1歩遅れを取っていた山口百恵が路線変更し「ひと夏の経験」で大ヒットし、百恵ちゃんブームを巻き起こした。
この曲以降の百恵人気はすざましく、引退しても続いた。
また、男性側も新御三家の西条秀樹、野口五郎、郷ひろみが大活躍した。
1位は殿様キングスの「なみだの操」。300万枚の大ヒットでした。
2位は小坂明子の「あなた」。これも200万枚の大ヒットでした。
アルバムでは、井上陽水の『氷の世界』が大ヒットする。
井上陽水はTOP10に4曲が入り空前の陽水ブームが到来した。
西条秀樹がソロ歌手として史上初となるスタジアムでのコンサートを大阪球場で開催しました。
随分昔からやっていたんですね!
この年の日本レコード大賞は森進一「襟裳岬」。
最優秀歌唱賞 五木ひろし/「みれん」、
最優秀新人賞 麻生よう子/「逃避行」。
■ 1位 なみだの操 (殿さまキングス) 193.6万枚
自身最大のヒット曲であり300万枚を売り上げた。
元々はコミックバンドであったが、これ以降歌謡曲を歌うバンドに変身するも1990年に解散。
リーダ長田あつしは「オヨネーズ」を結成。「麦畑」のヒットがある。
ボーカルは宮路おさむ。
■ 2位 あなた (小坂明子) 164.9万枚
16歳で出場した前年のヤマハポップコーンでグランプリを獲得した。
また、同年11月の世界歌謡祭でも最優秀グランプリを受賞した。
そして年末に発売され200万枚の大ヒットを記録した。
尚、オリコン初の女性作曲家によるミリオンセラーシングルである。
■ 3位 うそ (中条きよし) 150万枚
1973年の全日本歌謡選手権で10週勝ち抜きのグランドチャンピオンになり注目され、
翌年この曲でデビュー。150万枚を超える大ヒットとなる。
元々は役者を目指していたが歌手に転向。そういえば、時代劇「必殺仕事人」に出ていました。
■ 4位 ふれあい (中村雅俊) 117.7万枚
この年、大学卒業と同時に文学座に入団。日テレドラマ「われら青春」の主役に抜擢され人気を獲得。
そのドラマの挿入歌がこの曲でミリオンセラーとなった。
引き続き「俺たちの勲章」、「俺たちの旅」と続いた。
奥様は、女優の五十嵐淳子さん。「俺たちの勲章」で共演している。
理想の夫婦、理想の父親、理想の夫では常に上位にランクインする。
■ 5位 恋のダイヤル6700 (フィンガー5) 83.7万枚
実の兄弟で構成された5人組。ジャクソン5を意識したものである。
前年「個人授業」でデビューし大ヒットし注目を集める。
続けて出したのがこの曲。
5人の中でも特に、年少の晃と妙子に注目が集まった。
デビュー当時は11歳と10歳であり、まだあどけない姿で大人顔負けのステージをこなす姿が人気となった。
また晃は特大のサングラス姿がトレードマークとなっており、それが流行にもなった。
ただ、売りである晃のハイトーンが変声期で出せなくなるなど次第に人気がなくなり1978年に解散した。
■ 6位 夫婦鏡 (殿さまキングス) 79.4万枚
■ 7位 くちなしの花 (渡哲也) 77.4万枚
日活でアクションスターになったが、日活がロマンポルノ路線への転換に伴い退社。
数社から引き合いがあるも石原プロモーションに入社する。
裕次郎死去に伴い石原プロ2代目の社長となる。
2009年社長在籍24年になり自ら社長を退任した。
この曲は、自身最大のヒット曲であり150万枚を売り上げている。
■ 8位 激しい恋 (西城秀樹) 58.3万枚
前年デビューし、「情熱の嵐」のヒッにより一躍トップアイドルの仲間入りをする。
郷ひろみ、野口五郎と共に「新御三家」と呼ばれる。
この年も「薔薇の鎖」、「愛の十字架」、「傷だらけのローラ」が連続してオリコンにチャートインする。
絶唱型と言われる歌唱法が人気で「ヒデキ~!」っと叫ばれる。
その「ヒデキ~!」も2003年に脳梗塞を発症。闘病の末3年後に復帰した。
しかし、2011年再発し、右半身麻痺と経度の言語障害の後遺症は残ったが徐々に改善してきている。
■ 9位 積木の部屋 (布施明) 55.3万枚
1980年、ハリウッド女優、オリヴィア・ハッセーと結婚し話題を呼ぶ。
同年、アメリカに渡り、歌手活動やミュージカルなどでも活躍した。
1983年に息子Maxが生まれる。1989年、離婚して日本に帰国した。
オリヴィア・ハッセーと言えば「ロメオとジュリット」のジュリエット役で当時17歳。
まさか~!何で~?っと思いましたが、カネボウのCMで出会ったらしいです。
そして現在。
奥様は「SHOW ME」でおなじみの歌手の森川由加里さん。
2013年に結婚されたそうです。知らなかった!
■10位 学園天国 (フィンガー5) 54万枚
■11位 追憶 (沢田研二) 53.2万枚
■12位 私は泣いています (りりィ) 52.3万枚
自身最大のヒット曲で100万枚を売り上げた。
音楽のほか女優としても活躍しており、ドラマ・映画・CMに多数出演している。
長男は、ロックバンド・FUZZY CONTROLのJUON。
■13位 精霊流し (グレープ) 52.3万枚
まだ無名のフォークデュオであったため、当初の売り上げは芳しくないものだった。
しかし、東海ラジオの深夜番組『ミッドナイト東海』の中で、アナウンサーの蟹江篤子が担当の曜日で毎週のように流し続けた。
これが助力となって、放送エリアの名古屋地区のみならず全国的なヒットとなり、この年の第16回日本レコード大賞作詩賞受賞することとなった。
人気デュオだったが音楽性の理由で1976年に解散している。
メンバーのさだまさしはソロに転向。現在の活躍に至る。
現在、NHK「今夜も生でさだまさし」でMCを行っている。
吉田正美はプロデューサに転向。アルバム制作等を行ってきた。
■14位 小さな恋の物語 (アグネス・チャン) 47万枚
自身最大のヒット曲となり、初のオリコンチャート1位を獲得した。
1992年6月スタンフォード大学大学院教育学博士課程を修了。
1994年には博士号が授与された。
初代日本ユニセフ協会大使である。
日本対がん協会の初代「ほほえみ大使」も務める。
近年ではピンクリボン運動への参加や、大学の客員教授やニュージーランドの高校の学園長などとしての教育活動も行っている。
■15位 ひと夏の経験 (山口百恵) 44.6万枚
森昌子・桜田淳子と共に「花の中三トリオ」と呼ばれた。
今でこそ「モモエ人気」は絶大なものがあるが、デビューは期待以下だった。
それで路線を変更してイメチェンを計った。
これは「青い性路線」(「性典ソング」)と呼ばれるようになり、この「ひと夏の経験」の大ヒットで花開いた。
これ以降、百恵人気は絶大なものとなり、引退後も復帰を望む声が大きくベスト版は数えきれない。
1980年に三浦友和と結婚し引退する。
長男はシンガーソングライター・俳優・歌手の三浦祐太朗。
次男は俳優の三浦貴大。北川景子主演のドラマ「探偵の探偵」で北川景子に味方する刑事役で出演されていました。
■16位 よろしく哀愁 (郷ひろみ) 41.1万枚
■17位 岬めぐり (山本コータローとウィークエンド) 38.5万枚
■18位 二人でお酒を (梓みちよ) 38.4万枚
■19位 夜空 (五木ひろし) 38.1万枚
■20位 ちっぽけな感傷 (山口百恵) 38.1万枚
■21位 浜昼顔 (五木ひろし) 36.9万枚
■22位 愛の十字架 (西城秀樹) 35.1万枚
■23位 冬の旅 (森進一) 34.6万枚
■24位 魅せられた夜 (沢田研二) 34.4万枚
■25位 愛ひとすじ (八代亜紀) 34.4万枚
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