紫の朱を奪う

日々の随想

鳴弦

2021-10-26 23:37:39 | 日記
想像力が足りないな。

自分の経験には限界がある。

だれかに寄り添いたいと願うとき、

経験したことであればきっと相手に深く届くことばを持っていて、

ことばではない方がいいと知っていたら態度で示すことができる。

足りない経験を補うことができるのは、

だれかから聞いた話やどこかで読んだ話を踏まえて

いかに想像力を働かせることができるかなのだろう。


一瞬でたどり着けるわけじゃなくて積み重ねも必要なのだとしたら

きっといま生み出してしまう痛みもその大切なひとつの過程で、

いつか出会うひとにその分まで還せることを願っている。

*

直接的なことばをかける方法

無関係な話題を振って気にかける方法

ことばを使わずに物理的にそばにいる方法

ほかにもきっといろいろある。


やり方は間違うこともある。

手遅れなこともあるかもしれないけど、きっとだいたいのことは間違っていたら直せるはず。

間違いを正せる素直さを持っていたい。

一番根底にある想いが相手に届くことが大切。
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寒露

2021-10-16 22:13:49 | 日記
今の自分に足りないこと、自分に対する否定的な意見、そういうことばかりに心が囚われて自信を失うことがある。

そういうときはあちらもこちらもうまくいかなかったりしてさらに気持ちも落ちる。

いろんな価値観の下、自分の思う通りに生きているひとたちや、味方になってくれるひとたちの顏を思い浮かべてもなかなか心は晴れない、抜け出せない。



だけど、落ち着いて向き合ってみると、問題の事象について、否定的な評価ばかりではないことが見えてくる。

必ずしも肯定的ではないとしても、中立、あるいはそこまで興味がない。

自分自身もだれかに対して大なり小なり、流動的なそういう気持ちを抱きながら生きている。

それがだれかに、今私が感じているような感情を与えてしまったこともきっとあるはずで。



人との関わりが増えることは喜ばしいと感じる反面、難しさも実感する機会が増えてきた。


「失敗した」と落胆する機会も増えた。

そのたびに、「失敗は挑戦するから起きる。挑戦している証拠。次はうまくやれる」などと暗示をかけてみたり。


期待を裏切られる機会も経験するようになった。

相手の状況を思い浮かべて頭で理解を示せても、心の底ではなかなかうまくいかないこともある。

全く時限が違うけれど、ネルソン・マンデラさんのように赦せるひとになりたいので今一番精進したいこと。

たぶん冒頭のような他人のことも、自分のことも。


今回の一番の反省は、相手の話を最初に全部聞けなかったことだと思う。

寛容な心でゆったりと受け入れられる人になりたい。


あとは自分を信じること。

根拠がなくても、信じること。


根拠はたぶんあるのかな。

出会ってきたひとたちを信じることになるのかな。
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