古いメモ
ちょっと歩かなきゃ、で少し時間あるなら、哲学堂から妙正寺川沿いを、中井に向かって歩き、林芙美子記念館に行く。
林芙美子邸は立派でよくぞ戦時中に建てたものだと思う。平屋だが、書斎、応接室、寝室、客間、台所…書院造りで。
また庭も程よい。
庭のない箱=マンション暮らしの自分にはいい空間。
見飽きて暗記する程観たビデオを必ず観る。NHKのフィルムだ。亡くなる数日前だという。
林芙美子の作品が見つかったという流れで展開する桐野夏生の「ナニカアル」をいつも思いだす。
勿論「放浪記」や「浮雲」もあるが。
林芙美子は魅力的で、近くにあんな子がいたら絶対アプローチするなと思う。
でも彼女は完全なる美男子好みで、
口もきいてくれないのと、相手にされたら小説のネタにされるのがおちだ。
2021.6