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涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

新春文楽公演夜の部の前、一階ロビーで福笹授与式

2019-01-10 16:30:05 | 文楽

今日は十日戎。

今宮戎神社十日戎の宝恵駕行列に、国立文楽劇場が参加します。

戎橋橋詰(松竹座の北東部、いわゆる引っかけ橋)に設けられる戎舞台には、午前10時40分頃豊松清十郎が登場しご挨拶。
その後、文楽人形ともに宝恵駕に乗り込み、国立文楽劇場の一行が今宮戎神社へと向かいます。

そして第部開演後(午後3時30分頃)には、国立文楽劇場1階ロビーにて福笹授与式が行われます。

今宮戎神社の巫女さんによる神楽舞の後、
初春文楽公演の出演者吉田和生さんの遣う文楽人形、劇場関係者に、福娘の皆さんから福笹が授与されます。

福娘の到着前の1階ロビー。

到着を待つ吉田和生さんと吉田和登さん。

到着前に巫女さんの神楽舞

鈴をシャンシャンと頭の上で鳴らしてもらえました。

鈴を振り鳴らすことで、災難や縁起のわるい出来事などを祓ってくれ、
神々の恵みを受け、明日より清明に生活できますよう神々の力添えを授かるそうです。

その後福娘が到着。

人形の右遣いは吉田和生さん、左遣いは吉田和馬さん、足遣いは吉田和登さん。
人形に福娘から福笹が授与されました。

関係者の皆さんにも福笹。

 その他に、

「米糀からつくった 糀甘酒」が先着500名の方に配られましたよ。


初春文楽公演にでかけてきました

2019-01-10 10:30:43 | 文楽

あれ、初春文楽公演の幟は無いんや。

劇場正面。
例年通り、左右の柱に門松、餅花、今回の公演の写真。

劇場に足を踏み入れると、正月気分たっぷり。

鏡餅。うらじろ以外はプラスチック製の模型です。

これもうらじろ以外はプラスチックのにらみ鯛。

今回に出る「壺阪観音霊験記」にちなんでか、壷阪寺の勝範師の揮毫による「亥」。

 

一階の資料展示室の「文楽入門」をまず観ます。

企画コーナーで「初春文楽公演の演目にちなんで」という展示。

 

「文楽人形版画集」から長谷川小信の「二人禿」

 

錦絵「伽羅先代萩」 長谷川宗廣画
栄御前 浅尾玉六  乳母政岡 澤村宗十郎

 

「文楽記念帖」 先代萩 御殿 斎藤清二郎画

 

 

「豊澤談平筆教訓歌」
ふしはをろか そめいろ山を 台にして
登りてすすめ いと竹の道

豊沢團平は幕末・明治期の三味線の名人。
「壺阪観音霊験記」や「良弁杉由来」を作曲された人です。

 

丸本「忠兵衛 梅川 冥途の飛脚」

忠兵衛の衣装

 

阿古屋。

 

 

劇場1階の様子。

プラスチック製ですが、紅白の餅花が至る所に。

芝居絵。

劇場は二階になっているので、エスカレーターで二階へ。

そのエスカレーターの上から吊られている今回の演目の写真。

一階でも帰るのですが、二階でプログラムを購入。
表紙のデザインは阿古屋の衣装。
これは平成二十六年に仕上げられた衣装で、国立文楽劇場では初登場のようです。

藤色繻子に破れ七宝、赤縮緬平金散し胴貫。

記念スタンプは、乳人政岡と千松、亀屋忠兵衛と遊女梅川です。

二階にも餅花。

餅花と文楽人形。

以前は初春文楽公演の時だけ、一階の文楽茶寮で休憩時間に昼食を取っていたのですが、ずいぶん前に閉店。
二階にあってひところ閉店となっていたお弁当売店が「文らく茶屋福屋」として再開しているということなので、
売店に行ってみると、期待の幕の内弁当は無かったけれど、いろいろなおかずの入った弁当があってそれを購入。

開演15分前には幕開き三番叟が始まるので早めに劇場内へ。

正面に1階に飾られていた「亥」の字の書かれた凧、そしてにらみ鯛。

緞帳は海北友松の「浜松図屏風」を基に作成された蒼流悠松図。

向かって右側に出語り床。

にらみ鯛。

出語り床。

注連縄と鏡餅。

 


夕刊記事

2018-12-27 20:10:00 | 文楽

外から帰ってくると、マンション入り口の郵便に産経新聞の夕刊。

そうだった、産経新聞を取っていたとき、芸能欄が充実していたので夕刊もとっていたんだった。

今回は二代目吉田玉男さんの記事。

自分が初めて文楽を観劇したのは昭和64年の初春文楽公演。
「壺阪観音霊験記」の「沢市内より山の段」で沢市を遣ったのが初代吉田玉男さん。
そして義太夫は四代目竹本越路太夫さんでしたね。

 

そしてもう一つ、先日訪れた、改装後の南座の記事と、
去年お亡くなりになった文楽の人間国宝竹本越路太夫さんと鶴澤寛治さん、
そして襲名した六代目竹本織太夫さん(襲名前は咲甫太夫さん)、五代目吉田玉助さん(襲名前は吉田幸助さん)の記事。


社会人のための文楽入門

2018-06-12 21:00:00 | 文楽

 

今国立文楽劇場で開催されているのは文楽鑑賞教室。
基本的に学生さんたちに文楽に触れてもらい、文楽を観に来てもらおうという企画なのです。

そして同じような理由で「社会人のための文楽入門」。
社会人は日中は劇場にこれないので、平日の午後6時半に開演となっています。
(そのため、二人三番叟は上演されません)

そのほか、外国人のために「Discover BUNRAKU」という企画もあります。

「社会人~」の方は桂かい枝さんが文楽の案内をしてくれます。 

劇場ロビーで無料で配布されている「文楽入門 鑑賞のしおり」

 舞台の様子。これは「義経千本桜」の「道行初音旅」ですね。
京都に置いてきぼりになった静御前が、佐藤忠信(実ハ源九郎狐)と、義経を訪ねて吉野山に来た場面です。

 太夫や三味線の説明。

舞台の説明。

 かしらや文楽の歴史の説明。

 主な作品紹介。

先日東京で見た歌舞伎の中の「妹背山婦女庭訓」や「夏祭浪花鑑」も記載されています。

そのほかにプログラムも無料で配布されています。

まずは「文楽のいろは」。「社会人のための~」だけの企画です。
落語家の桂かい枝さんが、落語と比較しての文楽の解説。
桂米朝さんが「大層な芸」と、たびたびマクラで説明した文楽の“ゴージャス感”を、ユーモアを交えて解説しました。
人形遣いさんをいじったり、小噺の「くちなし」を落語と文楽の義太夫とで比較して、
なんと落語だと50秒足らずの噺を義太夫だと5分以上かかる様子も上演されました。

さて、その次に文楽の「絵本太功記」です。

しばしば素性瑠璃の会や若手会、もちろん本公演でもしばしば出る演目ですが、
ほとんどの場合、夕顔棚の段と尼ヶ崎の段の上演です。
今回もそうでした。

実は平成五年にここで昼夜で通しで出たことがあり、
平成二十三年には完全な通しではないですが、大まかな筋がわかる形で多くの段が出たことがあります。

なので、筋を把握するために事前に予習です。

 

国立文楽劇場友の会の会報から。

武智十次郎と許婚初菊。

今月末の文楽若手会でも、絵本太功記の同じ段が上演されるようです。

劇場に掲げられている芝居絵はこの二つの公演の絵のようですね。

芝居が終わったのが午後8時55分。すっかり真っ暗です。

 

近鉄大阪難波駅に文楽興行の大きなポスター。

  


新聞記事の整理、そしてチケット届く

2018-05-16 18:00:00 | 文楽

朝早く目を覚ましたものだから新聞記事の整理。

一つは宮滝遺跡で、大型建物跡が出土し、吉野離宮の可能性があるとか。


もう一つは近鉄電車の話。

南大阪線・吉野線と、京都線・奈良線・橿原線・大阪線とは線路幅が違うので
直通運転はできません。

 

そこにフリーゲージトレインを導入して京都ー吉野間を乗り換えなしで運行できるようにする、
という計画が出たという記事です。

きっと特急列車だけなのでしょうけど、便利になりますね。

 

そして、仕事から帰ってくると、文楽若手会のチケットが届いていました。

 

とりあえず、明日は国立文楽劇場での「上方演芸特選会」です。