さてそんなWin7、つづいては標準付属ソフトについて。
いいかげん年もあけちゃったし、そろそろ締めたいもんだ。
- 電卓
むかしから普通の電卓と関数電卓とがあったけど、いつのまにやらプログラム電卓と統計電卓とやらが。
ってプログラム電卓ってポケコンか!?と思ったらプログラ「マ」電卓だった。
16進や2進表記をしたり、Dwordの2進表現を見たりビットのXorやローテイトやシフトが…っていまどき
なんのプログラマなんだよ。
あとは統計電卓。
うーん、いまどき需要あるんだろうか。それもPC内での統計電卓。
統計電卓って、入力した個々の値は保持してなくてそれまでの個数とか合計とかを管理してるだけだから
入力間違いがあったかとか確認できないし保存できずに次の統計データいれたらそれまでのものが消えちゃうし、
PC立ち上げといて表形式でない統計電卓ってそんなに利用するかなあ。
- リボン
なんか、ペイントがえらそうにリボン対応になった。おかげてこれまでのメニュー構成でやってた例えば
画像サイズの変更とかがどこにあるのか分からない。
ちなみにワードパッドもリボン対応になってた。救いはメモ帳は従来形式のまま残ってたってところか。
こういう標準添付ソフトって手軽・コンパクトが売りだと思うのに、こんなごてごてにしてどうするんだろう。
個人的にリボンってどうも好きになれない。
一説によれば慣れると従来メニューより作業効率が上がるとかいうけれども、それはおそらくマウス中心で
作業するビジターユーザーを対象としているんじゃないだろうか。
マウスを強制されるUIって、いちいち画面のアイコン一覧から目的のものを選んだりしなきゃいけなくて
思考がほんの一瞬でもとぎれるというか、例えるとこう補助輪つき自転車みたいなイメージなんだよね。
ちなみにOffice 2007と違ってリボンの左端に「ファイル」というのが追加された。Office2010もそうだったかな。
その中身は従来のファイルメニューそのものだ。なんだかなあ。次は「編集」か「書式」でも追加するんだろうか。
- タスクマネージャ
ようやく列のソート設定を覚えてくれるようになった。
あと「サービス」タブは微妙にうれしい。どのサービスをとめればいいかが調べやすくなった。
ただVistaと同様、プロセスのILは確認できないようだ。Sysinternalsの
ProcessExplorerなら見れたかな。
そんなことより、パフォーマンスタブでのメモリ使用量がアロケートされた量じゃなく物理メモリの使用率
になったのが納得いかない。
例えばトータルのメモリ量が物理メモリを超えてきたら、ちょっといくつかプロセス終了しなきゃなとか対策が
とれるけど、物理メモリの中のどれだけが使われてるかを見せられてどう参考にするというんだろう。
そんなOS内部の都合を見せられても意味ないと思うんだけれども。
銀行の窓口行って、これまで「1人あたり平均○分の待ち時間になっています」って表示があったのが
「現在○人の職員が食事休憩に行っています」とかに変わったような印象だ。
ちなみに(OS立ち上がってからの)最大使用メモリの項目もなくなった。
うーん、わざわざ表示項目を変えるだけの意味のある変更なんだろうか。
- デフラグ
Vistaからだと思うけど、フラグメントの様子が視覚的にみれなくなった。
もっとも、W2kとXPについてきたDiskeeperは、どれだけ断片化しているかではなく
1箇所でも断片化しているファイルがディスク上のどれだけを占めているかを表現しているだけだったので
もともと不満はあったけれども。
あとは、15% 最適化済み だの 19% 統合済み だのいうなんだかよくわからない表現。
ぜんたい、これの100%ってどういう状態を指すんだろう。乗車率みたいに400%とかもあるんだろうか。
さて、長々と続けてきたけれども、Win7の第一印象はそろそろ切り上げにしようと思う。