RATPのMF77系電車です。
1977年にRATPによって発注されて、Alsthom 社と Franco-Belge 社で製造されました。
郊外に延長され、比較的長距離を走ることになった7, 8, 13号線に投入されています。
このうち、13号線の大半の車両は内装のリニューアルを受けていて、
オリジナルで残る車両は少なくなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f1/baf64466d2ac69ee783bb5417bf90698.jpg)
長時間の乗車にも耐えられるよう、
広幅の車体を採用。ただし、カーブやトンネルの建築限界があるので、
車体を卵型にすることで支障しないように工夫されています。
上に向かって窄まるという、JR北海道731系のような特徴的な断面をしています。
ドアは1両あたり片側3つ。両開きのプラグドアで戸袋を省略しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/4e/98c719b2cdbd66334ce0ce115e8bd9af.jpg)
半自動で、開ける時にはボタンを押します。勢いよく開きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/be/b9bbb0392d76eff5f4e639e43ec57389.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f4/bb709b7568bc1ec0be4033462a9993dc.jpg)
大変幅広の両開きドア。小田急1500形や東京メトロ15000系もびっくり。
扉部分には折りたたみ補助イス strapontins が装備されています。
ドア鴨居部分に路線図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/08a3f65fc6442f7c6abb82f1a0766869.jpg)
ドア幅が巨大なので、路線の長い7,8,13号線でも路線図が十分収まります。
青を基調とした内装。
車幅が広がったため、以前の車両に比べて、
座席に掛けたときの横幅の窮屈さが解消されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e3/9103985beb057485726a23bf3f037ee8.jpg)
ドア間の座席はボックスシート。以前の車両よりシートピッチが拡大されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/39/e20796ff960e342bd82212602e374ee9.jpg)
車端部分は車幅が絞られているため、ボックスシートを採用せず、
ロングシートとしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/4a/f6412fe48639051ac44c9dd5d34b9802.jpg)
いずれの座席もビニール張りですが、クッションが入っていて、
長時間乗車でも苦痛ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/25/6fe83e9fad5574dbc78e0019c1092eae.jpg)
窓は、上の部分を引っ張ると内側に開きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/90/15b3482e5fad1e0d3e4f9ab1bbe62c9c.jpg)
冷房装置はついていませんが、ベンチレーターによる強制換気が行われています。
その手前にあるものは、吊り手でしょうか?
蛍光灯が直接見えない半間接照明になっていて、落ち着きがあります。
それでもメンテナンスや掃除が大変そうではあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e7/96681cbba7d97871f44521d9c90b805f.jpg)
暖房は、窓側座席下に電気ヒーターが組み込まれています。
冬、メトロで一番暖かい車両です。窓側オススメ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/25/1dc44333126f21c76a605aeda9560d7d.jpg)
車両間の通り抜けはできません。扉は非常用です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a5/734a4b8c1b9a3c78dc87fcb7e74e7955.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b2/a56144796bc09528b01a115273b9203d.jpg)
7号線や13号線では、末端で二股に分かれるため、
行き先を示すランプが車内外にあります。
車両のメカ部分のお話を。
5両編成。Mc + T + M + T + Mc の組成になります(Mはモーター車、Tはモーターなし、cは運転台)
2,4両目に乗ると静かです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/77/d7ea13f71b023553d707a8089118f5f0.jpg)
台車は空気バネ(エアサス)を用いていて、乗り心地がよくなっています。
制御方式は、チョッパ制御 (仏:hacheur) です。
このMF77系に乗ると、加減速時に「プー」という一定の周波数のうなり音がします。
MF77系が設計、制作された1970年代後半、日本でも省エネ電車として国鉄中央線に、
チョッパ制御の201系が投入されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/60/1230f81de0c581726edfeaeca5fa4d38.jpg)
日本の国鉄(JR)201系(中央線快速 (2010年まで)や大阪環状線、大和路線)や
203系(常磐線各駅停車~東京メトロ千代田線 (2011年まで))と同じ音が、パリのメトロでも聞こえます。
同時代の電車であることがわかります。
1977年にRATPによって発注されて、Alsthom 社と Franco-Belge 社で製造されました。
郊外に延長され、比較的長距離を走ることになった7, 8, 13号線に投入されています。
このうち、13号線の大半の車両は内装のリニューアルを受けていて、
オリジナルで残る車両は少なくなりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f1/baf64466d2ac69ee783bb5417bf90698.jpg)
長時間の乗車にも耐えられるよう、
広幅の車体を採用。ただし、カーブやトンネルの建築限界があるので、
車体を卵型にすることで支障しないように工夫されています。
上に向かって窄まるという、JR北海道731系のような特徴的な断面をしています。
ドアは1両あたり片側3つ。両開きのプラグドアで戸袋を省略しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/4e/98c719b2cdbd66334ce0ce115e8bd9af.jpg)
半自動で、開ける時にはボタンを押します。勢いよく開きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/be/b9bbb0392d76eff5f4e639e43ec57389.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f4/bb709b7568bc1ec0be4033462a9993dc.jpg)
大変幅広の両開きドア。小田急1500形や東京メトロ15000系もびっくり。
扉部分には折りたたみ補助イス strapontins が装備されています。
ドア鴨居部分に路線図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/08a3f65fc6442f7c6abb82f1a0766869.jpg)
ドア幅が巨大なので、路線の長い7,8,13号線でも路線図が十分収まります。
青を基調とした内装。
車幅が広がったため、以前の車両に比べて、
座席に掛けたときの横幅の窮屈さが解消されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e3/9103985beb057485726a23bf3f037ee8.jpg)
ドア間の座席はボックスシート。以前の車両よりシートピッチが拡大されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/39/e20796ff960e342bd82212602e374ee9.jpg)
車端部分は車幅が絞られているため、ボックスシートを採用せず、
ロングシートとしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/4a/f6412fe48639051ac44c9dd5d34b9802.jpg)
いずれの座席もビニール張りですが、クッションが入っていて、
長時間乗車でも苦痛ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/25/6fe83e9fad5574dbc78e0019c1092eae.jpg)
窓は、上の部分を引っ張ると内側に開きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/90/15b3482e5fad1e0d3e4f9ab1bbe62c9c.jpg)
冷房装置はついていませんが、ベンチレーターによる強制換気が行われています。
その手前にあるものは、吊り手でしょうか?
蛍光灯が直接見えない半間接照明になっていて、落ち着きがあります。
それでもメンテナンスや掃除が大変そうではあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/e7/96681cbba7d97871f44521d9c90b805f.jpg)
暖房は、窓側座席下に電気ヒーターが組み込まれています。
冬、メトロで一番暖かい車両です。窓側オススメ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/25/1dc44333126f21c76a605aeda9560d7d.jpg)
車両間の通り抜けはできません。扉は非常用です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a5/734a4b8c1b9a3c78dc87fcb7e74e7955.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b2/a56144796bc09528b01a115273b9203d.jpg)
7号線や13号線では、末端で二股に分かれるため、
行き先を示すランプが車内外にあります。
車両のメカ部分のお話を。
5両編成。Mc + T + M + T + Mc の組成になります(Mはモーター車、Tはモーターなし、cは運転台)
2,4両目に乗ると静かです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/77/d7ea13f71b023553d707a8089118f5f0.jpg)
台車は空気バネ(エアサス)を用いていて、乗り心地がよくなっています。
制御方式は、チョッパ制御 (仏:hacheur) です。
このMF77系に乗ると、加減速時に「プー」という一定の周波数のうなり音がします。
MF77系が設計、制作された1970年代後半、日本でも省エネ電車として国鉄中央線に、
チョッパ制御の201系が投入されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/60/1230f81de0c581726edfeaeca5fa4d38.jpg)
日本の国鉄(JR)201系(中央線快速 (2010年まで)や大阪環状線、大和路線)や
203系(常磐線各駅停車~東京メトロ千代田線 (2011年まで))と同じ音が、パリのメトロでも聞こえます。
同時代の電車であることがわかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/71/5d2f482789cc69a0c137e87eb4d25fb0.jpg)
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