はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

春夜別友人

2013-03-28 17:17:36 | 中国企業で働く
春はお別れの季節です。

…という歌が昔あったけど(年がバレる)。
今月末、3人の派遣社員の人たちが会社を離れることになった。
3人とも、派遣社員とはいえ3年半以上、同じチームで一緒に頑張ってくれた人たちである。
一昨年の部署消滅以来、一緒に残務処理にあたっていた7人の派遣社員の人たちとは、これで全員お別れすることになった。
寂しい気持ちを抑えることができない一方で、部署が消滅してから先の希望が全く見えない中で、2年近くの長きにわたって一緒に働いてくれた彼女達に、今はただ感謝の気持ちで一杯である。

7人のうち、1人は社内の別部署へ移動、1人は日本へ留学、1人は日本企業へ転職、そして残りの4人は退職後の進路は未定のまま。私も他人の心配をしている場合ではないのだが、進路が決まらないままお別れになってしまった人たちのことがどうしても気になって仕方がない。中には社内の別部署移動試験に合格しながら、やはり日本語や日本と関係する仕事がしたいと断った人もいる。特にここ一年ほどは日中関係の悪化で中国における日本関連の求人数も減る傾向にある中で、それでもせっかく勉強した日本語を生かしたい、日本と関係する仕事にこだわりたいと思ってくれる人には頭の下がる思いである。

特に最後まで残ってくれた3人は大人しいけれど丁寧に仕事をこなす、ちょっと日本人っぽい性格の人たちで、チームワークも上手にこなし、仕事の面では随分と助けられた。

一人一人の退職にそれぞれドラマがあって、残念ながら全員円満退職とはいかなかったけれども、いつかこの日が来るとわかった日から、最後の一人まで見送ってあげたいと思っていた。今回の退職については自己都合ではなく、業務終了に伴う会社都合であるため、わずかだが賠償金も出るようで少しほっとしている。

退職後も杭州に残る人、杭州を離れて田舎へ帰る人様々だが、皆まだ20代の若さで優秀な人たちなので、厳しい雇用情勢の中だけど望む進路が見つかることを心から祈っている。

これで残るは日本人2人だけ、となってしまったのだが、はてさて、この先どうなるのやら。
答えが出るのは今年の年末近くになりそうである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿