31日は、兵庫県西宮にある廣田神社を初詣しました。
“東の宮”の伊勢の神宮にたいして“西の宮”の廣田神社には
天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)が
祀られている重要な神社です。
神功皇后が三韓征討の時に、安曇族の祖神 阿曇磯良(あづみのいそら)
から授かったといわれる干珠、満珠のふたつの玉も祀られているので
今回の初詣の旅の核心にふれることが出来たように思います。
境内の空気も、スッと、キリッとしていて、非常に心引き締められます。
剣と玉が一つのかたちになった剣珠のお守りをいただいてきました。
そのあと、神戸市東灘区にある保久良(ほくら)神社へ。
山の上にあるということで、少し歩いたのですが、思った以上に
しんどかったです(汗)到着した時には、とっても達成感が。
近所に住んでいると思われるおじいさん、おばあさんも参拝に
来られていました。ここにはとてもわかりやすくイワクラ(岩を使った
古代の祭祀場)が保存されていました。
お昼時は、大阪の住吉大社を詣でました。(写真です。)
住吉大社は宮中の神殿の配置を元に建てられたそうですが
ホント不思議な神社です。大阪のど真ん中に位置しているのに、
外は街ではなく、青く輝いた海があるような気がするのです。
地面に敷き詰められた白石も、まるで砂浜のような気がしました。
きっと海人族の智恵が今も色濃く流れているのでしょう。
お昼はカキフライカレーを食べました。なかなか美味しかったです。
おなかを満たして目指した先は、東大阪にある石切劔箭(つるぎや)神社。
全国でもめずらしい饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)とその御子、
可美真手命(ウマシマデノミコト)など古神道の神様が祀られている神社です。
人々からは“できものを切る”といわれ、深い信仰が根付いているようです。
私も参拝していたら、いろんな見たくないところが出来物のように
膨らんできました。なるほど、出てきたところを自分で切るということか…
と一人で納得していました。
その後、同じく東大阪にある枚岡(ひらおか)神社を初詣しました。
ご朱印をいただきたかったので、夕方5時前に到着することができて
よかったです。ここは、元春日と言われているところで、奈良の春日大社の
ルーツが枚岡神社なのだそうです。スッキリしたお宮でした。
参拝をしていると、石切劔箭神社で出てきたものが、よりビジョン化して
現われてきて動揺しました。向き合い受け止めて、選択を変えることが
大事そうです。
そんなわけで日が暮れて、宿泊先である愛知県一宮市を目指しました。
西日本名社・初詣巡拝の冒険が、いよいよ明日で終わると思うと
まだまだこの旅を続けていたい気持ちになりました。