熊は勘定に入れません-あるいは、消えたスタージョンの謎-

現在不定期かつ突発的更新中。基本はSFの読書感想など。

闇の展覧会、3分冊で復刊

2005年08月13日 | SF
ホラー・アンソロジーの金字塔『闇の展覧会』が、
ハヤカワNV文庫からついに復刊された。
以前は上下2分冊だったものが今回は3分冊になり
作品の収録順も大きく変更されている模様である。
筆者はこのアンソロジー、実は上巻しか持っていないので
全収録作を読む場合は新装版を3冊とも買わなければいけない。
こういう商売の仕方は正直言って感心できないが、
まあ復刊されただけ良しとするべきか。
ついでにこのアンソロジーの手本となった『危険なヴィジョン』の
2集以降も出していただけないものかと思う。

以前にここで取り上げたウルフの『探偵、夢を解く』は
今回の3分冊の第1巻『敵』に収録されているので、
興味のある向きはこのチャンスにご一読をお勧めしたい。