メグブログ(美咲歌芽句)

Jeane+荒涼天使
 (ex.Mr.Kite)

酒と友の輪

2007-07-05 03:31:36 | 日記
飲み仲間がたくさんいるということは、しあわせなことだ。
鹿児島では周りは年寄りばかりなので飲み友達も皆無なのだが、東京へ戻ると友人たちのほとんどは皆お酒を飲むので、毎晩酒の誘いがかかり夕暮れとともにネオン街へと繰り出すことになる。
時にはまだ夕暮れてもいない午後4時頃から、コーヒーのつもりがビールになったりすることだってある。初対面の人でも意気投合するとこういうことになる。
私は元来お酒はあまり強い方ではないので、もっぱらビールを飲むのだけど、それに飽きてくると焼酎のグレープフルーツ割というのが定番だ。焼酎は翌日まで残らないのがいい。
ワインはどうもあんまり体に合わなくて、すぐ頭が痛くなってくるし、日本酒は私には強すぎてすぐに出来上がってしまうので飲まない。

ミスター・カイトの頃は他のメンバーが皆酒豪だったので、それに合わせて飲んでいたら一時的に急性アル中になってしまったことがある。意識がなくなるまで飲んだくれて仲間に担がれて帰って、気が付いたらアパートのベッドに放り投げられていたことも、しばしば・・・。
今思えばまったく恥ずかしい話で、若気の至りと弁解するにもその時すでに30歳だった。笑えるか。でも、今ではさすがにそんな無茶はしなくなった。飲み方が上手くなったというか、酔いの限度を知り自分をコントロールできるようになった。昔はお酒で暴走することもあったけど、今は友人たちとワイワイやりながら盛り上がって、じつに楽しくお酒を飲んでいる。お酒は楽しくなければ飲まない方がいい。

お酒の良いところは“心の垣根”が取り払われることだ。
しらふの時には何かと社会的地位や、他人に対する“構え”のようなものが邪魔をして、なかなか心底心を開けないものだけど、ほろ酔いになるにつれてそんなものが溶解して、その人の真の人間性が見えてきてコミュニケーションが滑らかになってくる。だから一度一緒にお酒を飲んだ人とはすぐに友達になれる。酒癖の悪い人はまた別だけど。何かから逃れるために飲む酒は、暗く重く
なって心身を荒廃させるけれど、楽しい酒は人生におけるユーモアのように、人生にとっての潤滑油になる。

詩集を出してから特に、今まで知り合うチャンスもなかったような別世界の人たちとも知り合いになり、一緒にお酒を飲んだりする機会が多くなった。そんな人たちとも「一度飲んだらもう友達よ」となるから不思議だ。そんなわけで最近私の友達の輪は一挙に拡大している。
10月にはまた上京する予定だけど、もう今からまた一緒に飲もうというお誘いがたくさん来ている。断る理由など一つも見当たらないので、10月はまた毎晩楽しい酒の日々となりそうだ。
























最新の画像もっと見る