紫の朱を奪う

日々の随想

ex

2014-07-28 15:01:15 | 日記


目を向けるのは、過去じゃなくて、今。

そして、きっと、未来。

『昨日の私は他人です』

と表現したひとがいた。

思わず吹き出したけど、自己防衛にならない限り、

そういう気持ちで変わり続けていたい。



大切な思い出、大事にしてきたもの、してもらったこと、

そういうものに育ててもらって今、集まったものやひとたちと生きている。


目の前の出会いに、そしてそこまで導いてくれた出会いの裏にあるみえないたくさんのつながりに感謝したい。

そしてそれを心から受け入れられるようなみずみずしい寛容さをもっていたい。

『昨日の私が他人』なあなたを、受け入れ続けていけるやわらかい想像力とあいを。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絵巻

2014-07-11 23:34:11 | 日記
締め切りが近くて

精神的に追い詰められていた今朝

いつもは通らない道を通ったら道を間違えた。


そうして通りかかった八百屋さんでミニトマトを売っていて

初めてだったけど自転車から降りてミニトマトを手にとった。

足の悪いおじいちゃんがゆっくり歩いて私のところまで来てくれて

私はミニトマトをふた袋分買った。

おっちゃんはありがとうって言ってた。


止めた自転車の前のショベルカーに休憩してる人が乗っていて

彼女と携帯で連絡でもしてるのかな、きっと気の強そうな相手かもな、とか思った。

その後向かいから歩いてくるたくさんの工事現場で働くひとたちとすれ違った。

気付いたら、いつも通る交差点にでていた。


すれ違うひとたちの顔をじっとみていたら、

それぞれが生きている姿がすごく愛しくなって、

中高生が空をみて「泣ける」って言うのってこういう感じだったかなって思った。


一生懸命に生きている。


いつか歴史の1ページになって、きっと私たちがこうして生きていたことは誰もがしらなくなるけれど

きっと私がおもったことや、おっちゃんたちが頑張っていたことは

だれかの心の造作や所作とかの、だれかの生を受け継いでいるとは意識的には気付かないようなところで

受け継がれていくだろう。

それが私であり、あなたでもあって。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする