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刻塚-(NO-19)

2009-10-09 03:11:56 | 小説・一刻塚
刻塚-(NO-19)・・・CG-球体シリーズ

「そうだね。ねえ啓太さん、話は変わるけどさ」そう話す麻代の腰に手を回して引き寄せるとキスした。「もうっ啓太さんったら」
「うん、さっきの話しだろう。どうして山田兄弟の事を調べるのかって」。
「うん、だってお兄さんが狐みたいになったのは六才だったんでしょう」と、麻代はゴロッと猿渡の膝を枕に横になると見上げた。

猿渡は推理した事を話した。
そして、話し終わると驚いた様に麻代は体を起こした。

「じゃあ、あの連続殺人事件には何か外に目的があるって言うの?・・・」
「うん、これは祟りなんかじゃなくて犯人は複数犯でちゃんとした人間だ。今日麻代が雑木林で蝉や小鳥の鳴き声がしてない事に気が付いたろ。
犯人は俺達の動きを監視する為に雑木林の中へ何人も入っていたんだろうな。
それで蝉や小鳥の鳴き声が一斉に止んでしまったんだよ。足跡だって見たろ。犯人は少なくても三人はいるな」。
その言葉に麻代は猿渡の目をじっと見詰めて居た。

そして大きく見開いた。
「じゃあさ、山田兄弟の出生に関係あるって事なの?・・・」
「良いところに目を付けたな。それは先輩が調べてくれたら答えは出ると思う。それと、あの一時塚にも関係があるだろうな。
俺の推理通りなら、あの塚を掘り返して暴く事になるよ。何がでるかな」。

「エ~ッ!だってお墓だよ。そんなこと山田さんが許してくれないよ」。
「許してくれるさ、それで何も可も明らかになるなら。さあ風呂入ろう」。麻代は驚いて瞳をパチパチさせた。
そんな麻代のTシャツを両手で持つと「バンザイして」とシャツを脱がせ、ジーンズのファスナーを下げた。
ブラのセンターホックを外すと、大きな乳房が揺れた。そんな乳房に唇を寄せた。
「もうっ啓太さんったら」そう言いながら啓太の頭を胸に抱える麻代だった。
甘い吐息を漏らし、退け反る麻代の乳首は次第に固くなった。右、そして左の乳首を愛撫しながら抱き上げると風呂に連れて行った。

そして、互いの体を流し合い、浴室から出るとほてった二人の体をクラーの風が包んだ。猿渡は麻代を抱き上げるとベッドに入った。

翌八月五日日曜日、猿渡は麻代のキスで起こされ、抱き締めた。
全裸の麻代の乳房はとても気持ちがよかった。麻代は恥ずかしそうに見詰めていた「ねえ、愛している?・・・」
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