諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

フィリピンの食事

2012年06月24日 12時33分06秒 | つぶやき
本日の昼食

※ギニサ(種類は色々と有るが、今日はモヤシの入った物)


※ビコール・エクスプレス(ココナッツミルクと青唐辛子で煮た豚肉)


※アンパラヤ(苦瓜の炒め物)


※ビーフ・ステーキ(全然ステーキと呼ぶには相応しくないが、牛肉の炒め煮)


先程食べたフィリピン料理の昼食だが、これの何処がヘルシーでは無いのだろう(笑)
まあ豚の油が浮いている料理も多々あるが(笑)、これが一般的に『トゥロ・トゥロ』と呼ばれている
鍋が店先に並ぶカレンデリアの料理の一部である。
そもそも私が店をスタートした時点ではこのような『トゥロ・トゥロ』が原点であった。
それが『タプシログ』というフィリピンナショナル定食に変化し、今や日本食がメインになってしまった。

『Tapsilog』とはBeefTapaのTap、SilogとはSinangag(ガーリックライス)のSi、LogはEtolog(卵)のLogである。
これを最初の文字を組み合わせたのが、『Tapsilog』ということになる。
先出の『トゥロ・トゥロ』は作り置きだけに、一日目で残った料理は翌日再加熱されて、さも新しく作ったの如く
鍋に入れられて並ぶことになる。

甚だしいのは、3日や4日は平気で再々加熱という物もあるので買う際は要注意である(笑)
混んでいて人気のある店は、早々と売り切れになり、鍋が少ししか並んでいないような店がベストだろう。
しかし、初めから少ししか並べていない店となると、これがいささか判断しづらいところでもあるが
得てしてそういう店は不味い店が多い気がするのは私の思い違いか・・・(笑)

いずれにしても肉だろうが魚だろうが、とにかく出来ているものを選んで食べられる、
これはフィリピンのもっとも一般的な食事スタイルで、家の狭いスクァッターエリアなどでは
鍋も釜ももちろんガスなども無い家庭が多く、一年の大半はこの手のおかずを買い求めて
暮らしている家庭も少なくないだろう。

因みに本日の食事代はというと

※ギニサ・・・15ペソ
※ビコール・エクスプレス・・・30ペソ
※アンパラヤ・・・15ペソ
※ビーフ・ステーキ・・・40ペソ
※米飯・・・8ペソ×3・・24ペソ

合計で124ペソ、家族3人分の昼食代である。


フォトチャンネルに出てくる商売用の弁当とは大きくかけ離れた食事内容ではあるが
普段こうした料理を作っていると、半日休みの今日はこうしたフィリピンの原点である
『トゥロ・トゥロ』の料理も懐かしく思い出が蘇る。
もっともフィリピンに来た当初は、ほとんど毎日この手の料理を食べていたわけであるから
なんら抵抗無く食べられるのは当たり前の話であるが・・・・。



※日替わり弁当ラインアップ


それにしても調味料や使う野菜こそ違えど、調理の仕方でこんなに違うものなのかと、
思う今日この頃である。