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ああ、そういえば

主にひとのブログを見ていて思いついたことを書き記してみるつもりでした

偏分布

2010-08-31 23:49:00 | Weblog

そういえばいまの職場には日本のいろんな地域統計とそれを地図上に図示するソフト、いわゆるGISというものがある。
休み時間にふと、以前から時々疑問に思っていたことを確認したくなった。

日本には、国土の何%の土地に国民の何%のひとが住んでいるんだろう。
一般論でこういうのって7-3の法則だの8-2の法則だのいうけれども、人口分布ではどうなんだろう。

使ったのは2005年版の国勢調査。5年に一度全世帯を対象として調査する、かなり信頼できる統計データだ。2010年はまだ調査を開始していないので最新版が約5年前のものというのが残念だけれども、なに、そこまで直近にこだわらない。

これの集計単位である全約22万町丁目を人口密度で降順に並び替えて、上位から人口と面積それぞれの累積を求める。
面積の合計が38万k㎡で人口の合計が約1億2800万人。うむ、ここまではよさそうだ。

あとはこれを全体からの比率になおして、まずは人口50%のラインを見てみると…
面積が全体の約0.017つまり1.7%。
え?ケタ間違えたかな。
全国民の半分が国土のほんの2%に満たない土地に住んでいると言っている?

さっそく実際の数値を見てみる。
人口50%のボーダーでは人口密度が5348.5人/k㎡。人口密度がこれ以上になっている町丁目は63,000弱で、その合計面積が6315k㎡で合計人口が6400万人ほど。
うう、マジだ。
つまり日本全体での人口密度が337人/k㎡といいつつ、日本人の約半分は5350人/k㎡以上の場所に住んでるのね。
(次回へつづく)

航空路

2010-08-28 23:55:15 | Weblog
そういえば、ふと地球儀を拾った。
買った、じゃないあたりが貧乏くさいのだけれどもそれはともかく。

地球儀って同じ地球を描写しているとはいえそこに何の情報を書き出すかに個性が現れるものだけれども、まあそんなことなんてまったく考えずに手にした地球儀をあらためて見てみると、この地球儀の場合は例えば飛行機の航路が載っている。

よく言われるとおり、例えば日本からロスやモスクワへ向かう経路は緯線に対して北にかなり湾曲している。
まあ地球は円筒じゃなくて丸いからなあ。などと考えながら傾けて見てみると、アレ? なんかおかしい。

どうも最短路よりさらに湾曲しているように見える。
東京とロスの場合、途中アリューシャンに近寄るのは緊急時対応とかの理由も考えられるけれども、
東京とハワイとの航路なんかは途中に海しかないようなのに、やっぱりずいぶん北に湾曲している。
運用的・国際関係的な理由なら低緯度側に湾曲するものも半分くらいありそうなのに、そろいもそろって赤道から離れる方向に曲がっている。


もっとも、東京の路線の位置がどう見ても成田じゃなく都心あたりだったりするのをみると、この航路もちゃんとどこまで実情を表現しているのかあやしい気がする。
長距離移動の最短経路は高緯度に寄るっていうのを強調しすぎたんじゃないだろうか。

○○から□□に行くのに△△上空を通る、みたいな情報をもとに見てみないと分からんな。

おそうじですか

2010-08-16 23:57:58 | Weblog
そういえばなにやら高齢者を中心に生存不明者が増えてきて、いよいよガベコレが始まったらしい。

いや、参照のない実体じゃなくて実体のない参照を破棄していくんだから、ガベコレと逆か。

でもなんか遠い将来に食料だの水や空気だのいった資源がいよいよ不足し始めたら、リアルガベコレが始まりそうで怖い。
社会とのつながりのない人物を静かに抹消していくような。

ガベコレには手法がいくつかある。
・参照カウント方式
 各自が自分を必要としているひとの署名を集める。
 ある程度の人数あつまったひとは、生き残るのに必要な資源を受け取れる。
 でも実は社会から孤立していても、グループ内でお互いに署名しておけば
 救われる方式。
・マーク・アンド・スイープ
 市役所などの公的機関を出発点にして招待制SNSを立ち上げる。
 期限までにアカウントを取得できたひとだけ抹消免除証が受け取れる。
 それを携帯していなかった場合は…
 ただし、あかの他人を紹介して報酬を稼ぐ輩を防ぐため、紹介した相手
 には重要なプライバシーが伝わるとかのペナルティが必要。
 逆に恐喝を防ぐために、…これは対策が思いつかないな。
・コピーGC
 上記SNSに掲載されたメンバー全員に対して、年齢や記憶まで複写した
 クローン人間を箱船シェルター内でつくりあげ、そろったところで
 全土に効果期限つきABC兵器を散布。

おや?誰か来たようだ。

カマキリ

2010-08-15 00:33:34 | Weblog
うわわ、部屋になんか大きな虫がとびこんできたよ。
見たらかまきり。
かまきりって、飛ぶんだ。そういや羽根があるもんな。

虫は全般的に苦手な中で飛ぶ虫は特に苦手だというのに。
それでも、かまきりは最近どこかでつまんだおぼえがある。
けど、草原ではまだ触れる虫でも部屋で見るとなんでこんなに触るの怖くなるんだろう。

そもそもかまきりってこんなに大きかったっけ。

でまあ四苦八苦のあげく、どうにか退去願ったよ。
ふう。

カメラ屋散策

2010-08-14 22:17:48 | Weblog
そういえば、今日ふらっと某カメラ屋さんに立ち寄った。
そこで感想が大きく3点。

1.動体キャンセル機能
数日前にどこかの商品レビューでこんな機能があるカメラが商品化されていることを知ったのでさっそく現物をさわりに言ったのだけれども、触ってみた感想としてはまだ実用化には至ってないか、あるいはなにか特定の条件の下でだけ真価を発揮する機能で、まだ実験的に商品に乗せてみた程度という感じだ。

仮にも全国に20店舗を構える大手カメラ屋さんの、日本で一番年間乗降者数の多い駅そばで数店舗構えるうちの特にカメラに力を入れている店舗で、
説明員と腕章をつけた店員2人に説明を求めたので使い方が間違っていたとは思えない。
もっとも、そのひとりに聞いたところこの機能の存在を認知していなくてもうひとりを召還して、そのひとも操作の仕方とかは分かっていたもののうまく撮れないので相談するとちょっと勉強不足なものでと使い方のコツとかまでは掌握できてなかったようだけれども。
いいのか?フジフィルム。こんな押しの程度で。

ちなみにそこで試した操作はこんな感じ。
・商品が並んでる台をバックに、レンズの目の前を指1本が横切る様子を撮影。
→連写で撮ったうちの1枚がただ採用された感じで、バッチリ手が写っている。
背景がしっかり固定されてないといけないのかもしれないということで、三脚はないかと聞いてみると十秒程度でもってきた。
すげーよ、客慣れしてるよ。こんなすぐに三脚がでてくるものなのか。
で、
・三脚に固定してフロア内で少し距離のある売り場にレンズを向けて、そのまま撮影。
→動いていない客はともかくとして、手前のほうで横切った客もばっちり写っている。
ここで、撮影時間が変えられることに気づいたので、0.5秒から20秒に変更。
→結果に別段かわった様子はない。
・三脚に固定のまま、最初と同様に手をレンズの前を横切らせて撮影
→ばっちり手が写っている。

期待していたのは、撮った数枚の写真をもとにパーツパーツで多数決のようにして多くの枚数写っているものを残すという処理だったのだけれども、どうもそういう結果には見えない。
ちなみに撮影時間は変更できたけれども撮影枚数の変更の仕方は分からず、固定で5枚。20秒の撮影なら4秒ごとに1枚撮る感じ。でもって撮影中は画面は真っ黒で途中経過は分からない。
さらに、自動で決めた結果の1枚しか得られなくて、撮った5枚を元にユーザーが取捨選択できる様子はなく元の5枚を知るすべはない。

うーん、微妙。
取説読めばもうちょっとちゃんと扱えたのかもしれないけれども、そこまでは踏み込まなかった。

というわけで、改善案はいろいろありそうなので今後に期待かな。
そもそも搭載しているのが一機種だけで、そうとうごついし。


2.レンズ部ユニット
そのまま他の商品を見てたら、レンズ部の比率が異常なものに目が留まった。
よくみると横になにやらむき出しの端子がある。いやそれ以前にシャッターボタンすらない。

これはなにに接続するものぞ?と思っていたら、すぐ手前に本体が置いてあった。
むむう。一眼レフとかがレンズだけ交換するのは知ってるけど、これはCCDまで含めて交換するのか。
確かに、これなら交換時にホコリが入ったりする心配はない。でもこれは果たして合理的な分離なのだろうか。
店員さんに聞いてみると、この交換ユニットは今でも新規のレンズユニットを開発中なのだけれども、ボディは今後出す予定は聞いていないという。
え、なにそれ。片手落ちじゃん。

銀塩カメラはどうか知らないけれども、デジカメでのカメラの個性はレンズや受光部だけじゃない。
さっきの連写を利用した特殊機能とかちょっとした画像処理とか操作性とかあるいはごくシンプルに廉価を目指すとか、ボディ側でもいろいろバリエーションは考えられるのになんかもったいない。

でもこの分離は面白いんで、これがなにか規格化して各社競争したりしたら面白いことになるかも。


3.交換レンズの機能
さらに散歩していて、交換レンズのところに手ぶれ補正と書いてあって、おや?と思った。
昨今のカメラに詳しい人なら常識なのかもしれないけれども、どうやら手ぶれ補正にはレンズの軸を変える方式と受光部を動かす方式の二種類があるらしい。
で、軸を動かす方式はレンズの角度を変えるため本体とレンズとを分離するならその機能は当然交換レンズ側がもつらしい。
うわー、この交換レンズの中にモーターが入ってるのか。なんかヘンな感じ。

動画とかだと、ソフトウェアで手ぶれ補正したりする編集ソフトもあるみたいだけど、
手ぶれ補正の基本はやっぱり画像が受光部に入る時点でぶれないようにすることなのね。

でもこのレンズ部は補正に必要な情報をどうやって得るんだろう。
ボディから画像をもらう? いやそんな画像処理なんかじゃおいつかないだろう。
モーションセンサをつんで補正? でもズームの度合いとかによって変わってくるよなあ。


いずれにしても、いまどきのカメラの進化にだいぶ驚いた。
初めて目にしたカシオのQV-10Aを前に、カメラの将来について語り合ったのはもう十数年も前のことのようだ。
友人がいまやカメラは文具だ!などと主張していたのを思い出すけれども、こんな進化までは想像していなかった。

子供の頃は、カメラなんてフィルムを抜いている状態のときにしかいじらせてもらえなかった。
初めて所有したカメラは、確か「中学一年コース」だったかとかいう月刊誌のふろくのポケットカメラ。
ああっ、コレだ!ピカッティ。
中三の修学旅行では現地で使い捨てカメラ(当時すでにレンズつきフィルムって言ってたかなあ?)を買ってたから、たぶんそれまでに壊して使えなくなったんだと思う。ストロボはあっという間にだめにしたしね。

それがいまや、小学生が自分のDSiで消耗品の心配もなくばんばん写真とって画像加工する時代だからなあ。

色花火

2010-08-02 23:38:23 | Weblog
そういえば、
連日連夜ゆったりと花火を鑑賞するぜいたくに恵まれた週末だった。

しかし、こうぱあっと開いていっせいに散りゆく花もきれいだけれども、あそこまで色変化や消え際のタイミングを制御できるなら
開いたあとに外側から内側へとしぼむように光るのとかも作れそうに見える。

単体ではしぼむ様子は印象がよくないかもしれないけれど、大型花火を引き立てる下層の弾幕ではアリだと思うんだけどな。
あと、時計の針みたいなのや十字がぐるっと回るようなのとか。
花火情報館によればこれまで立方体やピラミッド型もチャレンジされたということなので、それに比べれば放射状の線はそれほど難しくないように思える。

あとはツインテール花火...いや