煙

週末、祖父と姉に会いにいってきた。

博論を書き終えた報告も。

二人には執筆中、たくさん背中を押してもらった。

どうもありがとう。


うちから6kmぐらいの場所に二人ともいて、

自転車で行って、帰りに祖母の家にも寄った。

コロナが心配だから、玄関先で買った物を渡して立ち話をしただけだったけど

顔が見られて嬉しかった。

だけど、もっとそばで、ゆっくり話がしたかった。

「今日が月命日だから行ってくれたのかと思った」という祖母のことば。

りんごを３つ頼まれたのも、祖父のためだったのかもしれない。

墓石にはもう、祖父の隣に祖母の名前が刻んである。


神妙な気持ちで祖父のところに行ったら、スケボーをする親子がいた。

言うか言うまいか悩んでいたら、ちゃんと気遣ってどこかに行ってくれた。

欲をいえばもうすこし早く行って、もうすこし遅く戻ってほしかったけど。

姉のところには、その日はなんだか人がいっぱいいた。

私と同じ年ぐらいの母子が見学にも来た。

私たちに話しかけてくる人もいた。


骨になっても、

今日はいい風だな

日差しが強いな

やっぱり電車がうるさいな

今日は人がたくさん来てるな

星が綺麗だなとか

そんなことをなんとなく感じているような気がした。

そして自分もそう在るのかなと。

考えることはできなくても。


姉のところに擦ったマッチを２本と、マッチ箱を置き忘れたことに気が付いて

悩んだ末にひとりで戻った。

だれもいなくなってがらんとした空間に

さっき私たちが残した線香の煙だけが立ち昇っていた。

そういうものを残したこと自体忘れていたし、意識をしたことがなかった。

家の中でたく線香は煙たいだけだし、

お墓参りをした後にわざわざ戻ったことがなかった。

そこに眠っているひとたちが、その煙を、私たちの名残を、楽しんでくれているような感じがした。

今度は私の方が名残惜しくなって、さっきは人が多かったり話しかけられたりして落ち着いて伝えられなかったことを

ことばにして姉に伝え、そこを後にした。

mahina /「everyday」

mahina「everyday」

ポリリズムが好きだけど

三拍子もやっぱり好き。


mahinaはハワイ語の「月の光」からとったと知って

もっと気になる存在になった。

＊

追記

次の記事「煙」は、この曲を聴きながら書いた。

今日知ったこの曲を今後聞くたびに

きっと先週末に祖父と姉に会いにいったときの気持ちを思い出すと思う。


今のこの気持ちも。


一緒にいたいひととは、

駆け引きやこだわりは捨てて

一緒にいられるようにするのがいいと思う。

我慢もしすぎないように。


大好きなひととは、

どんな関係性でも

一緒に生きていけるように。

邂逅

まったくの謎なのですが

最近なぜかここを訪れてくださる方が多いです。

どなたか存じませんが、どうもありがとうございます。


それで、携帯だと閲覧された記事の上位10位までが見られるんだけど

自分でもぜんぜん覚えていない出来事や想いをかきとめた記事を改めて読ませてもらっています。

なんでそんな古い記事まで見ていただけているのか、これもまた深い謎ですが。


どうやらこのブログも15年目に入ったようで

（とりたてて強い意志もなく、だらだらと想いのはけ口にしてきただけなんですが）

最初の頃に書いてた記事が出てきて読むと

もう若すぎて恥ずかしくて叫びたくなります。

というか軽く叫んでます…。

削除したいけど、まぁそれも私だし…。

落ち着いてきたな、と自分でも思ったり笑


なぜこんなことを書き始めたかというと、

その上位の記事のなかに、大学院の入試前日の記事がありました。

祖父母の家に泊まって翌日東京で入試を受けて、その足で京都に向かい、別の大学院の入試を受けました。

当時は祖父もまだ生きていて。

本当は今年の３月末に祖父と祖母に大学院での勉強を無事に終えた報告をしに行く予定だったんですが、

コロナウィルスを祖母に移してしまうことが心配で中止し、まだできていませんでした。

大学院の入試のときに、お世話になったことも、すっかり忘れて。

折しもちょうど今週末、お墓参りに行こうと思っていたんですが、その前に思い出させてもらえてよかった。

ずっと応援してくれていたけど、実際にどうやって応援してくれていたかを目の当たりして、涙が出ました。

その記事を読んでくれた方、私にも読ませてくれて、本当にありがとうございます。


91歳の祖母は、最近ラインでビデオ通話ができるようになり、それを通じて報告はしましたが、

早く直接顔を見て報告しに行きたいと、改めて思いました。

報告は置いといたとしても、会いたい。

ずっと会いたい会いたいと思ったり、ここにもそう書いたりしているひとの一人が、祖母です。


祖父から最期にもらったのは、「がんばって」ということばでした。

声もほとんど出ず、息も苦しいなか、しっかりと目を見て伝えてくれた。

博論がんばるね、と私が言った後だったので、博論がんばって、っていう意味が強かったと思うし、

これからの人生がんばって、という意味でもあったと解釈して大事にしまっています。


６月23日は沖縄戦の慰霊の日で、初めて戦争体験を証言してくださった金城節子さんの記事を読みました。

ご家族11人で逃げて、ご自分ひとりだけが生き残ったそうです。

当時８歳だった金城さんが、

弟たちの頭に銃弾が貫通するのをそばで見たこと

亡くしたご家族をその都度埋葬して、逃げ続けたこと

戦後は、ご家族と一緒に逃げたその道を、大行進で歩き続けてきたことなどが書かれていました。

大切なご家族に対する想い、金城さんを守ろうとしたご家族の想い、金城さんの平和への想いを

私もしっかりと受け取って、伝えていきたいと、今日改めて思いました。


ご縁に心から感謝します。

どうもありがとう。

fog

ずっとこういうものを抱えて生きてくのかと

渇いた気持ちでいたら

過去の自分のことばにすこし潤いをもらった


気付いてなかったけど

いつだって渇いてた笑


あきらめて一緒に生きてくしかないね

まぁそれでいいか

雨

ぜんぜん足りない。

もっと堅く結びたい。

＊

在りたい自分で在ろうとするだけ。

20200618

今日から来月12日まで水星逆行か。

ちょっと苦手。

過去とつながれるとこだけは好きだけど。

待つのは得意じゃない。

＊

だらだらごろごろぐだぐだしてたい。

ずーーと好きなことだけしてたい。


「こうしよう」と思ってることに口出しされるのが一番いやだなと、最近つよく思う。

そういうのを頑固っていうんだろうか。

にこって笑って相槌うって、一瞬その案の採用も考えるぐらいの余裕が欲しい。

言われたときの精神状態や相手にもよるのかな。

＊

生きようとした命

救ってもらった命

自分で終わりにした命

忘れられた命

耳にするひとつひとつのできごとに心がざわついて仕方ない。

＊

せっかく早めに仕事終わらせられそうなのに

無意識に余裕を察して自分を追いつめている。

結果まだほぼ手つかず。

＊

厭世的というか

退廃的というか

斜に構えるというか

たまに陥るこの心理状態はなんて呼べるのか、昔からずっと考えている。


たまに陥るというのはすこし違っていて、

常に心の底に泉みたいにずっとあって、

普段はその上に心を占めるいろんなことの層が雲みたいに重なってるんだけど

あるとき雲がぜんぶさーっと晴れて、泉だけがただそこにある、みたいな感じになる。


小学校の中学年ぐらいのときに、「毒舌」って言われたことを最近よく思い出す。

言われて初めて知ったことばだった。

私が「毒舌」なことと、そのことばを知ったときに感じた気持ちも、この泉の一部なのかもしれない。


「元ヤン」とはたぶん関係ない。

ちがうし笑

でもすこしは関係あるかもな。

喧嘩上等ではないけど。


「くだらねえとつぶやいて　さめたつらしてあるく」

っていうのは昔もらったことばだけど

言い得て妙だと思う。

ただちょっとだけなにかちがう気がするんだけど

これ以上にうまく説明できることばを今のところ見つけられていない。

宮本さんの詞だね。

気が付いたの最近だけど笑


こういうこと書くと中二病とかいわれるんだろうな。

べつにそれでもいい。

こういうものを抱えて生きてることは事実だし

だからこそつながれたご縁もあったと思う。

人に話そうと思ったことはないし

ことばにしてみたのも初めてだけど。

雑記

いろんな気持ちが浮かんでは消える。

ひとつひとつ捕まえておきたい気もするけど

なんだかおっくうでそのまま浮遊させてる。

＊

ついSNS見ちゃって、

はっと気づいたらずっとスクロールしてて

同じ話題に対する同じような意見ばっかり読まされてる。

偏った主張しか表示されなくなってるし

ぜんぜんわくわくしないことばかり。

なんだかうんざりしちゃう。

それぞれちゃんと考えなきゃいけない大切なことではあるんだけど。

＊

今自分が浸かってる価値観の世界から自分を引っこ抜いて

全然違う世界に放り投げたい。

もう６年以上それができてなくて

やっぱりちょっとしんどい。

抜け出したい。

＊

やりたいことをやれてない

会いたい人に会えてない

みたいな

この状況を「我慢してる」と認識していることで

ストレスが増えている気がする。

代わりに

「状況が落ち着いたらあれをする」

「安心して会えるようになったらあの子とたくさん話す」

とか思うと楽しい感覚にすり替えられていい。

＊

アーティストが自分のファンに向かって

「愛してるよ」って恥ずかしげもなく言ってたのが羨ましかった。

恥ずかしいのかもしれないし、ちょっと覚悟して言ってるのかもしれないけど。

私も自分の人生に関わってくれたひとたちみんなに対して「愛してるよ」って言いたい。

Do As InfinityのYesterday ＆ TodayのCメロ歌いだしの、まさにあんな感じで。

＊

あるアーティストのインスタライブで

ファンがたくさん「大好きです」「嬉しいです」「幸せです」

ってコメントしてて

「好き」が生み出すエネルギーに心打たれた。

鬱屈としたこの状況のなかで、強い光になる。

好きなことを友人と話せる時間は、深い癒しだし、救い。

＊

なんだか心がひりひりしている。

sailing away

気温のせいで暑いのか、体温が熱いのかよくわからない。

＊

いざとなったときに、パッと手を引っ込められてしまいそうな不安感がある。

ずっと手を差し出していてほしいからよけいそう感じるんだろう。

本当のところ、どんなひとかまだよく分かってないのかもしれない。


一般的なことばで「友達」「友人」「親友」と表される相手に私が求めるものは、安心感なんだろうな。

自分はそういう存在になれているのかな。

大好きで、大切なひとたち。

会いたいな。

Light

目の前をただよう甘い雲をつかもうとしないで

足元から射す強い光を感じながらすすみたい。

Alicia Keys / Underdog

Alicia Keys / Underdog