アリー スター誕生

過日評判映画アリーを観た。ボヘミアンで三回も予告みせられたから。
レディガガのための映画だ。絶賛はしないが、ガガを観に行ったようなもの。ガガは良かったよ。

イボミくらい背が低くて小っちゃいのに、そう見えない。存在感あるゾオって感心したのだ。確かに歌は上手いし魅力溢れる。

たぶん、クラスというか学年に一人、頭が良くて元気で、ちょい早熟で、飛び切り美人じゃないが可愛い女の子がいるもので。
そんな感じだが、あとはチャンスと才能なんだろな。スターになるのは。

何本目かのリメイク作品だから、流れは誰もが知っているんだろうというのを前提につくってる気もしてくるので、ストーリー、会話が荒削りな気がしなくもない。
出会いと、ステージでいきなりアリーに歌わせるシーンは丁寧に撮っているが、あとはバラバラだな。

ところで相手のオッさんは、アリーを発掘する世界的ロック歌手ジャクソン（ブラッドリ ークーパー）ということだが、ジャックの歌が古臭く感じるのは、カントリーフォークからなのか？俺にはイマイチぱっとしない。昔のジェームステイラーみたい。テイラーの方が知的だな。
正直、なんやこのオッさん、何でこんなんで大物歌手なのと思ってしまった。
またよく分からないのが、アリーがスター街道を登り詰めていく一方オヤジはアルコール依存が激しくなり、兄のアドバイスも受け入れず難聴のケアもしないこと。
俺ならアリーを思い静かに去って引退隠居するな。
その代わり自死を選ぶのだが、アリーとは関わらないでやるべきだな。愛しているのなら。

難癖つけたくなる。音楽はちょい聴かせるが、アリーのポップスがいきなりグラミー賞というのも首かしげる。

ガガが演じて歌う映画だということだけで、評価されてるんだ、それだけの作品かと思った。

ということで。宣伝の美辞麗句やりすぎ。
グラミー賞の「Ｓｈａｌｌｏｗ」はアカデミー賞を獲得したらしいが、作品では無理だと思った。評論家ももっと公平にコミットすべきだ。
俺はスモールａ映画と位置づけた。