あの山この山

゛あの山この山 ゛を見にきていただきましてありがとうございます ♪ ~

台風、豪雨、強風後(晴天)の登山について

2017-10-31 | 登山知識情報

台風、豪雨、強風後の登山に対する注意です。
山は台風などが通過した1週間ぐらいは崩落や倒木の危険があります。
晴れているからと安心していると思わぬ事故になります。
                   
2017年10月の台風21号。 六甲山(魚屋道)有馬温泉~六甲山最高峰。

3年前の台風11号から台風が来るたびに倒木が有ります。 2017年10月の台風21号が過ぎ去ったあと沢山の倒木がありました。

              
菊水山。

    
   
2014年8月台風11号。 菊水山。

左、2014年6月撮影。     右、8月18日撮影(台風11号8月10日)。

左、2014年6月撮影。     右、2014年8月台風後、登山道の右側が大きくえぐれるように崩れ、土砂で ゛あと900m ゛ の看板は押し流されていた。

六甲山の魚屋道(有馬から六甲山)2014年8月20日撮影。

魚屋道は安全な登山道ですがアチコチ崩れています。

こんな酷い魚屋道を見たのは初めてです。 

一軒茶屋近くに登山道通行禁止の表示がありました。
2017年10月現在、紅葉谷(ロープウェイ~灰形道)はまだ通行できません。

      
 
大岩ヶ岳。 2005年2月27日撮影。
下山を南東のコースへ下りた。途中から倒木や土砂で登山道が無くなっていた。

流されてきた物が沢に堆積していた。

かわす道が無いので倒木の中を真直ぐ進んだ。

左、中、登山道をふさぐ倒木。     右、まったく登山道が分からない。 ヤブ漕ぎで進んだ。

目の前に堆積物の山が出来ており仕方がないので乗り越えた。 堆積物は不安定で危険です。

  
 
これ以外にも豪雨後の晴天、六甲山のツエンティークロスを歩いていたとき沢が増水し渡れなかったことがあった。
その場所は沢が狭くなっており水流が早くなる場所だった。
置石の上30mぐらいまで水かある。 足が流されると命に係わる事故になる。 残念だがこの時は引き返しました。
                 
 
登山初めて36年になる。
高山から低山までいろんな山を登り危険な事も何度も経験してきた。
ここら辺りはベテランの方はよく御存じだと思います。
初心者の方にお願いしたいのは、台風や豪雨強風の後、晴れていても注意を要するということです。
山はスポンジだと考えてください。 天気が良くなっても山は沢山水を吸い込んでいます。
普段はチョロチョロの沢も濁流になっています。
どうしても行くなら絶対に安全と分かっている山へ行きましょう。
  
 

コメント (4)
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