美咲-創世記-

宇宙が誕生したあの瞬間は私たちの中に…
シンガーソングライター美咲の日常・心に残った場面を、お伝えしていきます。

師走に想イ馳セテ…

2005年12月02日 | 以前の日記
風が冷たくなりました。
紅葉した木々の葉っぱも落ち始め、
今年も冬がやってきますね。
みなさんは“12月…冬”と言えば何を連想しますか?
私は雪国大国・長野に生まれ育っていることもあり
やはり、そのまま「雪」だったりします。

朝起きて外を見ると、一面の銀世界…
驚くほど白くて、とても嬉しかったのを覚えています。
小学校に登校するときに、その新雪をギュッギュと
踏みながら歩き、その歩いてきた道を振り返ると、真っ白な
雪面に、私の足跡だけが遠くのほうまで伸びていて…
なんだか不思議で神秘的な、意識もどこかに吸い込まれて
しまいそうな気持ちになったことを思い出しました。
あと、冬って自分の吐く息に気付かせてくれますよね。
いつもは目に見えないから空気を吸っても吐いても、そこに
空気があることすら忘れてしまいがちだけど、凍てつくような
寒さの中、白い息が見える、自分の体温を感じると…
あぁ生きてるなぁって思えるんですよね。

一年の中でも、終わりと始まりを掌る月だったりするし、
それは言わば、生死がそこにあるような気もするし、
実際、動物は穴倉で春まで冬眠するし…
やっぱりなんだか12月…冬って、特別な気がします。