映画など街など

きままに映画や趣味を

勝手にふるえてろ

2019-07-30 12:15:02 | 映画
見逃していたので、チャンスきたら観ようと楽しみにしていた。予想違わず良かった。松岡茉優は若いのに上手だな「あまちゃん」の時から思っていたが。なかなかだ、同世代を演じてるからか。
中学生の時のときめきを秘めイチに片思い。脳内恋愛。とうとうアクションを起こす。同窓会を企画する。東京だけの仲間で逢う機会もつくる。案外リアリティある。

ITで成功した同級生のタワーマンション。
何とかイチと二人になるチャンスができた、趣味も一致する。しかしながら名前すら覚えてもらえてなかったショック。
会社にはヨシカにアプローチ続けている二がいた。イチとは対極のキャラ。いわゆるリザーブ的存在だからニ、つまりは…。


原作読んでいないが、芥川賞作だけは読んでいると思う。


世界の中心で愛を叫ぶ

2019-07-29 08:30:31 | 映画
「世界の中心で愛を叫ぶ」2004年作か。大ヒットしたようだが、当時全然観る気がおきなかった。先月コソコソ観た。平井堅の歌が頭に残る。

お叱りを受けるかもしれないが、大沢たかおはいらない。説明部分だから。出るにしてもミニマムでいいと思う。回想や辻褄合わせをやるなら誰か上手なナレーションでいい。というのが率直な感想。
そのまま森山未來を使えばいいのに。若すぎるのかな。長澤まさみは好演だ、勿論森山も新鮮でいい。二人に惚れた。二人とも熱演だった。

大沢の真剣そうな顔をみると嘘ぽくて胡散臭い。柴咲コウは好きな女優だが使われかたが可哀想な気がした。この後長澤の映画たくさん観た。


ナチスが愛した女

2019-07-28 11:00:53 | 映画
良かった。ナチスを描いた映画は少なくないがこれもまた秀作。2017年作。
オランダを舞台にしたドイツ軍将校とスパイ女性との恋を描いたサスペンス。
オランダに亡命したドイツの最後の皇帝ヴィルヘルム二世の監視を任務とする、ブラント大尉(ジェイコートニー)は、皇帝のメイドとして働くミーケ(リリージェームズ)に一目惚れ。スリリングな関係が続くが二人には、ナチスドイツとしての立場、スパイとしての立場…がある。いずれ破綻が訪れるだろう、と覚悟を決めてみているのだが。
皇帝を訪れたヒムラーの言動を契機にドラマは急展開していく。
よく計算されている。キーパーソンは皇帝だった。皇帝を演じるクリストファープラマーはさすが名優だ。
味なストリィー、演出にハラハラしながらもラストは爽やかである。



ブラックブック

2019-07-24 22:00:29 | 映画


スエズ動乱直前、イスラエルで教師をしているラヘル。キブツ観光ツアーに参加していた旧友ロニーに再会。苦しく悲しい大戦中の記憶が蘇る。
1944年ナチスドイツ占領下のオランダ。美しいユダヤ人歌手ラヘルは、家族とともに南部に逃げるため小舟に乗るのだが内通者のために、家族、仲間も全員ナチスに射殺される。ナチスは金品を死体から強奪。ラヘルは辛くも川に飛び込み生き延びる。
ドラマは本格的に展開していく。
ラヘルはエリスと名を変え髪もブロンドに染め復讐のためレジスタンスに加わる。ナチス内部の情報を探るためナチス親衛隊大尉のムンツェの愛人となる。ムンツェ自身も英軍の爆撃で家族を失った身であった。ムンツェとはいつしか心を通じ合う仲になる。エリスがユダヤ人と知りつつもレジスタンスに協力的な動きをとるようになる。エリスは盗聴器を仕掛けてレジスタンスは囚人となった仲間を助け出す機会を伺う。されど情報がどこからか漏れている、盗聴器もバレてしまう。
やがてドイツは敗戦。
オランダで英雄視されるレジスタンスのハンス。エリスは裏切者扱いで自警団につかまるのだが、ハンスに助けられる。

最大ネタがラストにある。

ムンツェと対立しているフランケン中尉、レジスタンス内部での裏切り者、ナチス側にムンツェのような平和主義者の存在、ナチス親衛隊の腐敗ぶりなどなど、
PG12指定だが、なかなかの作品である。
何よりもラヘル・エリス役のカリスファンハウテンは肢体も美しく魅力的である。
2006年の作品。
国内、ヨーロッパで幾多の賞を獲得したのもごもっともだ。