走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

閉じる音

2022年09月10日 | 仕事
クイーンエリザベスの知らせで、あちこちで特番。だってカナダにとって女王はモナーキー。カナダ政府で働いていた相方は、女王の名の元に宣誓をして女王のために働いていた。政府の建物には必ずあるエリザベス女王の肖像画。昨日はその額縁に黒い布がかけられたとか。相方は満期退職しているのでもう関係ないけど、肖像画を入れ替えるだけでも時間がかかるだろうね、と言っていた。70年も続いたのだ。変化には時間がかかるだろう。

カナダの首相のスピーチも印象的だった。彼は23代首相。首相が女王とあったのは幼少時。父親もカナダの15、16代首相だったから。そのことを話すと女王は
「Thank you prime minister. I feel so old 」と言って 会場を笑わせた。

カナダの国旗も少し降ろして喪に服していることを表している。

私がカナダへ来たのは1998年。よって女王のエピソードで知らないことも多い。特集の中で流れていた、14歳の時のラジオスピーチが印象的だった。第二次世界対戦中、英国とコモンウエルネスの国々の子供たちに語りかけている内容。疎開した子供たちへ、親と離れ離れになっている子供たちへ。内容、語口も素晴らしい内容。英国民が女王をこよなく愛していた理由がここにあると思った。

こちらがその内容。25歳で女王となる10年前のもの。


王位継承者として生まれなかったのに、運命は変わり女王へ。それも25歳の若さで。Dutyを全うしイギリスの礎と呼ばれた女王の永眠。歴史の1ページが閉じる音がしたと感じました。

冒頭写真: SUPは心を沈めてくれるし良い全身運動〜


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3 コメント

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Unknown (まかろん)
2022-09-11 05:46:24
今日は。ときどき記事を拝見しています。
女王の即位前の録音を紹介くださり、有難うございます。

日本ではなかなか目につかないですよね。

正直な感想としては25歳にしては驚くほど
幼い声や抑揚に(すみません🙇‍♀️)、驚きました。

しかし、お声や話し方と、公務や使命へのお気持ちとは関係ないのですね。
堂々と英連邦の心の母でありつづけた姿勢に、拍手を捧げたいです。

この偉大な女性に比べると、我が日本の皇室の
眞子さんとかいう人は…と思わずにいられませんでした。
もちろん、王位継承者と、民間人になるのが宿命の日本の皇室女性とでは、立場が全然違うのですが。


日本でも物価高になっています。
米国はかなり物騒になっているとか。
カナダはどうか知りませんが、どうぞ皆さま元気にお過ごしください😊

また記事を拝見しに、伺いますね🌸
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Unknown (missy0806)
2022-09-11 06:12:58
まかろんさん 初コメントをありがとうございます。

Youtubeのビデオは25歳で女王になる約10年前の14歳の時のものです。第二次世界大戦真っ只中で王室の一員として私も何かしたいとKingに頼み初の公務がこれだったそうです。14歳としてもう一度聞いてみてください。

25歳で王女になった時(父親を亡くした時)、つまり王位継承のスピーチも素晴らしかったらしいですが、ビデオを見つけることができませんでした。
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Unknown (まかろん)
2022-09-12 05:55:55
あ、そうですよね、
どう考えてももっと幼いだろうと思ったのですが、
なぜか記事を何度読み直しても、
25歳の録音、と読めてしまって・・・

14歳で、私もなにかしたい、というのは
素晴らしいですね。

終わりの方の、“Come on, Margaret" っていうのが
むちゃくちゃ可愛いです。

女王の安らかな永眠と、missyさんの楽しい秋を願います😊
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