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CDのレビューとかなんとか

No Place for Disgrace/Flotsam and Jetsam

2014-12-30 22:14:13 | レビュー



<List>
1. No Place for Disgrace
2. Dreams of Death
3. N.E. Terror
4. Escape from Within
5. Saturday Night's Alright for Fighting
6. Hard on You
7. I Live You Die
8. Misguided Fortune
9. P.A.A.B.
10. The Jones

<Member>
Eric A. Knutson(Vocal)
Michael Gilbert(Guitar)
Edward Carlson(Guitar)
Troy Gregory(Bass)
Kelly David-Smith(Drums)

1988年リリースの2nd。この時期はスラッシュ・メタル全盛期ですね。その中でこのアルバムは異彩を放っています。それはボーカリストがドスの効いた声で歌うのではなく、ハイトーンボーカルを多用している事。そしてそれが上手く作用しています。そして話題はそれまで在籍していたJason NewstedがMetallicaへ加入することになり、無名だったTroy Gregoryが加入した事。それが逆にこのバンドの名前をクローズアップさせました。そのJason Newstedの抜けた穴は埋められたのかというと、埋めて余りある出来です。デビューアルバムの"Doomsday for the Deceiver"は曲がつまらない上にボーカルがキャーキャー言ってはっきり言って心を打つものではありませんでしたが、このアルバムは"N.E. Terror"みたいなちょっとつまらない曲もありますが、それ以外はとてもアグレッシブかつドラマティックです。スラッシュメタルの音像にハイトーンボーカリストが奇跡的に上手く調和した良作だと思います。ちなみに"Saturday Night's Alright for Fighting"はヅラでオカ(ry。原曲を取り上げたセンスもなかなかですし、とても良いアレンジですね。もうひとつ付け加えると、ギターリフの音が歪み過ぎです。多分イコライザーを目一杯上げているかトランジスタアンプを使っているかのどちらかです。まっ、これもこれで個性です。このアルバムを聴いた時、「ああ、速弾きギターリストなんてもうどこにもいるんだ」と思いました。このアルバムはメンバーも気に入っているらしく、リレコーディングをしたようです。

 

 

以下のリンクから"P.A.A.B."を聴くことが出来ます。
http://www.metalblade.com/flotsamandjetsam/

 



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