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小説・鉄槌のスナイパー・一章・NOー(15)CG

2008-07-19 17:30:00 | 小説・鉄槌のスナイパー(第一章)
小説・鉄槌のスナイパー・一章・NOー(15)CG

「そうかも知れないな、しばらく持つの止めよう」。
「でもね、私殺したい程恨んだ人ならいるよ。私の親友をオモチャにしてさ、お金を献がるだけ献がせてボロ切れのように捨てた男。彼女ね、去年自殺しちゃった」。
「そう、そんな事があったのか。それでその男はどうしているの」
「うん、多分祇園辺りで相変わらず女を食い物にしていると思う。あんな男はヤクザ以下よ。もしアメリカだったらとっくに女に銃で撃たれて殺されているわね」。
「そんなに悪い奴なのか、自分の廻りにはそう言うの居ないから分からないけど。でもいても自分が気付かないだけかもな」。
「うん、きっといるわよ。京平さんは優しいから、類は類を呼ぶって、そう言う人達とは違うから近付かないだけだと思う。もし去年あの銃が私の手元にあったら私殺していたかも知れない」。
私はそれ以上聞くのは止めた。話をつづけていたらその男を殺しに行ってしまいそうな気がしたからだ。
話題を変えて二人で食事の支度を始めた、買い物袋を見るとスパゲティーが入っていた。そして袋から食材をだしてテーブルに並べた。するとバラのタマネギが転がって床に落ちた。
屈んで拾おうと腰を屈めた、すると向かいに座っていた美保の真っ白な脚が目に入った。生脚を上に目をやるとミニスカートの合間から、真っ白な下着が見えていた。私はもう我慢出来なかった。
美保の隣に座ると抱き寄せてキスした。そしてジャケットの下に手を忍ばせるとTシャツの下はノーブラだった。
「嗚呼ッ・・・駄目だったらん、お夕飯の支度を、嗚呼ッ・」私はショーツの中に手を忍ばせた。美保はそっと股を開いた。
柔らかな陰毛を掻き分け、花園にそっと指を滑らせた。身を反らせて目を綴じた美保の園は愛液で濡れていた。
抱き上げて唇を重ねながら寝室に運んだ。
そして俯せにショーツをはぎ取とるように脱がせ、バックから挿入した。
「嗚呼ッ・・・後ろはッ・・・嗚呼ッいいッ・・・」
そしてジャケットを脱がせ、Tシャツをはぎ取った。真っ白な膚が薄っすらとピンクになって「もう、京平さんったら。私もう腰が動かない。大好き、愛しています」。
「うん、僕も好きだ。愛しているよ美保」。
私達は何も言わず、しばらくベッドの中で抱き合っていた。すると美保はゆっくり起き上がるとシーツを巻いてベットを降りた。
そして風呂に行くと湯を入れにていた。
天井の丸太を見詰めながら考えていた。父や母が言うように、もうそろそろ帰ってきてペンションを継いでくれないか。その言葉が脳裏に浮かんでいた。
白馬に帰って来ようか。
両親も美保を気にいってくれたようだし。ふと見ると、ドアに持たれて美保がじっと見て居た。
「何考えていたの、凄く難しい顔していたよ」。
「うん。美保、ペンションの仕事好きか」?
「はい、まだ分からないけど楽しい。でもどうして」?
「ああ、会社辞めて白馬に帰って来ようかって考えていたんだ」。
「そう、京平さんがそうするなら私はどこまでも着いてく」。
「良し、決めた。美保がそう言ってくれるなら会社を辞めて、家の手伝いをするぞ。美保、一緒にやってくれるか」。
「はい、私頑張るね」美保は身体に巻いたシーツの手を離すと落ちた。そしてベットに飛び乗ると抱き着いてキスした。
そして獣のように激しく燃えた。美保は絶叫を押さえ切れずに声をあげた。
山小屋の周りにいた鳥たちはさぞ驚いただろう、そんな事が頭に過ぎった。そして抱き抱えて風呂に行くと湯が溢れていた。大きめの湯舟に抱えたまま入った。ザザッーと湯が溢れた。
美保は肩越しに手を延ばして蛇口を止めた。
「お湯があんなに溢れて勿体なかったね。ねえ、お義父さんやお義母さんに早く知らせてやろう」。
「そうだな、食事を済ませたら帰ろうか」。
「うん」。美保はトロ~ンとした虚ろな目をして頷いていた。そして風呂から出ると二人で食事の支度をした。
私は美保に言われるまま手伝い、美保は得意な料理の一つである、スパケティーのカルボナーラを作ってくれた。そしてサラダ。ワインまで買って来ていた。
そして食事を取り、掃除した。そして地下室をしっかり施錠してブリーフケースを持って実家に帰った。
帰ると両親は突然帰ったのを見て驚いていた。
私は泊まり客の夕食が済んで一段落するのを待った。そして八時を回ると片付けを手伝って暇になった。
私は両親を呼んだ。そして美保と二人並んで座ると決心を告げた。
「そりゃ本当か?・・・美保さん本当ですか」?
「はい、京平さんペンションのお仕事を手伝うそうです」。
「そうかそうか、やっと決心してくれたか。母さん、良かったな。此れも美保さんのお陰ですかな」。
「ほんとうに嬉しいですね。京平、それで本当に良いのね」。
「ああ、もう決めた。孰れ継ぐなら早く仕事を覚えた方が良いから。それに美保も手伝ってくれるし。なあ、美保」。
「はい、何も分かりませんが宜しくお願いします」。
「父さん、月曜に帰ったら辞表出してくる。家具や何かは始末して必要な物だけ持って来るから。それと、二十四日の水曜日だけど、入籍だけでも先に済ませる」。「そりゃ良い、じゃあその日は身内だけでも集めて仮祝いしよう、美保さんはそれで良いのかね」。
「はい。お義父さん、お義母さん宜しくお願いします」。
両親は美保と私を向後に見ながら目頭を押さえていた。そんな両親を見て、美保も涙を浮かべていた。
すると、数人の若い女性の笑い声がして二階から宿泊客が降りて来た。父と母は席を立つとカウンターに入った。
そして笑みを浮かべて客の接客に応じ、コーヒーやらアルコールの支度をしていた。
「あれっ、立花さん?・・・あ~っやっぱり立花さんだ」。
美保はその声に驚いて振り向いた。
「え~っ幸子。久し振りね、旅行なの」。NO-15

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