走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

医療の主体とは その2

2023年03月17日 | 仕事

さあ、医療の主体について。シリーズ2日目。


私が言っていた医療者はどうして人を変えられる、と思うのか?!の投げかけ。そう思いませんか?


医療者が知り得る情報は患者の歴史のほんの一部。時間軸で考えても70歳の方が初めて2週間入院したとして共に過ごすのは70年の中の2週間。1/1820の人生ですよ。タッチポイントと言っても良いくらい短い間。他の1819/1820を理解するなんて無理がありすぎるのです。それに退院すれば、あなたの目の届かないところへ行ってしまう。生活習慣をつきっきりでモニターするわけでもないのだし、嘘を申告する人だっているでしょう。薬を飲んでると言いつつ訪問してみれば山のような飲んでいない薬を見つけるってありませんか?


ダンスフロアの話もしました。それはこちら。


冷たくならなくても良いのです - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

冷たくならなくても良いのです - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

言葉って難しい。人にわかってもらえるようの説明するってもっと難しい。前回書いたブログの中のダンスの話。患者と一緒にダンスをするのか、患者がダンスをするのを見守る...

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医療者が患者を無意識的に傷つけることについてはこちら。


言葉で傷つける - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

言葉で傷つける - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

そのつもりはなくても人は人を言葉で傷つける事があります。私は医療者だし、長年天職だと信じてボランティアと看護師としてホスピス緩和ケアをしていたので、この辺りには...

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何が言いたいか?と言うと医療者は患者家族に対して、謙虚になるべきですよ、と言うこと。私たちは全知全能でも超人でもないのだから。


で、木村さんが言っていた、主体性のない日本の国民に欧米の概念は適切なのか?ようやく本題に辿り着けそう。続きは明日、、、


冒頭写真バンフからカルガリーまでは車で1時間。末娘がカルガリー大学からオファーをもらい(こっちでは合格とは言いません)、見学へ行ってきました。コンパクトなキャンパスでバイブもとても良い印象を受けました。私と長女が通ったUBCよりずっと良い印象。でも娘には言えない。だって遠い(1000km。車で11時間)。母は心の準備ができていません。









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