識を学ぶと
人間の脳にシワが出来ます


このシワによって今までは

一つであったものが

2つやたくさんのものに見えるように
なる


これが知識の効果であり
一般的にいう勉強であります



ただしそこに自分の体験によるシワが
もともとあるかないかでは

大きく知識の捉え方が変わります


知識とはいわば
先人の体験


知識だけを取り入れるというのは
先人の物差しだけを使って
世の中を理解するという事です



子供が世界を学ぶためには
先人の経験を借りることは
とても役に立ちます


自分が経験していない世界を
補って拡大してくれるからです


小説を読むこと
映画を見ることなどが
大事と言われる由縁は

この別の人間がみた世界を
味合わせてもらうことで
世界の捉え方に対して
大きなレバレッジを作ることが
出来るからです



でもいつまでも他人の経験で
世界を決めていても
先に進めなるときがきます


それは生命に平等に与えられた条件

条件が整えば
誰でも先人の知識に食い込んでいく
自分の実体験による主張を
押さえられなる


ここで自分自身の世界がだんだんと
作られるようになるのです


大人になって勉強をすると
いわゆる先人の経験からなる論理に
無性に反発したくなるもの
友達になりたいと迎合したくなるもの
自分の体験が語られないもどかしさ



全く違う見方で勉強が出来ることを
最近感じています



先人の体験をそっくりそのまま覚えろ
その理論に従えばこう導かれる


こんな知識を問う試験は
好きな人も
嫌いな人も
大事だからその人になりきって
自分という個の体験を
捨て去らなければならない

ある種の苦行でもあります


それでも嫌いな人の体験を通して
何か新しいものの見方に気づける

そんなところにこの苦行の
大きな意味も隠れている気がします


初めて勉強が楽しい

試験は受からないかも

でも楽しいのは
理論があるのはどこかの誰かが
一生懸命自分で感じた結果だから
だと思います