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小林亜星「過ぎ去りし日々」~向田邦子と共に

2021-06-17 | おとなのピアノ
おはようございます。

小林亜星氏の訃報に、ピアノで「過ぎ去りし日々」を弾いてみました。

・・・といって、ここで、わたしのピアノ演奏を貼るわけではなく
あいかわらずのお喋りブログです。
どうぞおつきあいくださいませ。



小林亜星氏の訃報を伝えるテレビニュースで流れてきたのが、
「過ぎ去りし日々 yesterdays」でした。

ああ、なつかしい・・・
これ、お正月の向田邦子ドラマのテーマだったっけ・・・
亜星さんの作曲だったんだなぁ・・・



20代の頃、向田邦子さんのエッセイが大好きで、
それこそ、好きなエッセイは、暗唱できそうなくらい、
何度も何度も読み返しました。

そのたびに、向田さんの生前、ドラマをろくに見ていなかったなぁと
悔やんだものです。

それもあって、お正月に放送される「向田邦子新春ドラマスペシャル」を
毎年、楽しみにしていました。

向田エッセイにも登場する、黒柳徹子さんがナレーション、
加藤治子さんは、お母さん役・・・そしてワケアリの娘役に田中裕子さん。

毎回、向田作品のモチーフがふくらまされ、
向田エッセンスの凝縮した、素晴らしいドラマになっていました。
でも、そのドラマもいつの間にかなくなって・・・



向田ドラマに欠かせない、久世光彦プロデューサーや加藤治子さんが
亡くなられたことも大きいのでしょう・・・

このドラマで音楽を担当なさったのが、
先日亡くなられた、小林亜星氏でした。

訃報のニュースの映像では、「過ぎ去りし日々」を自ら弾かれ、
「昭和のお母さんが台所で料理をしているような・・・
そんな懐かしさをイメージした」と語っておいででした。



そうか、そうか、確かに、そんなイメージの曲・・・
・・・弾いてみると、シンプルなわかりやすいメロディは
まっすぐに胸にしみ、大事なことを思い出させてくれるようです。



小林亜星氏と向田ドラマとの関わりで言えば、
TBSドラマ「寺内貫太郎一家」が
わたしの世代にとっては、鮮烈です!

ドラマの翌日には、小学生だった私のクラスでは、
お調子者の男子が悠木千帆(後の樹木希林)さんの真似をして
「ジュリ~っ!」って・・・ww

ドラマの主人公・石屋の主人・貫太郎役が小林亜星さんでした・・・



(楽譜は「アット・エリーゼ」で購入。今や欲しい楽譜はネットで探して
自宅でプリント、あっという間に手に入ります♫)


向田ドラマとの関わりばかりを書きましたが・・・
あらためて、音楽家として、小林亜星氏の、お仕事を知り、
昭和の子ども達にとってどんなに大きな存在だったかに、気づかされました。

令和の今、昭和の日々は、まさに「過ぎ去りし日々」・・・
小学生の女の子も、アラカンおばちゃんになっています・・・

でも・・・

サリーちゃんも、アッコちゃんも、ガッチャマンも、
そしてコンバトラーVも、ボルテスVも、
みんなみんな、今でも歌える、わたしの励ましソングです。

本当にありがとうございました。

小林亜星氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。

わたしのピアノ演奏は、あまりにも情けないので、
「過ぎ去りし日々 yesterdays」を、ご紹介します。うっとりです♫

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