シリーズ7日目
プライマリーケア、日本で言う総合診療科の重要性は?過去にも沢山書いてきました。
一生を通して行うケア
プライマリーケアって何?
プライマリーケアの醍醐味
繋がっている仕事
宿題
専門科はその分野の深い知識と技術がありますが、自分の専門外には全く関わりません。興味もないと言って良いほどです。しかし人間の体は各臓器が同時に動き一つの個体として動いています。そして糖尿病だけを持っている人よりも、糖尿病と心臓病と腎臓病と呼吸器疾患、その上、認知症なんて言うケースの方が多くありませんか?全てと言わずとも2つ、3つが当たり前の世の中です。これらを同時進行に診ていく必要があります。誰かがそれらを総合的に診る必要があるのです。それがプライマリーケアと呼ばれる医療者の仕事の一つです。私はこのプライマリーケアの特徴をオーケストラの指揮者に例えます。専門家は楽器の演奏者で、演奏者をまとめて素敵な音楽を(ハーモニーのある最高のケア)を作り出すのが指揮者であるプライマリーと言うわけです。
誤解されては困るので繰り返しますが、専門家の仕事を取り上げてしゃしゃり出るのがプライマリーの役目ではありません。オーケストラで指揮者が演奏者から楽器を取り上げて演奏を始めないのと同じです。バイオリン奏者はトランペット奏者の楽譜は読みません。全ての楽器の楽譜を知っているのは指揮者です。そしてどんな音楽を作り出すのか、演奏者を活かすも殺すも指揮者にかかっているのです。
最近日本でよく聞く「ガンの見落とし」つまり専門医の拾い落としをフォローするのが出来るのもプライマリーです。カナダでは画像診断の結果は指示を出した専門医とプライマリーへも来るようになっています。異常が見つかった場合、患者に指示を出した専門医からそれについて今後の計画があるかどうか、患者に聞いたり専門医に直接聞きます。これ、ホント多いと今の仕事について6年ですが思います。例えば専門医が肝臓のCTを指示して偶然写っていた肺のリンパの肥大とか。しかし肝臓専門の先生は肺に興味を持ちません。拾ってくれる医師もいますが、気に留めない方が多いと感じます。なんせ専門医は自分の専門以外には手を出しませんから、、、、
あと体の臓器も疾患も同時進行ですから、心臓系の薬の変更が他の臓器への影響とか。一回の紹介だけなら他の処方薬のリストも添付されていますが、時間の経過とともに互いの専門医の間で見落とされることも。しっかり自分で医療者とコミが取れる患者なら良いですが、それができない時はプライマリーが頼られます。専門医の間でもコミを取る事もありますが、なにせ複数の疾患が同時進行となると、専門医は一つの窓口を求めます。それがプライマリーです。
プライマリーにはまだまだ役割があります。続く

ヨーロッパでチョコレートと言えばベルギーと思う方が多いと思いますが、ここクロアチアも美味しいチョコレートで有名。特にこのお店のチョコレートは予想以上に美味しくもっと買って帰れば、、、と後悔した程。このお店は1店舗しかなく通信販売もなし。オーナーはギネス挑戦が好きな方で世界最大の板チョコを宮殿の広間で作った人。無類の音楽好きで、こんなものまで販売しています(笑)
プライマリーケア、日本で言う総合診療科の重要性は?過去にも沢山書いてきました。
一生を通して行うケア
プライマリーケアって何?
プライマリーケアの醍醐味
繋がっている仕事
宿題
専門科はその分野の深い知識と技術がありますが、自分の専門外には全く関わりません。興味もないと言って良いほどです。しかし人間の体は各臓器が同時に動き一つの個体として動いています。そして糖尿病だけを持っている人よりも、糖尿病と心臓病と腎臓病と呼吸器疾患、その上、認知症なんて言うケースの方が多くありませんか?全てと言わずとも2つ、3つが当たり前の世の中です。これらを同時進行に診ていく必要があります。誰かがそれらを総合的に診る必要があるのです。それがプライマリーケアと呼ばれる医療者の仕事の一つです。私はこのプライマリーケアの特徴をオーケストラの指揮者に例えます。専門家は楽器の演奏者で、演奏者をまとめて素敵な音楽を(ハーモニーのある最高のケア)を作り出すのが指揮者であるプライマリーと言うわけです。
誤解されては困るので繰り返しますが、専門家の仕事を取り上げてしゃしゃり出るのがプライマリーの役目ではありません。オーケストラで指揮者が演奏者から楽器を取り上げて演奏を始めないのと同じです。バイオリン奏者はトランペット奏者の楽譜は読みません。全ての楽器の楽譜を知っているのは指揮者です。そしてどんな音楽を作り出すのか、演奏者を活かすも殺すも指揮者にかかっているのです。
最近日本でよく聞く「ガンの見落とし」つまり専門医の拾い落としをフォローするのが出来るのもプライマリーです。カナダでは画像診断の結果は指示を出した専門医とプライマリーへも来るようになっています。異常が見つかった場合、患者に指示を出した専門医からそれについて今後の計画があるかどうか、患者に聞いたり専門医に直接聞きます。これ、ホント多いと今の仕事について6年ですが思います。例えば専門医が肝臓のCTを指示して偶然写っていた肺のリンパの肥大とか。しかし肝臓専門の先生は肺に興味を持ちません。拾ってくれる医師もいますが、気に留めない方が多いと感じます。なんせ専門医は自分の専門以外には手を出しませんから、、、、
あと体の臓器も疾患も同時進行ですから、心臓系の薬の変更が他の臓器への影響とか。一回の紹介だけなら他の処方薬のリストも添付されていますが、時間の経過とともに互いの専門医の間で見落とされることも。しっかり自分で医療者とコミが取れる患者なら良いですが、それができない時はプライマリーが頼られます。専門医の間でもコミを取る事もありますが、なにせ複数の疾患が同時進行となると、専門医は一つの窓口を求めます。それがプライマリーです。
プライマリーにはまだまだ役割があります。続く

ヨーロッパでチョコレートと言えばベルギーと思う方が多いと思いますが、ここクロアチアも美味しいチョコレートで有名。特にこのお店のチョコレートは予想以上に美味しくもっと買って帰れば、、、と後悔した程。このお店は1店舗しかなく通信販売もなし。オーナーはギネス挑戦が好きな方で世界最大の板チョコを宮殿の広間で作った人。無類の音楽好きで、こんなものまで販売しています(笑)