はと@杭州便り

中国杭州で仕事&子育てしているはとぽっぽのページです。

敦煌旅行 1

2015-07-16 17:03:25 | その他
6月29~7月2日まで、敦煌旅行に行ってきました。

日本から来た両親と上海で合流して、親子3人旅。
ユキは学校もあるし、まだ小さいので連れて行っても楽しくないだろうし…ということで、
相方と二姐に任せて杭州でお留守番。

実は私は18年前、バックパッカーで敦煌に行ったことがあるのだが、
ちょうど北京~蘭州~嘉峪関~敦煌と列車で旅をしてきて約8日目、
疲れがたまって敦煌で倒れてしまい、病院のお世話になって、莫高窟も鳴沙山も
体調が悪くてあまり楽しめなかった。
今回は18年ぶりのリベンジ?敦煌。

70代の両親と一緒なので、今回は上海の日系旅行社の手配旅行。
行きは上海から西安経由で敦煌、帰りは敦煌から北京経由で杭州。もちろん、全部飛行機!
宿泊は4つ星ホテルに、現地日本語ガイドつき、専用車つき、という豪華な旅。
こだわったのは、両親の楽しみにしている莫高窟を2日間見学すること。
最初の旅行社のプランでは1日だけだったのだが、他の観光地は削っても、今回は
莫高窟はじっくり見たい!ということで、こちらの要望を聞いてもらったのだ。


敦煌空港

初日、上海-西安の便が何と3時間も遅れて、飛行機の中で3時間も待たされて大変でした。


2日目、鳴沙山へ

18年ぶりに来た鳴沙山は、すっかり観光地化していてびっくり。
中国人の団体客がたくさん来て、ラクダに乗ったりそりすべりをしたり、パラグライダーしたりしていました。
ラクダは昔からいたけど、今は1000頭ものラクダがここで働いて?いるんだとか。
私たちは体力がないので、月牙泉の近くまで電動カートに乗って移動。






月牙泉


お天気に恵まれて?ものすごく暑い!けど、少し日陰に入れば十分しのげます。




不純物の入ってない砂、とても綺麗です。


18年前のことを思い出すと、当時友人と2人でここへ来た時はラクダに乗って中森明菜の「サンドベージュ」を歌い(年がバレる)、
ラクダは乗り心地は決してラクではなく、お尻は痛いし足はつりそうになるしで、大変だった。
その後、そりすべりで転倒して砂まみれになり、日が暮れかけたころ急に寒くなって、私は急に腹痛を起こして、
市内へ戻るバスの中で倒れてしまった。

すると、同じバスに乗り合わせていた大連から来た中国人のおじいちゃんが、必死で私に日本語で話しかけようとしてくれた。「子供の頃日本語を習ったはずなのに、こういう時に思い出せないなんて。」というような事を中国語で言いながら、バスの運転手に市内へ着いたら私たち2人をこのまま病院へ送ってくれるように頼んでくれた。
運転手さんはその言葉通りに私たちを病院まで送ってくれて、病院の入口に着いた時に、偶然出会ったのが日本からのツアー客と添乗員、通訳さんの3人組。その日の昼間、鳴沙山で会って挨拶していたツアーの人だった。

私は当時中国語がほとんど話せず、困っているのを見て、中国人の通訳さんは同じく病院に来ていた日本人のツアー客の人と添乗員を先に帰らせて、私のために通訳してくれ、病院で見てもらった後、市内のホテルまで送ってもらった。
「夜中に気分が悪くなったら、ここに電話をかけてください。」と、自分の泊まっているホテルの部屋番号まで教えてもらって…。
私たちが何度も何度もお礼を言うと、その通訳さんは「私も日本に留学したとき、大勢の日本人に助けてもらいました。だから中国で困っている日本人がいたら、そのお返しをするのは当然と思います。」と言われたのを、今でもよく覚えている。

昔の中国は、今と比べると本当に何もなかったけど、旅先では本当に多くの中国人の親切に助けられた。
18年前の敦煌での経験も、今私が中国にいることと、どこかで繋がっているような気がする。


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2 コメント

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Unknown (あや)
2015-07-21 13:30:33
一緒に内蒙古に行った時、私が財布をすられたり、他の日本人観光客がトラブルにあって困ってたりして、唯一中国語のできるみゆちゃんが走り回ったことがあったよね。その時にみゆちゃんが敦煌のガイドさんと同じことを言ってくれたのをよく覚えているよ。私の心にも深く残った言葉でした(^^)
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Unknown (はとぽっぽ)
2015-07-23 12:28:22
>あやちゃん 内モンゴルもすごく懐かしい~!草原で見た星空と日の出は感動モノだったね。呼和浩特では大変だったけど、あの状況でやっぱり何もしないわけにいかなくて。少しでも誰かの役に立てたなら、中国語やっててよかったと思うし、これからも昔中国で私が受けたたくさんの親切を、色んな形で他の人に返していけたらな、と思います。
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