今回は今年一番良く通った地元の女鳥羽川です。

<女鳥羽川で渓流らしい雰囲気が漂う一番のお気に入り場所です。>
★総括
松本市西部の市街地を流れる川で、水はあまり綺麗とは言えませんが、松本では奈良井川や薄川と共に親しまれている川ではないでしょうか。
下流は両岸に住宅街が密集しており、釣りをするような場所ではありませんが、鯉が悠々と気持ちよさそうに泳いでいる姿が見られるので心がなごみます。
中流域は信州大学や松本県民文化会館がある地域で、学生が川沿いで宴会をやったり、犬の散歩やウォーキングをしたりする人で賑わっており、夏場は子供と一緒にチョイ釣りをしている家族連れをよく見掛けます。
上流は国道が並行して走り、三才山トンネルへと続く流れになっていますが、一之瀬の集落より上流はヤマトイワナの保護のため永年禁漁区となっています。
下流から上流までしっかりとコンクリート護岸が整備され、渓流とは言い難い川ですが、以外に釣りになるポイントが多く楽しい川でした。
この川で釣りをする人が少ないことは悲しいような気もしますが、私個人としては独り占めできたようないい気分にさせてくれる川です。
また、今年1年通い詰めたおかげで女鳥羽川の現状がよく見えてきました。
★時期
2月の解禁当初は前年に生き残った魚(ほとんど放流もの)による反応が良く、所々にある淵の深場にはまずまずのサイズの魚が出てきます。1投目でスプーンを追いかけてくる姿が容易に確認できたし、アタリがあったら同じ場所を2回程流せば確実にヒットしました。
4月に入って陽気が良くなってくると魚の活性が良くなり、落ち込み下の淵狙いで気配を消して釣り歩いていると、突然大物が飛び出しました。釣れたのは43㎝の大物ブラウン1匹でしたが、その場所以外にも大物が潜んでいそうな場所をもう1箇所確認しています。(来年はそこを狙います。)
また、4月は突如としてヤマメが多く釣れ出しました。この時期にヤマメを放流したのでしょうか、チビヤマメばかりよく釣れました。スプーンへの反応が凄くいいので、チビヤマメとは言えども楽しませてもらいました。

5月以降はどこもかしこも藪沢なので釣り歩くだけで本当に苦労します。
また、ゴールデンウィーク以降は各地区の田圃に水を回すため、女鳥羽川の水の大半を洞地区の取水口から水路へ取り込んでしまい、そこから下流は水の流れが止まってしまっていました。おかげで全く釣りになりませんでした。
7月前半まではそれなりにボチボチ釣れたのですが、水量が少なくなったせいか後半はさっぱり釣れませんでした。本命の渓流魚の顔が拝めなくなってきたため、しばらくは別の川を釣り歩きました。
9月の最終日には魚のつかみ取り大会で逃げ延びたと思われるニジマスが数匹かかり、いい形で釣りシーズンを終了することができました。
★釣り場
釣りになるのは原橋より上流側です。原橋より下流も意外な大物がいるかもしれませんが、草を掻き分けていかないと進めないくらいひどい所なのでやめておいたほうがいいでしょう。
長寿橋から洞橋の区間は私の練習フィールドです。でも川は私個人のものではありませんので、皆さん気になさらずに来てください。時間のない時のチョイ釣りによく訪れますが、相手をしてくれる魚の数は限られるので、ここに釣りに来られる方は、鉢合わせしたら仲良くしましょう。

<長寿橋上>
洞橋周辺はホタルの生息地でもあり、子供たちが水辺で遊べるくらい広いスペースになっています。夏には地元の子供たちが水生動物を探し回って遊んでいます。

<洞橋上>
稲倉地区には解禁当初のわずかな期間ですが、釣り人が入っていたようです。私も何回か行きましたが、あまりいい成果は上がっていません。
一之瀬集落周辺では車で川に近づくことは困難です。川沿いに車を止めるところが全くないため、下流から延々と歩いていかなければならないでしょう。ここは私もまだ立ち入ったことがありません。簡単には入渓しにくいため、本当ならこの辺りが女鳥羽川の一級ポイントではないかと思います。

<国道254号・洞交差点上>
全体的に言えるのは、女鳥羽川での釣りのポイントは各所にある落差下の淵です。落差下のえぐられた部分を見つけたら必ずチェックしてください。そこには何かがいるはずです。
★釣果

上の写真は女鳥羽川で釣れた今期最大のブラウントラウト43㎝。落ち込みの奥深くに何年も隠れていたのでしょう。私自身こんな大物がこの川にいるとは思ってもみませんでした。
取り込むまでにハラハラ・ドキドキしっぱなしで、引きも抜群。最後まで持ちこたえた竿に感謝。SHIMANOにも感謝しています。今年一番印象に残っているファイトでした。

春先によく釣れたヤマメ。サイズはほとんど全て20㎝以下のリリースサイズ。ヤマメを釣るなら女鳥羽川とまで思わせてくれる程よく釣れました。
食い気が旺盛で、スプーンを投げたところにヤマメがいればすぐに反応があり、臆病なイワナと違い、3回くらいはアタックしてきました。でもどこかへ消えてしまったかのように途端に釣れなくなってしまいました。
一番釣行回数の多かった女鳥羽川での成果は次の通りです。
釣行回数:
18回
釣果:
ヤマメ 12㎝~20㎝ 14匹
レインボートラウト 22㎝~27㎝ 4匹
ブラウントラウト 43㎝ 1匹
ハヤ 10㎝~15㎝ 3匹
主なヒットルアー:
ヤマメ模様のスプーン 5g

<最終日・雨の中での1匹>
★環境
ここも犀川の例に漏れずゴミの多い川で、普通の人なら釣りをしようとは思わない川ですが、水量が多くなると以外にも水は綺麗で、魚の活性も良くなります。
漁協による放流が行われているのかどうかは定かではありませんが、夏休みになると周辺の各地区で子供会の魚のつかみ取り等の行事のために女鳥羽川へニジマスを放流しているようで、私もそのおこぼれにあやかろうと行事の終了後を狙って川へ行ったこともありました。
田畑へ水を取り込むため、女鳥羽川は水量が少ない時が多いです。自然を大事にしようと口では言っていても、結局は自分たちの利益のために川を利用し、川の環境を悪化させている。ここで釣りをしていると、矛盾を感じさせられてしまいます。

<藪沢が大好きな私にはこのような場所を見つけると無性に立ち入りたくなってしまいます>
女鳥羽川を1年釣り歩いたおかげで藪沢好きになってしまいました。同じような藪沢の保福寺川や東条川での釣りが来年以降の楽しみとなりそうです。

<女鳥羽川で渓流らしい雰囲気が漂う一番のお気に入り場所です。>
★総括
松本市西部の市街地を流れる川で、水はあまり綺麗とは言えませんが、松本では奈良井川や薄川と共に親しまれている川ではないでしょうか。
下流は両岸に住宅街が密集しており、釣りをするような場所ではありませんが、鯉が悠々と気持ちよさそうに泳いでいる姿が見られるので心がなごみます。
中流域は信州大学や松本県民文化会館がある地域で、学生が川沿いで宴会をやったり、犬の散歩やウォーキングをしたりする人で賑わっており、夏場は子供と一緒にチョイ釣りをしている家族連れをよく見掛けます。
上流は国道が並行して走り、三才山トンネルへと続く流れになっていますが、一之瀬の集落より上流はヤマトイワナの保護のため永年禁漁区となっています。
下流から上流までしっかりとコンクリート護岸が整備され、渓流とは言い難い川ですが、以外に釣りになるポイントが多く楽しい川でした。
この川で釣りをする人が少ないことは悲しいような気もしますが、私個人としては独り占めできたようないい気分にさせてくれる川です。
また、今年1年通い詰めたおかげで女鳥羽川の現状がよく見えてきました。
★時期
2月の解禁当初は前年に生き残った魚(ほとんど放流もの)による反応が良く、所々にある淵の深場にはまずまずのサイズの魚が出てきます。1投目でスプーンを追いかけてくる姿が容易に確認できたし、アタリがあったら同じ場所を2回程流せば確実にヒットしました。
4月に入って陽気が良くなってくると魚の活性が良くなり、落ち込み下の淵狙いで気配を消して釣り歩いていると、突然大物が飛び出しました。釣れたのは43㎝の大物ブラウン1匹でしたが、その場所以外にも大物が潜んでいそうな場所をもう1箇所確認しています。(来年はそこを狙います。)
また、4月は突如としてヤマメが多く釣れ出しました。この時期にヤマメを放流したのでしょうか、チビヤマメばかりよく釣れました。スプーンへの反応が凄くいいので、チビヤマメとは言えども楽しませてもらいました。

5月以降はどこもかしこも藪沢なので釣り歩くだけで本当に苦労します。
また、ゴールデンウィーク以降は各地区の田圃に水を回すため、女鳥羽川の水の大半を洞地区の取水口から水路へ取り込んでしまい、そこから下流は水の流れが止まってしまっていました。おかげで全く釣りになりませんでした。
7月前半まではそれなりにボチボチ釣れたのですが、水量が少なくなったせいか後半はさっぱり釣れませんでした。本命の渓流魚の顔が拝めなくなってきたため、しばらくは別の川を釣り歩きました。
9月の最終日には魚のつかみ取り大会で逃げ延びたと思われるニジマスが数匹かかり、いい形で釣りシーズンを終了することができました。
★釣り場
釣りになるのは原橋より上流側です。原橋より下流も意外な大物がいるかもしれませんが、草を掻き分けていかないと進めないくらいひどい所なのでやめておいたほうがいいでしょう。
長寿橋から洞橋の区間は私の練習フィールドです。でも川は私個人のものではありませんので、皆さん気になさらずに来てください。時間のない時のチョイ釣りによく訪れますが、相手をしてくれる魚の数は限られるので、ここに釣りに来られる方は、鉢合わせしたら仲良くしましょう。

<長寿橋上>
洞橋周辺はホタルの生息地でもあり、子供たちが水辺で遊べるくらい広いスペースになっています。夏には地元の子供たちが水生動物を探し回って遊んでいます。

<洞橋上>
稲倉地区には解禁当初のわずかな期間ですが、釣り人が入っていたようです。私も何回か行きましたが、あまりいい成果は上がっていません。
一之瀬集落周辺では車で川に近づくことは困難です。川沿いに車を止めるところが全くないため、下流から延々と歩いていかなければならないでしょう。ここは私もまだ立ち入ったことがありません。簡単には入渓しにくいため、本当ならこの辺りが女鳥羽川の一級ポイントではないかと思います。

<国道254号・洞交差点上>
全体的に言えるのは、女鳥羽川での釣りのポイントは各所にある落差下の淵です。落差下のえぐられた部分を見つけたら必ずチェックしてください。そこには何かがいるはずです。
★釣果

上の写真は女鳥羽川で釣れた今期最大のブラウントラウト43㎝。落ち込みの奥深くに何年も隠れていたのでしょう。私自身こんな大物がこの川にいるとは思ってもみませんでした。
取り込むまでにハラハラ・ドキドキしっぱなしで、引きも抜群。最後まで持ちこたえた竿に感謝。SHIMANOにも感謝しています。今年一番印象に残っているファイトでした。

春先によく釣れたヤマメ。サイズはほとんど全て20㎝以下のリリースサイズ。ヤマメを釣るなら女鳥羽川とまで思わせてくれる程よく釣れました。
食い気が旺盛で、スプーンを投げたところにヤマメがいればすぐに反応があり、臆病なイワナと違い、3回くらいはアタックしてきました。でもどこかへ消えてしまったかのように途端に釣れなくなってしまいました。
一番釣行回数の多かった女鳥羽川での成果は次の通りです。
釣行回数:
18回
釣果:
ヤマメ 12㎝~20㎝ 14匹
レインボートラウト 22㎝~27㎝ 4匹
ブラウントラウト 43㎝ 1匹
ハヤ 10㎝~15㎝ 3匹
主なヒットルアー:
ヤマメ模様のスプーン 5g

<最終日・雨の中での1匹>
★環境
ここも犀川の例に漏れずゴミの多い川で、普通の人なら釣りをしようとは思わない川ですが、水量が多くなると以外にも水は綺麗で、魚の活性も良くなります。
漁協による放流が行われているのかどうかは定かではありませんが、夏休みになると周辺の各地区で子供会の魚のつかみ取り等の行事のために女鳥羽川へニジマスを放流しているようで、私もそのおこぼれにあやかろうと行事の終了後を狙って川へ行ったこともありました。
田畑へ水を取り込むため、女鳥羽川は水量が少ない時が多いです。自然を大事にしようと口では言っていても、結局は自分たちの利益のために川を利用し、川の環境を悪化させている。ここで釣りをしていると、矛盾を感じさせられてしまいます。

<藪沢が大好きな私にはこのような場所を見つけると無性に立ち入りたくなってしまいます>
女鳥羽川を1年釣り歩いたおかげで藪沢好きになってしまいました。同じような藪沢の保福寺川や東条川での釣りが来年以降の楽しみとなりそうです。