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走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

若い子の死亡

2017年06月01日 | 仕事
んんん〜大きく取り上げられている16歳の高校生がオーバードース(OD)で亡くなったこと。同じ薬を服用した友達は病院へ運ばれ助かった。

2人はMDMAだと思ってストリートの売人から購入した。最終的な死因は発表されていないがODの可能性が高い。MDMAはパーティードラッグと呼ばれるもの。今回が2人にとって初めてのMDMAではなかったらしい。学校に通う普通の高校生。学校ではカウンセラーが生徒たちの動揺の対応に当たっているとか。

私も先月始めて高校のクリニックでTHNキットの処方をした。17歳の男の子。モデルのようなすらっとしてカッコいい子だった。家庭医から処方された痛み止めを沢山摂取した時に起こるリラックスできる感覚にはまったと。やめようと思い努力をしている、と。怖いケースだ。17歳の子供に痛み止めを240錠も処方する医師もどうかしている。

若い子に多い。これだけメディアで宣伝しているのに、自分はそうならないと気にも止めない、、、その確信は一体どこから来るのだろう。

このドキュメンタリー。日本の人も視聴出来るかな?バンクーバーの現実が垣間見ることができます。



ライオンズゲートブリッジを下から望む。歴史的記念物に指定されているほど美しい橋。

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