怖い!凄い!
筒井真理子はやっぱり名優だ、幅広い役、存在感ある演技をやる。表情、振舞い、心の動きが映画全体の流れを形成し、僕らを不安定にしてくれる。
肝心な所を控え流れだけ記す。
ある郊外の金属加工工場を営む鈴岡家~利雄(古舘寛治)、妻章江(筒井真理子)、娘蛍(篠川桃音)~の元にある日、利雄の旧友八坂(浅野忠信)が訪ねる。
利雄は章江に相談なく八坂を雇い、部屋を与える。八坂は利雄にときおり毒づくが、礼儀正しく振舞いオルガンの発表会を控えている蛍の練習にも付き合う。蛍は八坂に
なつき、章江も次第に八坂に好意をもつようになる。
発表会前日、章江手づくりのドレスを着たまま蛍はいなくなる。利雄が娘を発見するのだが。
八坂は姿を消す。
平和な鈴岡家は八坂の登場により一変してしまう。
8年後、新しく雇い入れた工員山上(大賀)が、ひょんなことから八坂の息子だったことが 分かる。
利雄は8年もの間、興信所を使い八坂を探していたのだが…。
浅野の優しそうな笑顔が、ときおり凄みある表情に変わるから、柔らかな表情さえ何となく怖く感じてしまう。殺人で服役していただけに、何をやるかも分からない。
古舘寛治も俺はイイと思う。
カンヌ映画祭で「ある視点部門審査員賞」を受賞。筒井は、毎日映画コンクールの女優主演賞。ヨコハマ、高崎の映画祭でも受賞しているのはとても喜ばしいことだ。
筒井はこの映画で13キロも体重の増減をしたという。美貌もセクシーさも失わずに。凄い役者魂を備えた我が国には希有な女優の一人と言える。
監督 深田晃司は素晴らしい。家族は不条理だという。私たちの日常は唐突に理由もなく破壊することがある。深田は具体的な暴力を避けて描くことに成功している。
筒井真理子はやっぱり名優だ、幅広い役、存在感ある演技をやる。表情、振舞い、心の動きが映画全体の流れを形成し、僕らを不安定にしてくれる。
肝心な所を控え流れだけ記す。
ある郊外の金属加工工場を営む鈴岡家~利雄(古舘寛治)、妻章江(筒井真理子)、娘蛍(篠川桃音)~の元にある日、利雄の旧友八坂(浅野忠信)が訪ねる。
利雄は章江に相談なく八坂を雇い、部屋を与える。八坂は利雄にときおり毒づくが、礼儀正しく振舞いオルガンの発表会を控えている蛍の練習にも付き合う。蛍は八坂に
なつき、章江も次第に八坂に好意をもつようになる。
発表会前日、章江手づくりのドレスを着たまま蛍はいなくなる。利雄が娘を発見するのだが。
八坂は姿を消す。
平和な鈴岡家は八坂の登場により一変してしまう。
8年後、新しく雇い入れた工員山上(大賀)が、ひょんなことから八坂の息子だったことが 分かる。
利雄は8年もの間、興信所を使い八坂を探していたのだが…。
浅野の優しそうな笑顔が、ときおり凄みある表情に変わるから、柔らかな表情さえ何となく怖く感じてしまう。殺人で服役していただけに、何をやるかも分からない。
古舘寛治も俺はイイと思う。
カンヌ映画祭で「ある視点部門審査員賞」を受賞。筒井は、毎日映画コンクールの女優主演賞。ヨコハマ、高崎の映画祭でも受賞しているのはとても喜ばしいことだ。
筒井はこの映画で13キロも体重の増減をしたという。美貌もセクシーさも失わずに。凄い役者魂を備えた我が国には希有な女優の一人と言える。
監督 深田晃司は素晴らしい。家族は不条理だという。私たちの日常は唐突に理由もなく破壊することがある。深田は具体的な暴力を避けて描くことに成功している。