物価が日本の1/3の国から来た夫との国際結婚ほどほど節約生活

豪州ワーホリ→独ワーホリ→ポーランド日本語教師1年→アメリカ2ヶ月→地元で国際結婚生活。
無理しすぎない節約が好き。

ためになること

2009-02-28 12:15:51 | Weblog
日本語教師講座を始めて、いろいろためになることがあります。


私が最近学んだことのひとつに「母語の干渉」というのがあります。

母語の干渉っていうのは、外国語を学ぶ際に、学習者が母語としている言語の
文法規則や発音法、慣用表現が学習する外国語に影響を与えるというもの。


例えば、日本人って英語のrやthの発音が出来ない人が多いといいますよね。
それは日本語にrやthの発音がないからです。
だからrを日本語の「らりるれろ」で発音したり、thを「ティ・ディ・ジ」と
発音したりするのです

それから、前にもブログでお話しましたが、イタリア人の友達やスペインの友達が
英語でメールや会話するときに主語のitを省略することがある、というのも、
イタリア語やスペイン語ではitを省略できるからなんですね。

こういうのを母語の干渉というのです。

私も海外の友達や英語を使う日本人の友達と接する中で、この母語の干渉はよく体験しています。
もちろん私自身も英語やほかの外国語を使うときに、日本語の表現や文法規則を
使っていることがあるはずでしょうし。


これに対する策としては、その外国語を学ぶ学習者の母語についての理解があるということ。
その言語に関する文法や発音についての知識があれば、同じ言語を母語とする
ほかの学習者に対応することが出来るからです。


この前、英語があまり上手ではない外国の友達とチャットをしていて、
「君とコミュニケーションするのは自分には簡単なことじゃない」
と言われました。

最初「えっ、私ってそんなに人として外れてる??」って思ったんですが、
そういう意味じゃなくて、英語がうまく出来ないから、だそうです。

その人の希望もあり、間違った英語を使っているときにはときどき訂正をしています。

語学教師は、言語を学ぶ人にとって出来るだけ学習が苦にならないような
教育をしなければいけませんね。

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