東京駅から新青森駅まで、一本に繋がりました。
その昔、東北本線の特急で東京へ行ったことを思い出します。
今でこそ数時間で東京駅到着ですが、当時は違かった。
朝早く出発して夕方には上野駅。
東北本線のレールの末端はぐにゃっと曲がり、その先は壁。
「ああ、ここが東北本線の南端なんだ」と感動。
その後、30年以上して青森駅の末端を見る。
「ああ、ここが東北本線の北端なんだ」と感動。
その場から、八甲田丸が停泊している場所へ移動する。
青函連絡船の停泊場所だ。
貨車ごと船に積むため、レールが敷いてある。
「ああ、ここが北海道への玄関なんだ」と感動。
考えてみると、レールの効果って偉大なんだと思います。
一度敷いてしまえば、そこは列車が往来する。
そこには流通があり、その先には経済がある。
大変なのはレールを敷くまでの作業。
今でこそ、当たり前になって実感は薄れてしまうかもしれませんが、
たとえば、東京から網走まで蒸気機関車で、1週間ほどかかったそうです。
それでも当時の人からすれば便利になった時代。
ただ、レールも自動車という任意に移動できる交通には勝てなかった。
廃線という厳しい状況に直面する。
レールを敷く...。
心のレールは、いつでも縦横無尽に敷くことができます。
失敗すれば敷きなおす、障害があれば迂回する。
そんなレールを敷けるようになりたいですね。
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