雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

除雪機の音で 目が覚める

2012-01-19 12:24:39 | 随想
雪降り朝は、除雪機の音で目が覚める。
雪除けのブルドーザーのエンジンの音とザーザーザーと少し重たげな音が通るのは、朝4時過ぎだ。「沢山降ったんだ」と寝床で積もる雪の量を推しはかる。
裏の通りでは、近接して三軒の家で除雪機を持っていて、道横の空き地に雪を飛ばす。朝も早くからザー・ザー・ザーとやりだすから、少々迷惑だ。
道路をはさむ家の前の元気の良いお爺ちゃんは、朝も早くから目が覚めると見えて、朝も4時ごろからジャー・ジャー・ジャーと雪を削る。寒い朝なので音はよく寝床まで伝わってくる。この時は結構睡眠の邪魔になる。車の走る場所は踏み固められて、徐々に高さが増し、高い所の道となる。
お爺さんはロードヒ―ティングをしているかのように路面を削り低くしており、雪で隠されて高低差は分からない。この路面で三度もトラックがはまり、出れなくなった。それでも家族の言うこともお爺さんは聞かず、無頓着なので、構わず雪を除ける。そこにトラックがはまり、脱出するまで1時間半以上もかかっていた。巨体なトラックに手を貸す事も出来ず、ただただ見ているだけであった。雪にトラックがはまると大変なことだ。お爺さんも今は高齢になり、雪削り音に悩まされることはなく、トラックがはまることもなくなった。

乗用車が雪にはまると、近所の者や通りがけの人が寄ってきて車を押したり、車体の下の雪を除けてくれたり、脱出道具を持ってきたりと手伝ってくれる。雪国の共同生活はお互い様だ。
カムイラピットも4度も助けてもらった。その内2度は他人の車で引いてもらったのだった。この内の一度は雪道に入り込み途方に暮れている時に、通りがかりの車に引っ張ってもらったものだった。よほどの田舎道での事である。その人か言うには「これは亀さんになっている」という。
「ドロ亀さんになったとは、それはどうしてなったの。」と思ったが、後で分かったが、「車体が雪の上に乗ってしまい、車が空回りをしている様」をいうということであった。車が通りかからなければ、雪の中で一晩過ごしたか、車の中でこごえ死んでいたかと、ゾオットする。それからは冬はその道は通らないようにし、雪除けスコップも車に積むようにしいる。

夜景は綺麗だよ 藻岩山

2012-01-17 20:43:02 | 日記
カムイラピット夫婦は、K・ラピットさんと待ち合わせて、リ二アール後始めて藻岩山のロープウエーに乗りました。
ロープウエーは新しくなっただけに、建物も新しくなり、ロープウエーも乗り心地も良いく、やはり新しいものは良いなあと話あった。上る時のロープウエーからは雪雲も消えて、眼下に札幌市街が見えてガイドの話と合わせて街並みに目をやった。また、下には雪に覆われた森が眠っていた。野生動物の足跡が雪の中にあって、ラピット仲間の足跡も見つけようと思ったが、ここまでは仲間が来ていないようだった。
往復料金は1500円で、年間パスポートが2800円であった。今年は藻岩山に来てみようと、ラビ妻(メグミラピット)と相談して年間パスポートを買うことにした。
生憎、昼ごろは曇りの日よりで、札幌の街並みは雪模様でひとつも見えなくなった。昼過ぎからは晴れると言うので、期待を持って山頂のレストランで夕暮れを待つことにした。広くワイドに造られた窓からは、札幌市街が眺望出来るはずであったが残念なことであった。
レストランでは、今日は曇りで展望がきかないので別なサービスをしますと、ルームの天井に供えられた円形のスクーリンに映像を映して、特別なサービスしてくださった。珍しい翼をもった白馬天体ショー、星空とオーロラのショウに他の客ともに感じ入って見とれた。
いつもは夜のディナーの時間に映しだされるとのことであったが、今日は特別な計らいであった。
ゆっくりでき、ゆったりした時間を持てたのは幸いであった。
また、別なスクーリンのある施設で「札幌の街の紹介、立体映像」に満足して、5時半過ぎに下山する。この時間になると雪雲も去って、ゴンドラから幸い見えた札幌の夜景はなかなか綺麗で、函館の夜景と合わせて北海道三大夜景と言われているとか説明があった。、
心の中で、香港の夜景にはやはりかなわないななどと、比較にならない比較をしながら、ロープウエーで下山した。今日一日有意義なことであったとラビ妻と感想を話しあった。
☆ 藻岩山の高さは531㍍。高さにちなみ「5月31日」に各種の記念行事が行われるとの事であった。

命ははかないけれど、力強いものなんだ。

2012-01-16 18:54:50 | 教訓
この頃見聞きした中で、気に止めた言葉があります。
以下に紹介します。

☆ 夢に小さいも大きいもない。

☆ 人は変われるものなんだ。

☆ 自分が前に進めないからといって、あいつの邪魔すんなよ。

☆ 命は、はかないけれど、力強いものだ。
☆ 命の強さ、素晴らしさ、命の強さを信じなさい。

☆ 本当に大事なものは、隠れて見えないものなんだ。

☆ 「出る出る出島」「がぶり寄りの琴奨菊」、自分の魅力を他の人に知らせる技(事)が大事。

☆ あなたに伝えたい事は、「ありがとう」の五文字です。

自分の生き方に、何がしかの影響する言葉です。今年も元気に生活しましょう。


ホエー豚 十勝産地の美味しい豚肉

2012-01-15 20:49:36 | 
チーズ造りの過程で排出される上澄液を「ホエー」と言います。
「ホエー」はヨーグルトに見られる透明の上澄液で、ミネラルやビタミン、生きた乳酸菌がたっぷり含まれています。
豚の育成に使われ、栄養タップリの魔法の液体と言えます。
デンマークでは、酪農と養豚業が一体となって「デンマークベーコン」が世界的に有名なのと同じこころみとなります。
豚の生後の30日~90日の間にホエーを50gリットルを与えたものが、「ホエー豚」と名付けられ、100gリットル以上を与えたものは「マスターホエー豚」として、出荷されます。
こうして作られた肉は豚肉独特の臭味を消し、油身までまろやかで良質の肉になります。
ホエー豚の生産は乳牛の育成地の酪農と深くかかわりがあります。十勝地方でホエー豚の名が使われるようになり、ホエー豚の言葉はいまや市民権を得るまでになりました。
昔の炭鉱町の夕張市の[よしたけ花畑牧場」でも、平成24年からホエー豚の育成に取組み、夕張発のホエー豚をブランド化するということです。

倶知安・名寄は、大雪の地

2012-01-15 09:39:08 | 随想
雪国と言えば新潟県の高田(現在直江津市と合併して上越市となる)がもっとも有名で、雁木(がんぎ)という雪防除の軒が長い通路があった。毎日降る雪で街が覆われてしまい、昔は「この下に街があります」の看板がたてられていたといいます。
北海道での多雪地帯は、場所は離れていますが倶知安町と名寄市でです。毎日が雪除けに追われ、大変な生活だった知人に聞きました。屋根のこうばいをきつくしたり、玄関の上に雪防除の屋根を付けたり、屋根の向きを考え家を建てたりと工夫がなされていたのです。玄関も雪に埋まり、二階の窓から外に出たとも聞きました。近年は排水溝を上手に使い、雪を水に溶かし流す施設が造られたりして、除雪も大変楽になったと聞きます。
札幌では6㍍ほど降り雪が多いのですが、豪雪地帯の足元に及びません。
参考の為に、道内の主な地の1981年~2010年の年間降雪量の平均値を紹介しておきます。
    旭川  743㎝        岩見沢  753㎝
    札幌  597㎝        帯広   201㎝
    根室  221㎝
となっています。かつて私は十勝(近くの池田町)に住んだことがあるのですが、毎日晴れの日が多く気分は最高でした。数字に見てもお分かりの様に、札幌は帯広の約3倍の雪の量があるので、どんよりした曇りの日も多いことになります。まして旭川や帯広の冬の天気は言うまでもありません。
北海道でも地域(置かれた自然=地形や場所)によって雪の多い土地と少ない土地があるのです。 

日頃のご用心

2012-01-14 09:59:00 | 日記
日々用心。起こった後ではもう遅い。
  ◎ 火の用心
  ◎ 戸締り
  ◎ 交通事故に注意 せい 
これには赤線が引かれていました。
谷崎潤一郎の「台所太平記」に書かれていた一文です。
小説は読むと面白く、為になる事も書かれています。
いつ災いに合うかわかりません。日ごろの用心を心がけましょう。
今の世の中は更に物騒になりました。

鴻ノ舞 これは目出度い地名だ!

2012-01-13 21:16:31 | 地名
「鴻ノ舞」はオホーツク海に面した紋別市にあった金山の地名です。「鴻の鳥が舞う」という実に目出度い地名ですね。
佐渡の金山のあと、東洋一の金山として有名となり、昭和15年には金2,478㎏を産する大金山でした。
紋別と鴻ノ舞との間には「鴻紋(こうもん)軌道」が通り、ここを舞台にダークダックスの唄った「銀色の道」の歌が作られたほどでした。最盛期には人口も1万3千人を数えて活気に満ちていました。
「鴻ノ舞」とは実に目出度い地名ですが、実はアイヌ語の「仕掛弓ある川」のクォオマナイから転化したものでありました。仕掛け弓は危険を伴うので、アイヌは皆意識した地名でした。
金山で栄えた栄華の土地も今や管理事務所があるのみで、紋別からの通いによって鉱山跡地が管理されています。
私は、長年鴻ノ舞の跡地に調査に入り、鉱山の遺構をまとめた地でもあります。
正月にちなみ目出度い地名なので、鴻ノ舞の地名をここに紹介してみました。

札幌の魅力とは さあて何かな?

2012-01-12 14:05:25 | 観光
お城があるでなし、深い歴史があるでなし、魅力ある街並みがあるでなし、有名な寺院があるわけでなし、無いものだらけの街が魅力と言われる札幌。それは何であろうか。
広々とした空間と、心やさしい人達、ススキノの飲み屋街を楽しむ若い女性たち、札幌は北国の中心都市とでもいうことなのか。
私の今思いだせる札幌の観光スポットを列挙することから始めてみたいと思います。その内に、札幌の魅力にせまることも書けるかもしれません。お楽しみに。

今回は羅列にすぎませんが、札幌観光の少しの参考にして下さい。

札幌の奥座敷定山渓温泉(秋の紅葉がすばらしい)、豊平峡ダム、札幌国際スキー場、手稲山山頂からの展望、手稲山ロープウエー、スキー場、盤渓スキー場、大倉山シャンツェ、道庁(北海道庁舎 ☆赤レンガ庁舎 煉瓦造りの旧建物)、☆時計台(ビルの谷間にちょこんと)、北大構内(博物館やら銀杏並木、クラーク像、ポプラ並木など)、植物園(北方民族資料室・博物館、宮部金吾記念館)、円山動物園、北海道神宮。

大通公園、札幌テレビ塔、創生川沿い公園、北海道開拓記念館・開拓の村、札幌駅ビル展望台、羊が丘公園、藻岩山ロープウエー、藻岩山展望台(札幌の夜景が一望に)、中島公園と各記念館(道立文学館、渡辺淳一文学館、豊平館)、モエレ沼公園(ノグチ・イサムの造形で知られる。ガラスのビラミット、モエレ山、大噴水)、百合原公園、前田森林公園、サトランド、滝野すずらん公園、川下公園(ライラックの季節が見事)。

地下歩行空間(地下鉄札幌駅から地下鉄大通駅間)、ラーメン横丁、狸小路アーケード街。

大きなデパートめぐり(まるいさん、三越、大丸、東急、池内、4丁目プラザ、大丸藤井、パルコ、サッポロファクトリー、イオン、アリオ など)、ススキノ歓楽街、サッポロビール園、駅地下商店街、大通り地下商店街。

芸術の森、北海道近代美術館、市民ギャラリー、三岸好太郎美術館、本郷新記念札幌彫刻美術館、雪印乳業史料館。

教育文化会館、キタラ、札幌ドーム、キタエール、ツドーム、カデル2・7、チエリア、コンベンション、エルプラザ、劇団四季(今ライオンキングを公演中)、ニトリ文化ホール、セキスイハイムスタジアム、セキスイハイムアイスアリーナ―。

観光めぐり馬車、人力車、地下鉄(北海道唯一)、路面電車(冬のササラ電車)。

ヨサコイソーラン祭り、札幌雪まつり、札幌祭り、豊平川筏下り。  など。

札幌市は北海道の政治経済の中心都市として、人口一極集中して、いまや193万人と巨大化した。それなりに魅力ある街づくりに力を入れている。
魅力ある街はどこかの調査では札幌は上位となっている。
今回思い当たる札幌の観光地を挙げてみましたが、書き落としているところもあります。また時を改めて紹介しましょう。

過酷が好き 単独北極点へ

2012-01-11 19:21:18 | 随想
私がこの探検をするというのではありません。ここでは話題提供ということです。
北極点へ単独、それも無補給で行こうとする冒険家が「UHB のりゆきのトークDE北海道」(2012.1.11)に出ていました。
北極点へ一人で、それも誰からも食べ物などの物資の補給もなく臨むという冒険家。命がけの冒険になるのは言うまでもないのだが、今までの冒険の総集の体験をそこにあてるのであろう。
単独徒歩800㌔北極点。誰も出来ないことだから魅力を感じるのです。
たいへん昔になるが、私が札幌の街を歩いていて、道新のところを通ったときに、講演会の看板があって、尋ねてみると席は空いていますと言うので、お願いして会場に入れていただいた。「福ちゃんの漫画を描いた漫画家」と、「冒険家の植村直己さん」の二人の講演会であった。
話は飛ぶが、この後援会の次の年、植村直己さんはアラスカのマッキンリー山(6194㍍)で遭難し、帰らぬ人となった。今も遺体はみつかっていない。
冒険というのは大変な事で、危険と隣り合わせということなのである。
今回の最大の課題は、飛行機のチャーター代など1千万円を用意しなければならぬ事だそうです。
テレビに出ていた冒険家は旭川に住まいの人で、この3月に出向くという。とうとう名前を聴きのがしたが、(調べてみますと旭川市近くの鷹栖の荻田泰永(やすなが)さんでした。)無事の成功を祈っています。

とうとう本来の大雪になった。

2012-01-10 20:38:51 | 日記
今日一日で、60㎝以上の雪が降った。
言葉では雪が降ったとなるが、これを片づけるのは大変である。
今日一日は雪投げに終始した。実に疲れた。
例年だと1月7、8日ごろに多く降るのに、今年は少し遅れて大雪となった。
また、明日の朝も雪投げに出なければならないと覚悟している。
このごろは、寒気なので、さらさらした雪となるので、雪だるまを作ることもできない。