たまたまネットで見つけた『ふたりジャネット』についての
SFセミナーでの発言に、いまさら驚いているところ。
現場にいたわけではないのであまりはっきりとは言えないものの、
そこまで決め付けなくてもいいだろうという気持ちが強いので
ささやかながら抵抗を試みることにした。
なるほど、母親の不思議な力というのは確かにわかるのだけれど、
それならば娘のジャネットにも同じ力が受け継がれており、その力が
望郷の念と相まって、無意識裡に彼女の願望を故郷に具象化したと
読むこともできる。
幕切れで作家のカップルが一緒に去っていく場面も、母親の力ではなく
ジャネット本人の結婚願望の高まりが引き起こしたものと考えるほうが
それまでの現象との類似性から見ても、より自然ではないだろうか。
例の解釈は刺激的だが、他の読み方を除外してしまうほどのものではないし
そこから別の読み方だって生じうるのだから、一概に突き放したような
断じ方をするのは如何なものだろうかと思ってしまった。
でも本音を言えば、そんなことはどっちでもいいんだけれど。
とにかく自分は『ふたりジャネット』が大好きだ。
そして、そう言い切れる作品に出会えただけで十分幸せである。
だから、訳者である中村氏には非常に感謝しているし、
今後も活躍していただきたいと切に願っているのである。
特にビッスンとかライバーを何とかしてくれそうなのは、
やっぱり中村氏くらいしか思いつかない。あとヴァンスとか。
ところで、ジョイス・キャロル・オーツが女性作家だというのは、
やっぱり英米文学の知識がないとわからないんじゃないだろうか。
かくいう自分もついこの間まで知らなかったし。
SFセミナーでの発言に、いまさら驚いているところ。
現場にいたわけではないのであまりはっきりとは言えないものの、
そこまで決め付けなくてもいいだろうという気持ちが強いので
ささやかながら抵抗を試みることにした。
なるほど、母親の不思議な力というのは確かにわかるのだけれど、
それならば娘のジャネットにも同じ力が受け継がれており、その力が
望郷の念と相まって、無意識裡に彼女の願望を故郷に具象化したと
読むこともできる。
幕切れで作家のカップルが一緒に去っていく場面も、母親の力ではなく
ジャネット本人の結婚願望の高まりが引き起こしたものと考えるほうが
それまでの現象との類似性から見ても、より自然ではないだろうか。
例の解釈は刺激的だが、他の読み方を除外してしまうほどのものではないし
そこから別の読み方だって生じうるのだから、一概に突き放したような
断じ方をするのは如何なものだろうかと思ってしまった。
でも本音を言えば、そんなことはどっちでもいいんだけれど。
とにかく自分は『ふたりジャネット』が大好きだ。
そして、そう言い切れる作品に出会えただけで十分幸せである。
だから、訳者である中村氏には非常に感謝しているし、
今後も活躍していただきたいと切に願っているのである。
特にビッスンとかライバーを何とかしてくれそうなのは、
やっぱり中村氏くらいしか思いつかない。あとヴァンスとか。
ところで、ジョイス・キャロル・オーツが女性作家だというのは、
やっぱり英米文学の知識がないとわからないんじゃないだろうか。
かくいう自分もついこの間まで知らなかったし。