胚移植をした火曜日は、満開の桜の1日を過ごせて幸せな気持ちでした。
今週は更にもう1つ感動的な出来事に遭遇・・
友人に誘われて、20数年ぶりに横浜でミュージカルを観ました。
劇団四季の
「CATS」です。
ロングラン・ミュージカル、メモリーという曲が有名、
という知識しか持ち合わせないまま、さほど期待もせずに出掛けたのですが・・
空間、演出、衣装、個性的な猫達、どれも魅力的で引き込まれましたが、
いちばん心惹かれたのは、年老いた娼婦猫・グリザベラが"Memory"を唄う場面。
すごく感動してポロポロ泣いてしまいました。
友達も、同じ列に座っていた女性客も皆ハンカチで涙を拭っていました。
私が観た日は、佐渡寧子(さどやすこ)さんという方がグリザベラ役でした。
心と体の内部から震え湧き上がるように歌詞を口ずさみ、
暗闇の世界に生きる猫が"明日の希望"を信じて気高く懸命に唄う姿に
とても心を奪われました。
ストーリーやMemoryには人間の普遍的なテーマが織り込まれていると思います。
みんなが泪してしまうのは、それぞれの気持ちに重ね合わせて観ているからですね・・
ノラ猫ちゃん達のように勇気を持って心を開き、明日に想いを馳せながら生きていきたいな。
実際の「キャッツ~メモリー~」を鑑賞するのが一番だけれども、
次に観るまでの間、感動の一編を書き留めてみたいと思います
下記訳詞はブロードウェイでElain Paigeさんが歌う動画(You Tube)よりの抜粋です。
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♪ Memory ♪
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー、作詞:T.S エリオット(訳詞:不明)
夜明け ひまわりとバラをごらん
花びらの露が消えて バラはしぼんでいく
ひまわりのように 太陽を向いていたいと願う
私は待っている 夜明けを
メモリー(思い出) 月光に顔を向けて
思い出が誘うままに 心を開き昔を思って
もしもそこで 幸せの意味を知ったなら
新しい命が始まる
メモリー(思い出) 月明かりの下 たった一人
昔を思えば笑顔になれる あのころ私は美しかった
忘れない 幸せの意味を知っていたあのころ
だから 思い出をよみがえらせて
くすぶっていた日々が 燃え尽きて
息が詰まりそうな 冷たい朝の空気
街灯が消え また夜が終わり
新しい日が始まる
夜明け 日の出を待っていよう
新たな命に思い出をはせよう あきらめちゃいけない
夜が明ければ 今夜のことも思い出になり
新しい日が始まる
・・・
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http://www.youtube.com/watch?v=xCbmkezy6x0&feature=related
↑上記訳詞が観られる動画(ブロードウェイ版)です。
結末を予感させる場面が最後の方に出てくるので、
これからCATSを観ようとされている方は再生しないほうがベターです。
代わりに下記リンクがおすすめです。
メモリーの歌部分のみの動画で、訳詞は上記とひと味違ったものになっています!
http://www.youtube.com/watch?v=P3X2JJ5NUsY
↑劇団四季・浅利慶太さんの訳詞。
日本の舞台用なのでよりしっくり来るかと思います。
早水小夜子さんという方がテレビセットの中で唄っています(You Tube)。