望月けんいち 活動日記 

国立で生まれ育った普通の男が、お金も地盤も看板もなく、国立市の市議会議員になる。
国立を愛してやまない男の日記です。

高齢者のフレイル(虚弱)予防について議会で取り上げました

2018年03月06日 | 日記

おはようございます!国立市議会議員望月けんいちです。

今朝もいつもと変わらず、6時過ぎからの谷保第三公園掃除及び体操。

さて、今日のブログは、先日の一般質問で取り上げたフレイル(虚弱)予防について。

 フレイルとは、介護状態一歩手前の虚弱な状態をいいます。

筋力や活力が衰えることによって、階段の上り下りがつらくなったり、趣味の関心が薄くなる状態です。

 この虚弱状態を放置すると、ますますお体が弱っていき、介護が必要な状態になってしまうと言われています。 

たとえば、

「2日間」の寝たきり生活→太ももの筋肉は1年分減少

「2週間」の寝たきり生活→実に7年分の筋肉を失う

と言われています。

普段からの運動などがいかに大切かがわかります。

フレイル(虚弱)は、こうした身体の虚弱のみならず、「精神心理」の虚弱、「社会性」の虚弱の3要素を指します。

 

この国立市において、虚弱・フレイル予防・介護予防、虚弱な状態を改善して、元気になれるしくみが整えられているか、まず尋ねました。

        ↓(答弁要旨)

平成29年度は、特に、虚弱な状態を改善する取組として、フレイル予防事業を開始した。平成30年1月に市民のフレイルサポーター養成を行い、2月には広く高齢者を中心に、市民総合体育館において身体の状態を確認するフレイルチェックを行った。

 今後もこの取り組みを継続し、市民が自分の身体の状態を知り、意欲的に健康維持・状態像の改善に取り組むことができるよう、意識の醸成を図っていく。

 

 望月も、このフレイルチェックの講座、見学をしました。

お体の状態や、趣味など社会参加をどのぐらい参加しているか、さまざまな角度から健康維持についてのチェックを参加者がしていました。

 ここで高く評価したいのが、この虚弱・フレイルチェックで、多くの市民が、フレイルサポーターとしてボランティアをしていたことです。

 市民の健康維持に市民が参加していく、こうした取り組み大切です。

 さて、市民の健康づくりで難しいと感じるのは、健康づくりに意識が高い方はいつも参加する、参加しない人はほとんど参加しないという課題があります。

 すでにお体が少しづつ弱っていたり、気力が衰えたりしている方だとなかなかご参加いただくのは難しい。

 しかし、そうした方々こそ、健康維持の講座にご参加いただきたい。また、地域の生涯教育・趣味などの講座に参加して頂きたい。

 たとえば、国立市は75歳以上の方に、健康状態などさまざまな角度のアンケートを行っています。

 この75歳以上のアンケート結果を生かして、虚弱・フレイル予防などの講座・地域で行っている趣味・健康づくりの講座などのお誘いができないか、尋ねました。

      ↓

 これまで、アンケート調査によりリスクありと判定された方に対しまして、市から介護予防事業への参加を電話や通知で個別に勧奨してきた。さらに、現在、市が把握した地域の自主グループについてリスト化するために整理している。このリストが出来次第、活動にお誘いするツールとして活用していく。

        

 これまでも、アンケート結果から虚弱状態のリスクありと判定された方をお誘いしていることがわかりました。

 今後は、地域の人が運営している自主グループ、囲碁、手のひらばれーぼる、合唱、ペタング、体操などさまざまあります。

 虚弱な状態一歩手前にある方を、お近くの地域の自主グループにお誘いする、取組みを行っていただきたいと考えています。

 

要支援の方をお元気になっていただく、状態をよくするためにはどうするのか、をケアマネ、医師、市の職員が一緒に考えるケース会議を傍聴しました。

強く印象に残ったことがあります。

介護状態になった方が、虚弱状態になった方が、少しでも状態を改善するためにはどうしたらよいか。

それは、医療だけでは足りない。

介護保険制度の中の介護だけでは足りない。

医療、介護に社会参加を加えることが大切だということです。

 市民のみなさまのご協力が必要であることをあらためて実感しました。

地域でスポーツ、合唱やハーモニカ、文化活動している方々、みなさまのご協力が必要です。

 行政だけでは、十分な高齢者福祉をカバーしきれない段階にきています。

行政と市民が手を携え、超高齢社会を乗り切っていかなければなりません。

と、大上段に構えて書いてしまいしたが、地域の中でスポーツや文化活動に参加して、友人をつくること、それが私たちひとりひとりの幸せにつながるのではないでしょうか。

たとえば、私はほぼ毎日公園でラジオ体操をしています。

旅行などで2,3日来ないと「あら、お久しぶり!(笑)」と言われます。

お互いに気にかけあうゆるやかな関係、それが大切なのではないでしょうか。

ゆるやかな社会活動への参加が健康づくりにつながり、超高齢社会を豊かなものにしていくと思います。

 それが結果として、健康保険制度・介護保険制度を持続可能にしていくと考えます。

 


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