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松本市近郊のマイナー釣り場情報

長野県の松本市に住む一人の釣りびとが、渓流釣りをメインに各地を釣り歩いている姿をご紹介します。

2007年・女鳥羽川での釣りについて

2007年12月24日 17時45分31秒 | まとめ
今回は今年一番良く通った地元の女鳥羽川です。


<女鳥羽川で渓流らしい雰囲気が漂う一番のお気に入り場所です。>


★総括

松本市西部の市街地を流れる川で、水はあまり綺麗とは言えませんが、松本では奈良井川や薄川と共に親しまれている川ではないでしょうか。

下流は両岸に住宅街が密集しており、釣りをするような場所ではありませんが、鯉が悠々と気持ちよさそうに泳いでいる姿が見られるので心がなごみます。

中流域は信州大学や松本県民文化会館がある地域で、学生が川沿いで宴会をやったり、犬の散歩やウォーキングをしたりする人で賑わっており、夏場は子供と一緒にチョイ釣りをしている家族連れをよく見掛けます。

上流は国道が並行して走り、三才山トンネルへと続く流れになっていますが、一之瀬の集落より上流はヤマトイワナの保護のため永年禁漁区となっています。

下流から上流までしっかりとコンクリート護岸が整備され、渓流とは言い難い川ですが、以外に釣りになるポイントが多く楽しい川でした。

この川で釣りをする人が少ないことは悲しいような気もしますが、私個人としては独り占めできたようないい気分にさせてくれる川です。

また、今年1年通い詰めたおかげで女鳥羽川の現状がよく見えてきました。


★時期

2月の解禁当初は前年に生き残った魚(ほとんど放流もの)による反応が良く、所々にある淵の深場にはまずまずのサイズの魚が出てきます。1投目でスプーンを追いかけてくる姿が容易に確認できたし、アタリがあったら同じ場所を2回程流せば確実にヒットしました。

4月に入って陽気が良くなってくると魚の活性が良くなり、落ち込み下の淵狙いで気配を消して釣り歩いていると、突然大物が飛び出しました。釣れたのは43㎝の大物ブラウン1匹でしたが、その場所以外にも大物が潜んでいそうな場所をもう1箇所確認しています。(来年はそこを狙います。)

また、4月は突如としてヤマメが多く釣れ出しました。この時期にヤマメを放流したのでしょうか、チビヤマメばかりよく釣れました。スプーンへの反応が凄くいいので、チビヤマメとは言えども楽しませてもらいました。



5月以降はどこもかしこも藪沢なので釣り歩くだけで本当に苦労します。

また、ゴールデンウィーク以降は各地区の田圃に水を回すため、女鳥羽川の水の大半を洞地区の取水口から水路へ取り込んでしまい、そこから下流は水の流れが止まってしまっていました。おかげで全く釣りになりませんでした。

7月前半まではそれなりにボチボチ釣れたのですが、水量が少なくなったせいか後半はさっぱり釣れませんでした。本命の渓流魚の顔が拝めなくなってきたため、しばらくは別の川を釣り歩きました。

9月の最終日には魚のつかみ取り大会で逃げ延びたと思われるニジマスが数匹かかり、いい形で釣りシーズンを終了することができました。


★釣り場

釣りになるのは原橋より上流側です。原橋より下流も意外な大物がいるかもしれませんが、草を掻き分けていかないと進めないくらいひどい所なのでやめておいたほうがいいでしょう。

長寿橋から洞橋の区間は私の練習フィールドです。でも川は私個人のものではありませんので、皆さん気になさらずに来てください。時間のない時のチョイ釣りによく訪れますが、相手をしてくれる魚の数は限られるので、ここに釣りに来られる方は、鉢合わせしたら仲良くしましょう。


<長寿橋上>

洞橋周辺はホタルの生息地でもあり、子供たちが水辺で遊べるくらい広いスペースになっています。夏には地元の子供たちが水生動物を探し回って遊んでいます。


<洞橋上>

稲倉地区には解禁当初のわずかな期間ですが、釣り人が入っていたようです。私も何回か行きましたが、あまりいい成果は上がっていません。

一之瀬集落周辺では車で川に近づくことは困難です。川沿いに車を止めるところが全くないため、下流から延々と歩いていかなければならないでしょう。ここは私もまだ立ち入ったことがありません。簡単には入渓しにくいため、本当ならこの辺りが女鳥羽川の一級ポイントではないかと思います。


<国道254号・洞交差点上>

全体的に言えるのは、女鳥羽川での釣りのポイントは各所にある落差下の淵です。落差下のえぐられた部分を見つけたら必ずチェックしてください。そこには何かがいるはずです。


★釣果



上の写真は女鳥羽川で釣れた今期最大のブラウントラウト43㎝。落ち込みの奥深くに何年も隠れていたのでしょう。私自身こんな大物がこの川にいるとは思ってもみませんでした。

取り込むまでにハラハラ・ドキドキしっぱなしで、引きも抜群。最後まで持ちこたえた竿に感謝。SHIMANOにも感謝しています。今年一番印象に残っているファイトでした。



春先によく釣れたヤマメ。サイズはほとんど全て20㎝以下のリリースサイズ。ヤマメを釣るなら女鳥羽川とまで思わせてくれる程よく釣れました。

食い気が旺盛で、スプーンを投げたところにヤマメがいればすぐに反応があり、臆病なイワナと違い、3回くらいはアタックしてきました。でもどこかへ消えてしまったかのように途端に釣れなくなってしまいました。

一番釣行回数の多かった女鳥羽川での成果は次の通りです。

 釣行回数:
  18回
 釣果:
  ヤマメ       12㎝~20㎝ 14匹
  レインボートラウト 22㎝~27㎝  4匹
  ブラウントラウト  43㎝      1匹
  ハヤ        10㎝~15㎝  3匹
 主なヒットルアー:
  ヤマメ模様のスプーン 5g


<最終日・雨の中での1匹>


★環境

ここも犀川の例に漏れずゴミの多い川で、普通の人なら釣りをしようとは思わない川ですが、水量が多くなると以外にも水は綺麗で、魚の活性も良くなります。

漁協による放流が行われているのかどうかは定かではありませんが、夏休みになると周辺の各地区で子供会の魚のつかみ取り等の行事のために女鳥羽川へニジマスを放流しているようで、私もそのおこぼれにあやかろうと行事の終了後を狙って川へ行ったこともありました。

田畑へ水を取り込むため、女鳥羽川は水量が少ない時が多いです。自然を大事にしようと口では言っていても、結局は自分たちの利益のために川を利用し、川の環境を悪化させている。ここで釣りをしていると、矛盾を感じさせられてしまいます。


<藪沢が大好きな私にはこのような場所を見つけると無性に立ち入りたくなってしまいます>

女鳥羽川を1年釣り歩いたおかげで藪沢好きになってしまいました。同じような藪沢の保福寺川や東条川での釣りが来年以降の楽しみとなりそうです。

2007年・犀川での釣りについて

2007年11月18日 00時35分08秒 | まとめ
10月1日以降は本当にパッタリと釣りをしなくなり、毎週末気が抜けたような感じで過ごしております。仕事が忙しく、バス釣りにも行く気にならない毎日で、このまま年を越しそうです。

このブログを初めて約1年3ヶ月。本格的に釣りを初めてから約3年。昨年2006年はバス釣りを中心に釣り歩き、今年2007年はほぼ毎週川へ釣りに出かけて色々な所を釣り歩きました。

ただ指をくわえて2月の解禁日を待っているよりは、何か記録に残せる事をやっておこうと思い、ここしばらくは気の向いた時に今年釣り歩いた川での感じたことなどを、暇をみてブログに書き記してみます。

私の釣り方はスプーンによるルアー釣りが主なので、餌釣りやフライによる釣りとは状況が違うと思われますので、ご承知おきを。


今回は犀川について。


<三川合流地点の上流:先に見える橋が犀川橋>


★総括

犀川漁協管内のメインの川で、大型の魚が釣れることで有名になってしまい、県外からの釣り客が最近増えているのは周知の事実。景気よく釣れるのは解禁当初から6月くらいまでではないでしょうか。

私自身も解禁当初に竿が折れるかと思うくらいの大型魚に遭遇しましたが、それ以降はさっぱり。大型を狙うなら餌やルアーに擦れない早い時期に釣り上げた方が得策かもしれません。また、釣り上げたらリリースされずに持ち帰られてしまうことが終盤に魚が釣れにくくなる原因かもしれません。

大型魚が釣れたら持ち帰ってみたくなる気持ちになるとは思いますが、食べれば大味でおいしくないのも想像できます(食べたことはありませんが・・・)。むやみな殺生をするよりは写真だけ撮ってリリースして、将来のために残しておいてあげたほうがいいかなと思います。

放流は盛んですが、放流した場所周辺に釣り人が集まる傾向が強く、管理釣り場のような川になりつつあるような気がします。


★時期

2月16日解禁当日。明科の犀川橋周辺は20~30m間隔くらいに人が入り込んでいて凄い賑わいをみせています。私はまだ一度もこのポイントに入ったことはありませんが、近くの養魚場や水産試験場から逃げた大型の魚が潜んでいるとの噂から人が集まるのでしょう。そこまでしなくてもね・・・と思うのは私だけ?

例年なら3月か4月頃には雪代が混じって釣れにくくなると言いますが、今年は災害復旧工事の影響による泥濁りが犀川の釣りにかなり影響していました。

5月の連休を過ぎるとお祭り騒ぎも落ち着き、釣り人は少なくなってくるようです。ただ週末は人気ポイントを中心に人が入っているので、なかなかいいポイントに入れる機会がありません。

7~8月は夏休みを利用した釣り人が多くなります。魚の反応も早朝か夕方に限られてしまうようですが、人が入っていないポイントを攻めると日中でもアタリはあります。犀川の日中は日陰がほとんどなく暑すぎて釣りにならないので、冷たいプールにでも行っていたほうが幸せです。

9月は最後のおこぼれにあやかろうという人が増えてきますが、魚の数が少なくなってきているせいか、いい釣果を揚げる人は少ないと思います。


★釣り場

・生坂村
 睦橋~中村マレットゴルフ場

川幅が広くて流れも緩やかで水深も十分にあり、遠投すると気持ちがいい場所です。解禁当初はかなり込んでいますが、終盤は数人見掛ける程度です。

昨年はよく行きましたが結果が出ずに今年は足が遠のいてしまいました。大きな石や目印になるものが見えないため、川底を探るような形でチェックしないと大型魚には会えないのでしょう。

対岸のコンクリート護岸沿いに魚が居着いていそうな感じがするのですが、そこまでルアーが届かずにいつも悔しい思いをしています。


<中村マレットゴルフ場のやや上流:対岸の白いコンクリート護岸が印象的>
 
・安曇野市(旧明科町)
  木戸橋~明科高校前~犀川橋~三川合流

犀川で一番人気の高い区間ではないでしょうか。木戸橋周辺は流れが速く、軽いスプーンではすぐ浮き上がってしまうし、沈めすぎると根掛かりします。ここはまだあまり攻めたことがないので、どの程度の魚がいるのかよく分かりません。

犀川橋から三川合流周辺は確かに魅力的。高瀬川・穂高川や万水川、他にわさび農園や養殖場周辺の綺麗なわき水が混ざり込んでくる場所なので、どこに魚が流れているか探ることによって、釣果に結果が出てくるものと思われます。

・安曇野市(旧豊科町)
  スイス村横~高速下~白鳥湖~田沢橋

スイス村横は昨年の災害で大きく削られてしまい、今年の春先から工事が進められていました。いい深みがあるので昨年は仕事帰りによく通いましたが、反応は全くありませんでした。砂利が多く、魚が隠れられるポイントが少ないように思います。

高速下は特に気に入っています。私の場合、この周辺での魚の反応が良かったからです。ただし上流にある中電の堰堤周辺は禁漁区。夢中になっているとつい立ち入ってしまいますのでご注意を。

白鳥湖から田沢橋周辺は堤防道路沿いに車を止めるしかいい場所がないので、人が入りにくい穴場かと思いますが、流れが結構早く軽いスプーンでは太刀打ちできませんでした。ここも今年は災害復旧工事で釣りにならなかった場所ではないでしょうか。

田沢橋より上流の国道19号に近い場所も車では近づきにくいので、穴場になっているような気がします。

・松本市
  二川合流~奈良井川・梓川

二川合流は国道19号からも見えるとおりいい深みが続いていますが、魚の反応は鈍いです。川底に大物が潜んでいるはずなのですが、国道の保護のためか、ネットに詰め込まれた石が多数放り込まれており、過去に根掛かりで奪われたスプーンは数知れず。通い詰めてはみたものの、結果が出ずにいつも苦杯をなめています。

今年の奈良井川は最悪でした。濁りの原因のほとんどは奈良井川上流から来る工事の影響でしょう。綺麗になったと思えたのは8月下旬。その日に奈良井川今期初のアタリがあったので、もう少し早く濁りが取れていればなあと思いました。

梓川のいい時期は解禁当初だけです。梓川で釣りを楽しみたいなら波田漁協管内で釣りをした方がよいでしょう。犀川漁協は梓橋下流までなのですが、今年一番釣行回数が多かった区間でニジマス1匹だけはひどすぎるでしょう。


★犀川での釣果

2月から6月にかけて多く行きましたが、夏以降は水量が減ってしまい釣れそうにない気配が漂っていたため、終盤はもうあきらめました。

  釣行回数
   :9回
  釣果
   :レインボートラウト 20~27㎝ 3匹
    ブラウントラウト  22~23㎝ 2匹
  ヒットスプーン
   :ヤマメ色、黒+橙色、青+白


<犀川今期最大:レインボー 27㎝>


★犀川の環境

犀川で釣りをしていて感じることは、とにかくゴミが多いこと。ゴミ拾いをして帰ろうかと思う時もありましたが、一人ではとてもやりきれない量です。何とかならないものでしょうか。

また、いろんな川からの水が合流してきているため、水も綺麗とは言い難いです。その川で泳いでいる魚たちはもっとかわいそう。

なので、今のところ犀川で釣れた魚を持ち帰って食べようとは思えないです。


来年は40㎝以上を目標に攻めたいと思います。

2006年の釣果

2006年12月28日 02時26分49秒 | まとめ
本格的に釣りをするようになって2年。今年はバス釣りを中心に色々な場所を歩き回った。釣れても釣れなくても毎週土日にどこかへ出かけて1時間は釣りをした。
毎日が釣りを中心に動いているような1年で楽しかった。

渓流にも行ったが、シーズン中に1匹も釣れなかったという汚点を残してしまったが、バス釣りを思いっきり楽しめたので悔いはない。

この時期はもう釣りに行っても全然釣れないので、今年1年を振り返り、今年の釣行での成果をまとめてみた。

・釣行日数
  123日
・釣行箇所数累計
  185箇所
・釣果
  ブラックバス 96匹
  イワナ 0匹
  ヤマメ 0匹
  ニジマス 0匹
  コイ 0匹
  ブルーギル 1匹
・釣れたサイズ
  最大40㎝ 最小15㎝
・よく釣れたワーム
  4インチカットテール、4インチグラブ
  ファットイカ、ハンハントレーラー
・よく釣れた時期
  5月(ハンハントレーラー・ノーシンカーで)
  6月(ハンハントレーラー・ノーシンカーで)
  7月(ファットイカ・ノーシンカーで)
  8月~10月の夜間(カットテール・ファットイカ)

家族にはあきれられ、嫌みを言われ、バカにされつつも、自己満足の世界にドップリとつかり、他の釣りバカたちの気持ちがよく分かった1年だった。

来年も新しい釣り場を探し歩いたり、サイズアップを目指したり、あこがれの渓流魚を1匹でも釣り上げることを目指して、釣りを楽しみたいと思う。


<今年Tダムで釣り上げた40㎝のバス>