５月１１日

知人のF氏より、サンフランシスコの友人から来たメールが転送されてきた。
「イラクの戦争が如何に意味のないことか、インターネットはもしかしたら、そうしたことを
広く伝える最上の手段であるかもしれません」というコメントとともに。まったく同感だ。
私は詩集の中に納めた「High Pride」という詩にも同じことを書いた。
まさにつながるべきスピリットは今つながりはじめている。
パソコン音痴の私が言うのもまったくおかしな話だけれど、
私は次の革命は必ずやインターネットで成されるだろうと確信している。
英文なのが残念だが、私同様辞書を片手にぜひ読んでほしい。

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もう使ってもいないのに忙しくてしまい損ねていたコタツをやっとしまった。
その分部屋が広くなってせいせいした。そして、今年初めてのソーメンをゆでて食べた。
私の夏は毎年ソーメンで始まるのだ。





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５月９日

超パソコン音痴が、ついに周りの人々にそそのかされてブログを始めることと相成った。
今や「男（子供）もすなる日記というものを女（私）もしてみむとて、するなり」という
土佐日記の紀貫之の心境だ。

さてさて思い立ってから６年、やっと私の初の詩集『荒涼天使たちの夜』が５月１日に
思潮社から刊行された。難産の末にやっと生まれた子供を抱いたようで素直にうれしい。
でも、この第一子を産んでからまだ１週間しか経っていないというのに、もう第二子のことを
考えている自分に半ば呆れてもいる。なにしろ今回は５０編の詩しか発表できなかったが、
手元にはあと１００編の詩が残されているのだ。あたしってホントに“夢食い虫”なんだなあ。
詩集発売記念ライブをやるために約３週間東京に滞在し、ライブをやりFM渋谷（ラジオ）に
出演し、DOLL（６月号）のインタヴューを娘のミュウとやり、Mr,KiteのCDをプロデュースし、
今回の詩集を編集してくれたデンデンこと古川博一のバンドに元フリクションのラピスを加え、
スタジオで私の詩の朗読とセッションを行ったりで、収穫の多い東京滞在となった。
たくさんの魅力的な人々との出会いもあった。そして毎晩よく飲んだ。
みんな、ありがとう！　とても楽しかったわ。

人間って一人では本当に何もできないし、自分をサポートしてくれる人々なしに、少なくとも
創造の世界では何も生み出すことはできないと、つくづく感じた３週間だった。

初夏・・・この季節は好きだ。
鹿児島の家に帰って来たら、庭は草ぼうぼうのミニジャングルと化していた。
この季節、植物の生命力のパワーに圧倒される。