9月に入って、ついに勤続丸3年を迎えてしまった…。
「石の上にも三年」と言うけれど、
3年経っても腹立つことが、減るどころか逆に増えてる気がするのは、まだまだ私の精神修行(思想教育とも言う)が足りないせいだろうか?
事情を知っている日本人の好朋友は
「おめでとう、っていうより、お疲れさま~!」と言ってくれたけど、
今、一番聞きたい言葉は「おめでとう」じゃなくて「お疲れさま」、かも知れない。
日頃自分ではあまり考えないようにしているけど(そうじゃないとやってられん)、
我ながらよくもまあ、こんな
超イイカゲンな 何でもアリの 想像を絶する 常識というモノの全く通じない中国企業で(なんせ「中国の常識、世界の非常識」というくらいである)
4560人の中国人の集団の中たった一人の日本人、という環境で 3年も仕事を続けてこれたもんだ、と思う。
入社して3日も経たずにキレまくり、「絶対に一年もたない!」と叫んでいたのが昨日の事のようだ。
ウチの会社はIT企業にしては離職率が低い、というのが自慢らしいが、
私が入社したときに在職していた約1600人のうち、ほぼ半数の社員が既に離職している。
中国人でさえ耐えられなくなって(?)辞めてく人もいっぱいいるのに、
今日は、今日ばかりは、自分で自分をほめてやりたい…(号泣)。
それなのに
私の労使契約は3年契約。8月26日にはすでに期限が切れているのに、いつまで待ってもHR(人事部)から契約に関する話が来ない。
業を煮やして、8月末から再びHRとの不毛なバトルの火蓋が、切って落とされた…。
幸い労働ビザの手配は今年から別会社に外注していて、
その会社の担当のG小姐は驚くほど有能な人で(っつ~か、ちゃんと仕事をする人で)期日前にちゃんと連絡をくれて、労働局や公安に足を運んでめんどくさい手続きもテキパキと済ませてくれたので、不法滞在の心配はなくなったのだが…。
会社内部で、紙切れ一枚の雇用契約書を作成していただくために、何故こんなに神経すり減らさなきゃいけないのか、もう全く理解できない。
以下、とにかく仕事をしたくないらしいHRのZ小姐と私の、不毛なバトル中継(ダイジェスト)である。
ラウンド1:「契約書、何ソレ?」編
私:「雇用契約書の件、どうなってるの?」
Z:「貴方ビザはもう更新したんでしょ?雇用契約書?何ソレ?うちの会社ではそんなもの発行しない決まりになってるの。」(←キッパリ!)
私:「雇用契約書がないと、私がこの会社で働いてる証明がないし、第一銀行で人民元を日本円に換金するとき、必ず雇用契約書を提示しろって言われるんだよ。ほかの欧米人の社員だって持ってるハズだから、ちゃんと調べて!」
ラウンド2:「誰がHR??」編
Z:「欧米人の社員のを調べたら雇用契約書、あったけど(←数分前にないと言い切ったくせに!)、英文だった。英文でいい?」
私:「3年前に発行してもらった契約書は中国語なのに、なんで英文しかないワケよ?」
Z:「貴方がフォーマット持ってるんじゃないの?」
私:「何で私がフォーマット持ってるのよ??私はHRじゃないっつ~の!!」(←「自分で探せよ~!」と叫びたいのをこらえる)
ラウンド3:「医療手当は要らない???」編
Z:「貴方の以前の契約書調べたら、医療手当って書いてあるんだけど、コレは何?」
私:「私外国人だから、中国の医療保険入れないでしょ?それで毎月手当が少し出てるの。」
Z:「外国人だから、中国の医療保険入れない??ウチの会社の保険は全職員に適用されているはずよ。調べたら貴方の名前もちゃんとあるじゃない。
会社の保険に入ってるのに、医療手当がつくなんておかしいじゃない?上司と相談して、この医療手当は取り消してもらうから。」
私:(うろたえて)「エッ!?ちょっと待って!!そんなハズないよ!!会社の保険に入ってるって言うなら、その内容と証拠を見せてよ!!」
ラウンド4:「説明書はよく読みましょう」編
Z:「ハイ、これが会社で入ってる医療保険の概要を書いた説明書。よく読んでおくように。」
エラそうにそう言って渡された中国語の説明書を開くと、な、ナント1ページ目に…。
「すべての病院の外国人診察区、特別診察区、特別病棟及び高級幹部病棟などで発生したいかなる費用についても、この保険は適用されない。」
…(ブチッ)←頭のセンのふっ飛んだ音
だ、誰が 「説明書はよく読め」 だぁ~~~!?
人をガイジンだと思って馬鹿にしやがって、こっちが中国語の説明書が読めないとでも思ってんのか、オラ~~!!
こっちはガキの使いやあらへんで~~~!!
ダテに中国企業で3年も働いてへんわ!!ダマしやがって、ふざけんじゃね~よ!!!
という内容で怒鳴りつけてやりたかったが、
話すのも不愉快なので、メールを送ることにした。
「こんにちは。
貴方のおっしゃるとおり、説明書を拝見いたしましたところ、以下の説明が見つかりましたので、ご確認下さい。
(以下条文)
私はこちらで病気になると、××病院に行くことにしております。
病院に行くと、普通はまず受付で身分証明書の提示を求められますよね。
私の身分証明書は、日本国のパスポートです。
それを見た受付の人は、私を外国人窓口へ連れて行きます。
たとえ私が中国人の一般窓口へ行きたいと言っても、病院ではそれが規則です。
また私は中国人ではありませんので、中国人の身分証は持っておりません。
身分証がありませんので、日本人であることを隠して中国人の偽名で診察を受けることは不可能です。
従いまして、貴方のおっしゃる会社の医療保険に私が加入していたとしても、実際に使うのは不可能です。
ここに、これまで通り医療手当の支給をお願い申し上げる次第です。」
…ここまで言わんと、わからんか?
それともタダのイヤガラセか??
別に3年経ったからって、
「これまで3年間よく頑張りました。会社に対して何か要望はないですか?
貴方の契約は来月切れますが、引き続きウチで働いてもらえますか?」
なんて言葉を期待してたワケじゃない。
だけど、雇用契約書すら期限過ぎてこっちから言わないと発行してもらえず、
逆に契約書の内容に幼稚園児より低いレベルのケチつけられて、
これが契約満了まで丸3年働いた私に対する、会社の答えなのか?
あんまりだ…。
勤続丸3年の記念日は、こうして過ぎてしまったのだった…。(続く)
「石の上にも三年」と言うけれど、
3年経っても腹立つことが、減るどころか逆に増えてる気がするのは、まだまだ私の精神修行(思想教育とも言う)が足りないせいだろうか?
事情を知っている日本人の好朋友は
「おめでとう、っていうより、お疲れさま~!」と言ってくれたけど、
今、一番聞きたい言葉は「おめでとう」じゃなくて「お疲れさま」、かも知れない。
日頃自分ではあまり考えないようにしているけど(そうじゃないとやってられん)、
我ながらよくもまあ、こんな
超イイカゲンな 何でもアリの 想像を絶する 常識というモノの全く通じない中国企業で(なんせ「中国の常識、世界の非常識」というくらいである)
4560人の中国人の集団の中たった一人の日本人、という環境で 3年も仕事を続けてこれたもんだ、と思う。
入社して3日も経たずにキレまくり、「絶対に一年もたない!」と叫んでいたのが昨日の事のようだ。
ウチの会社はIT企業にしては離職率が低い、というのが自慢らしいが、
私が入社したときに在職していた約1600人のうち、ほぼ半数の社員が既に離職している。
中国人でさえ耐えられなくなって(?)辞めてく人もいっぱいいるのに、
今日は、今日ばかりは、自分で自分をほめてやりたい…(号泣)。
それなのに
私の労使契約は3年契約。8月26日にはすでに期限が切れているのに、いつまで待ってもHR(人事部)から契約に関する話が来ない。
業を煮やして、8月末から再びHRとの不毛なバトルの火蓋が、切って落とされた…。
幸い労働ビザの手配は今年から別会社に外注していて、
その会社の担当のG小姐は驚くほど有能な人で(っつ~か、ちゃんと仕事をする人で)期日前にちゃんと連絡をくれて、労働局や公安に足を運んでめんどくさい手続きもテキパキと済ませてくれたので、不法滞在の心配はなくなったのだが…。
会社内部で、紙切れ一枚の雇用契約書を作成していただくために、何故こんなに神経すり減らさなきゃいけないのか、もう全く理解できない。
以下、とにかく仕事をしたくないらしいHRのZ小姐と私の、不毛なバトル中継(ダイジェスト)である。
ラウンド1:「契約書、何ソレ?」編
私:「雇用契約書の件、どうなってるの?」
Z:「貴方ビザはもう更新したんでしょ?雇用契約書?何ソレ?うちの会社ではそんなもの発行しない決まりになってるの。」(←キッパリ!)
私:「雇用契約書がないと、私がこの会社で働いてる証明がないし、第一銀行で人民元を日本円に換金するとき、必ず雇用契約書を提示しろって言われるんだよ。ほかの欧米人の社員だって持ってるハズだから、ちゃんと調べて!」
ラウンド2:「誰がHR??」編
Z:「欧米人の社員のを調べたら雇用契約書、あったけど(←数分前にないと言い切ったくせに!)、英文だった。英文でいい?」
私:「3年前に発行してもらった契約書は中国語なのに、なんで英文しかないワケよ?」
Z:「貴方がフォーマット持ってるんじゃないの?」
私:「何で私がフォーマット持ってるのよ??私はHRじゃないっつ~の!!」(←「自分で探せよ~!」と叫びたいのをこらえる)
ラウンド3:「医療手当は要らない???」編
Z:「貴方の以前の契約書調べたら、医療手当って書いてあるんだけど、コレは何?」
私:「私外国人だから、中国の医療保険入れないでしょ?それで毎月手当が少し出てるの。」
Z:「外国人だから、中国の医療保険入れない??ウチの会社の保険は全職員に適用されているはずよ。調べたら貴方の名前もちゃんとあるじゃない。
会社の保険に入ってるのに、医療手当がつくなんておかしいじゃない?上司と相談して、この医療手当は取り消してもらうから。」
私:(うろたえて)「エッ!?ちょっと待って!!そんなハズないよ!!会社の保険に入ってるって言うなら、その内容と証拠を見せてよ!!」
ラウンド4:「説明書はよく読みましょう」編
Z:「ハイ、これが会社で入ってる医療保険の概要を書いた説明書。よく読んでおくように。」
エラそうにそう言って渡された中国語の説明書を開くと、な、ナント1ページ目に…。
「すべての病院の外国人診察区、特別診察区、特別病棟及び高級幹部病棟などで発生したいかなる費用についても、この保険は適用されない。」
…(ブチッ)←頭のセンのふっ飛んだ音
だ、誰が 「説明書はよく読め」 だぁ~~~!?
人をガイジンだと思って馬鹿にしやがって、こっちが中国語の説明書が読めないとでも思ってんのか、オラ~~!!
こっちはガキの使いやあらへんで~~~!!
ダテに中国企業で3年も働いてへんわ!!ダマしやがって、ふざけんじゃね~よ!!!
という内容で怒鳴りつけてやりたかったが、
話すのも不愉快なので、メールを送ることにした。
「こんにちは。
貴方のおっしゃるとおり、説明書を拝見いたしましたところ、以下の説明が見つかりましたので、ご確認下さい。
(以下条文)
私はこちらで病気になると、××病院に行くことにしております。
病院に行くと、普通はまず受付で身分証明書の提示を求められますよね。
私の身分証明書は、日本国のパスポートです。
それを見た受付の人は、私を外国人窓口へ連れて行きます。
たとえ私が中国人の一般窓口へ行きたいと言っても、病院ではそれが規則です。
また私は中国人ではありませんので、中国人の身分証は持っておりません。
身分証がありませんので、日本人であることを隠して中国人の偽名で診察を受けることは不可能です。
従いまして、貴方のおっしゃる会社の医療保険に私が加入していたとしても、実際に使うのは不可能です。
ここに、これまで通り医療手当の支給をお願い申し上げる次第です。」
…ここまで言わんと、わからんか?
それともタダのイヤガラセか??
別に3年経ったからって、
「これまで3年間よく頑張りました。会社に対して何か要望はないですか?
貴方の契約は来月切れますが、引き続きウチで働いてもらえますか?」
なんて言葉を期待してたワケじゃない。
だけど、雇用契約書すら期限過ぎてこっちから言わないと発行してもらえず、
逆に契約書の内容に幼稚園児より低いレベルのケチつけられて、
これが契約満了まで丸3年働いた私に対する、会社の答えなのか?
あんまりだ…。
勤続丸3年の記念日は、こうして過ぎてしまったのだった…。(続く)
最初の頃、会社の話を聞いた時は3カ月持つのかな~と思ってましたよ。
そんな就職先輩話を聞きながら自分も就職し、転職までしてしまった・・・
会社や町を変えても、一緒に仕事するのは中国人で、ベースが中国であることは変わらないんですよね。。。
これからも日々の戦い、頑張りましょう!!
いつも有難うございます(ダー(T_T))
なんかもう、ここまで主張しなければ最低限の自分の権利すら守れないのか、と思ってしまいます
ま~それは普通の中国人も時々ホントに怒り狂って疲れてるから、別に私がガイジンだから不愉快、ってことじゃないと思うんですが、つくづく生きにくい国だなと思います…。
じゃあ日本が生きやすい国かって言われれば、そうとも言い切れないんですけどね…。
私一人で何が変えられるワケでなし、ぼちぼちやってくしかないですね